全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.03 7月3日 もてぎ
RACE DATA
■大会名称:2011全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦もてぎ大会
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2011年7月3日(日)
■開催地:ツインリンクもてぎ(4.801km)
■天候:曇り ■コース:ドライ
■(第1レース)周回数:18周 ■出走台数:26台 ■完走台数:23台
■(第2レース)周回数:18周 ■出走台数:26台 ■完走台数:24台
■PP(第1レース):秋吉 耕佑(1分50秒348/Honda)
■PP(第2レース):加賀山 就臣(1分49秒840/Suzuki)
■FL:(第1レース):秋吉 耕佑(1分49秒636)
■FL:(第2レース):秋吉 耕佑(1分49秒837)
REPORT
中須賀克行が第1レース3位表彰台、第2ヒートは4位
東日本大震災により被災したツインリンク。今回のMFJ 全日本ロードレースが、その復興第1レースとなった。ヤマハYZF-R1を駆るYSP Racing Team with TRCの中須賀克行が出場するJSB1000クラスは2レース制で行われた。
好天に恵まれた7月2日(土)のノックアウト方式予選。Q1での順位が第1レースのスターティンググリッドに、Q3での順位が第2レースのスターティンググリッドになった。中須賀はQ1とQ3で4番手となり、レース1、レース2ともに4番グリッドからのスタート。
3日、午前の第1レースでは、好スタートを切った加賀山就臣(スズキ)、秋吉耕佑(ホンダ)に続いて中須賀は3番手で第1コーナーに進入。しかし中須賀は2周目に高橋巧(ホンダ)にパスされる。さらに3周目にトップに立った秋吉がペースを上げると、加賀山はこのペースアップついていけたが、高橋と中須賀は遅れをとってしまい、ここでトップ集団と3位争いのセカンドグループに分かれてしまった。9周目、2位を走行していた加賀山がS字で転倒。これで高橋が2位に、中須賀は3位に上がるが、この段階でトップ秋吉には約6秒の大差となっていた。この後、上位陣に大きな順位変更はなく、秋吉が独走優勝、中須賀は高橋に次ぐ3位でチェッカーを受けた。
午後の第2レースのスタートは、レース1と同様に加賀山がホールショットを奪い秋吉、中須賀、高橋の順で第1コーナーをクリア。この順位は3周目まで続くが、4周目に秋吉が加賀山をパスしてトップに立ち中須賀は、高橋にパスされて4位へと後退。この後、レース終盤で高橋が2位の加賀山に迫るが、上位陣に順位の変動はなく、中須賀は4位でレース2を終えた。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 秋吉 耕佑 | F.C.C.TSR Honda | Honda | 33'18.621 |
2 | 高橋 巧 | MuSASHiRTハルク・プロ | Honda | 33'25.171 |
3 | 中須賀 克行 | YSPRacingTeamwithTRC | Yamaha | 33'38.186 |
4 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'50.642 |
5 | 出口 修 | エヴァRT初号機トリックスターFRTR | Kawasaki | 33'59.607 |
6 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | Suzuki | 34'02.666 |
7 | 今野 由寛 | MotoMap SUPPLY | Suzuki | 34'29.295 |
8 | 東村 伊佐三 | RS-ITOH&ASIA | Kawasaki | 34'29.800 |
9 | 徳留 和樹 | Honda鈴鹿レーシングチーム | Honda | 34'35.348 |
10 | 清水 郁巳 | ホンダドリームR・T 高崎B'WISE R・T | Honda | 34'45.512 |
11 | 須磨 貞仁 | CONFIA HMF | Aprilia | 34'58.489 |
12 | 須貝 義行 | チームスガイレーシングジャパン | Ducati | 35'00.015 |
13 | 澤村 元章 | 磐田レーシングファミリー | Yamaha | 35'14.333 |
14 | 中村 知雅 | チーム トモマサ | Honda | 33'20.853(-1Lap) |
15 | 奈須 勉 | 奈須鈑金・オートサービスTAMAGAWA | Honda | 33'28.082(-1Lap) |
16 | 井上 健志 | 炎R 14 | Honda | 33'28.283(-1Lap) |
17 | 戸田 隆 | G-TRIBE | BMW | 33'28.598(-1Lap) |
18 | 北口 浩二 | クラウン警備保障RACING | Honda | 33'28.843(-1Lap) |
19 | 吉井 秀美 | JUMBO CLAY FOC | Suzuki | 33'42.238(-1Lap) |
20 | 塩原 弘志 | キントウンアンドオヤジグミ | Suzuki | 33'49.998(-1Lap) |
21 | 吉広 敦 | CLUB NEXT &中村Eng | Honda | 33'53.733(-1Lap) |
22 | 原田 洋孝 | RS-ガレージハラダ姫路! | Kawasaki | 33'58.880(-1Lap) |
23 | 片平 亮輔 | 8810R with MCR | Honda | 34'03.624(-1Lap) |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 秋吉 耕佑 | F.C.C.TSR Honda | Honda | 33'16.917 |
2 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | Suzuki | 33'21.868 |
3 | 高橋 巧 | MuSASHiRTハルク・プロ | Honda | 33'21.923 |
4 | 中須賀 克行 | YSPRacingTeamwithTRC | Yamaha | 33'31.556 |
5 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'42.539 |
6 | 出口 修 | エヴァRT初号機トリックスターFRTR | Kawasaki | 34'01.522 |
7 | 徳留 和樹 | Honda鈴鹿レーシングチーム | Honda | 34'15.947 |
8 | 須貝 義行 | チームスガイレーシングジャパン | Ducati | 34'27.570 |
9 | 今野 由寛 | MotoMap SUPPLY | Suzuki | 34'33.157 |
10 | 清水 郁巳 | ホンダドリームR・T 高崎B'WISE R・T | Honda | 34'47.971 |
11 | 藤田 拓哉 | DOG FIGHT RACING・YAMAHA | Yamaha | 34'49.823 |
12 | 須磨 貞仁 | CONFIA HMF | Aprilia | 35'03.698 |
13 | 北口 浩二 | クラウン警備保障RACING | Honda | 35'07.491 |
14 | 澤村 元章 | 磐田レーシングファミリー | Yamaha | 35'10.652 |
15 | 戸田 隆 | G-TRIBE | BMW | 35'10.993 |
16 | 片平 亮輔 | 8810R with MCR | Honda | 35'22.902 |
17 | 東村 伊佐三 | RS-ITOH&ASIA | Kawasaki | 33'20.336(-1Lap) |
18 | 井上 健志 | 炎R 14 | Honda | 33'25.090(-1Lap) |
19 | 奈須 勉 | 奈須鈑金・オートサービスTAMAGAWA | Honda | 33'25.341(-1Lap) |
20 | 中村 知雅 | チーム トモマサ | Honda | 33'26.032(-1Lap) |
21 | 谷 誠士郎 | BMS RACING | Honda | 33'26.642(-1Lap) |
22 | 原田 洋孝 | RS-ガレージハラダ姫路! | Kawasaki | 33'28.448(-1Lap) |
23 | 吉井 秀美 | JUMBO CLAY FOC | Suzuki | 33'39.264(-1Lap) |
24 | 吉広 敦 | CLUB NEXT &中村Eng | Honda | 34'14.620(-1Lap) |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 秋吉 耕佑 | Honda | 75 |
2 | 高橋 巧 | Honda | 60 |
3 | 中須賀 克行 | Yamaha | 60 |
4 | 加賀山 就臣 | Suzuki | 53 |
5 | 柳川 明 | Kawasaki | 47 |
6 | 出口 修 | Kawasaki | 45 |
15 | 澤村 元章 | Yamaha | 15 |
16 | 武田 雄一 | Yamaha | 12 |
18 | 藤田 拓哉 | Yamaha | 11 |
COMMENT
中須賀克行選手談(3位/4位)
「ウイークを通して、アベレージタイムが上がらなかったので、決勝レースでの苦戦は覚悟していました。こうした状況で、第1レース3位、第2レース4位という結果は、ベストを尽くせたと思っています。次戦は、8月28日のスポーツランドSUGOで、全日本ロードレースは開催期間が空きますが、この間にテストをして、いい形で後半戦に入りたいです」
平忠彦チームマネージャー談
「心配されていた天候でしたが、予選、決勝ともにドライ路面で戦うことができました。マシンの仕上がりも順調で、現状で中須賀選手はベストを尽くしてくれました。次戦までは、約2ヵ月のインタバールがありますが、後半戦の開幕レースで、いい戦いができるよう準備を整えて迎えたいと思います」
岸 直美監督談(YSP三郷)
「第1レースで3位、第2レースで4位と、応援団も中須賀選手の活躍に喜んでくれました。今回は2レース制で、中須賀選手は、それでなくても時間がタイトだったと思うのですが、朝早くから応援団との撮影に快く応じてくれて、とても身近に感じられる存在になりました。 監督として、決勝レース直前のスターティンググリッドに立てたことは、本当に緊張しましたし、同時に感動しました。全日本ロードレースは、まだまだ続きますが、これからもみんなで応援しますので、頑張っていただきたいです」