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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.05 7月21日 東北

RACE DATA

■大会名称:2019全日本モトクロス選手権第5戦東北大会
■開催日:2019年7月21日(日)
■会場:藤沢スポーツランド(岩手県)
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート

REPORT

全8戦で行われる全日本の後半戦最初のレース、第5戦東北大会が岩手県の藤沢スポーツランドで開催された。予選の土曜日は真夏の暑さとなったが、決勝の日曜日は曇りで気温も下がり涼しい環境となった。最高峰クラスのIA1では「TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING」からYZ450Fで参戦する#8岡野聖がヒート1で4位とすると、ヒート2では自身初となる3位表彰台を獲得して総合3位。IA2では「YAMALUBE RACING TEAM」の2人が躍動。ヒート1では#36大倉由揮が2大会連続となる優勝で今季3勝目、#37鳥谷部晃太が3位表彰台。ヒート2では、鳥谷部が2ヒート連続での3位表彰台を獲得すると、総合成績では大倉が2位、鳥谷部が3位とトップライダーとしての力を存分に発揮した。またレディースは「TEAM KOH-Z」の#6本田七海が、ホール・トゥ・ウィンで2戦連続優勝を果たし今季3勝目あげ、今大会もヤマハライダーが多くの表彰台を獲得することとなった。

IA1ヒート1:岡野選手が表彰台に迫るも4位

TEAM YAMALUBE YAMAHA RACINGの#8岡野聖が、大目標である表彰台を狙い3番手争いを展開したが惜しくも一歩届かず4位でレースを終えた。

スタートは1-2コーナーで中団に埋もれたが、1周目の内に挽回。#114成田亮(ホンダ)、#400山本鯨(ホンダ)、#51深谷広一(スズキ)、#44小島庸平(ホンダ)に続く5番手につける。

ターゲットは表彰台、上位の成田、山本には逃げられたが、3番手の深谷とは約5秒差の位置につける。前半はこの状態が続いたが後半に入ると徐々に縮まり、ここで小島が仕掛けて3番手へ。岡野もその小島を追うように深谷をかわして4番手とする。これで小島がターゲットになるが、ここからペースが上がらず勝負できる位置まで近寄ることができない。

それでも終盤に入り、小島が2番手の山本とバトルを展開する中で接近していったが1秒差を妻切ることができず、表彰台にあと一歩に迫る4位でレースを終えた。

IA1ヒート2:岡野が3位で自身初となるIA1クラスの表彰台を獲得

2018年からIA1挑戦を開始。表彰台に近い位置でレースを続けてきた岡野だったが、このヒート2でついに3位を獲得。IA1で初となる表彰台を獲得した。

岡野は好スタートから成田、山本に続く3番手で2周目に突入すると、トップ2とほぼ同様のペースで4番手以下を引き離しながら3番手でレースを進めた。

しかし後半に入ったところで走行中にミスが発生。これで成田、山本から離されるとともに、走行のリズムも崩してしまい徐々に二人から離されてしまう。それでも後方4番手との差は大きく、後半は表彰台圏内を確実なものとするためポジションキープの走りに戦略をチェンジすると最後まで危なげない走りで3位でチェッカー。自身初となるIA1の表彰台を獲得するとともに、総合成績でも山本、成田に続く3位を獲得した。

IA2ヒート1:大倉がバトルを制して今季3勝目、鳥谷部は3位表彰台!

前回のSUGO大会で各ヒートの優勝を分け合った「YAMALUBE RACING TEAMの2人。今回も#36大倉由揮と#37鳥谷部晃太がともに好スタートからテール・トゥ・ノーズの激しいトップ争いを繰り広げ多くの観客を魅了した。

レースはスタート直後の1コーナーでマルチクラッシュが発生し赤旗・再スタート。2回目のスタートでは#49手操将志(スズキ)がホールショット。これに鳥谷部が続いて2番手、大倉が3番手につける。この中で地元の鳥谷部が序盤から積極的なレースを展開。じりじりと手操に迫って4周目にトップに浮上すると、大倉もこれに合わせるようにポジションアップ。これでYZがワンツー体制になるとさらにレースは動く。5周目、大倉が仕掛けて鳥谷部をかわしトップに。しかし鳥谷部も大倉を離さず、2人は1-2秒差という緊迫した状態を保ったままレースを進めていった。

そして終盤に入り流れが大きく変わる。#386横山遥希(カワサキ)がハイペースで2人を追い上げプッシュしはじめ、これで三つ巴のトップ争いに。2人から逃げる大倉、鳥谷部は大倉を追い上げながら後方の横山をブロックしながらのレース。特に鳥谷部は優勝を見据えて大倉に随所でアタックを繰り返すが、大倉選手も巧みに応戦する。

そしてラストラップ、鳥谷部を抑えた大倉が最終コーナーをトップで駆け抜け、フルスイングのガッツポーツでチェッカーを受けて優勝、今季3勝目を獲得。その後方では、鳥谷部と横山がビッグテーブルトップを並んで通過するが、フィニッシュライン直前で鳥谷部はかわされ、横山が2位、鳥谷部が3位でフィニッシュとなった。

IA2ヒート2:鳥谷部が3位、2ヒート連続表彰台、大倉は4位

地元東北の鳥谷部が、今シーズン初となる2ヒート連続で3位を獲得。自身初となる2ヒート連続表彰台を獲得した。

レースは横山が好スタートを切り、これに手操、#81平田優(ヤマハ)、鳥谷部と続く展開。大倉は若干後方の8番手で1周目を終える。鳥谷部は2位グループの最後尾で、前を走る2人を追うが平田とは2-3秒差の状態でレースを進めた。

後半に入る頃にはトップの横山は独走態勢に、一方2位争いは平田がまず仕掛けて手操を攻略。これをきっかけに鳥谷部も手操をかわして3番手に浮上する。これで鳥谷部は平田の攻略へ挑むこととなったが、平田のペースは落ちることなく、鳥谷部はペースが上がらず勝負できまま周回を重ね、最後まで勝負できなまま3位でフィニッシュとなったが、自身初の2ヒート連続表彰台で地元のレースを締めくくった。

大倉は、序盤で素早くポジションを回復し鳥谷部の後方5番手につけるが、鳥谷部ら2位グループのペースも速く追いつけない。それでも終盤に入ると徐々に差を縮め、順位を落とした手操に迫り約3秒差でラストラップを迎えると、諦めることなくYZをプッシュしてテールに迫ると、最終コーナーで手操を逆転し4位でレースを終えた。

レディース:本田がSUGOからの連勝で今季3勝目

#6本田七海の勢いがとまらない。開幕戦の九州大会、そしてSUGOでは2勝目をマークした本田が、ここ東北大会でも優勝。今季3勝目をあげランキングトップを堅持した。

レースは本田の完璧なホールショットでスタート。1周目をトップで通過するが2番手に#2川井麻央(ホンダ)、その後方には#4竹内優菜(ホンダ)、さらに#5久保まな(ハスクバーナ)とお馴染みのメンツが本田に続いた。しかし本田は序盤で後方とのマージンを作るとともに、運も味方につけた。

前半の内に、久保、川井が転倒して後退し。さらに2番手に上がった竹内が猛追を見せて徐々に本田との差を詰めてきたが、序盤に築いたギャップもあり勝負させることなくきっちりと逃げ切り優勝。自身初の連勝、そしてシーズン3勝目を獲得し、ランキング上でもリードを広げることとなった。

IA1 RESULT Heat.1

IA1 RESULT Heat.2

IA1 RIDERS RANKING

IA2 RESULT Heat.1

IA2 RESULT Heat.2

IA2 RIDERS RANKING

COMMENT

TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING
岡野聖選手談(IA1:4位/3位:総合3位)

「IA1での表彰台獲得が一つの目標だったので達成できてうれしさはあったし、ホッとしています。このヒート2はトップ2にもついていけたのですが、中盤にミスがありそれをきっかけにゴーグル内に汗が入るトラブルに見舞われて視界を失い、ペースを落としまいました。勝負できるわかりませんでしたが、もう少し2人についていくことができればよかったと思います。ヒート1はスタートを失敗しましたが、3位が見える位置でレースができていました。それでもセッティングとライディングが噛み合わずペースを上げられない状況でした。また後半に入り深谷選手が順位を落としてきたとき、かわすのに時間がかかりましたが、これが最後まで響き3位にチャレンジできませんでした。次回は9月の近畿大会。ここは地元なので長いインターバルを使ってしっかり準備し、表彰台ではなく次の目標となる優勝を狙っていきます」

佐藤光幸談(チームディレクター)

「岡野選手にとって得意ではないコースでしたが、1・2位のライバルには届きませんでしたが、一つの目標であった表彰台を本人の実力で掴んでくれました。ライダーも同じでしょうが、チームもホッとしています。ヒート1のスタートはよくなかったのですが、走りは本人が言うほど悪くはなかったので、この状態であればスタートが決まればいけると思っていたので予想通りの結果です。チームとしてはSUGOから藤沢にかけてマシンをアップデート。スタートの成功率が上がっていますが、これはエンジンやタイヤ、ライディングは車体のセッティングで向上が確認できています。次はステップをあげ表彰台を最低限とに優勝が目標となります。岡野選手の得意な名阪でもあるし、チームとしてもさらなる向上に向けたアイディアがあるのでしっかりと目標を見据えチーム一丸となってがんばります」

YAMALUBE RACING TEAM
大倉由揮選手談(IA2:優勝/4位:総合2位)

「ヒート1はすぐに3番手に浮上。そこから横山選手が来ると思っていたので、それまでに前に出て逃げ切ろうという戦略でした。予定通りトップには立ったのですが、ラインどりに苦戦してライバルに勝負できる状況を作ってしまいました。終盤は横山選手も来ていることがわかったので焦りましたが、ミスなく、鳥谷部選手のアタックをブロックすることを集中。勝ち切れたのはうれしいですが、やはりヒート2に不安の残る内容でしたし、それがヒート2の成績につながってしまった感じです。そのヒート2はスタートで遅れて1周目を8番手。すぐに5番手としましたがそこからペースが上がらず上位に離されました。ただ上位が後半ペースを落とすなかで自分は最後までペースが安定していたことで、順位を落とした手操選手に追いつき、最終ラップでかわすことができました。次は地元の名阪。昨年は不甲斐ない結果だったので、今年はインターバルでしっかり準備して両ヒート優勝を目指します」

鳥谷部晃太選手談(IA2:3位/3位:総合3位)

「SUGOに続く地元大会。ここも気合を入れていました。ヒート1はスタートが悪く、赤旗再スタートに助けられました。2回目のスタートはうまく決まり大倉選手にはかわされましたが、勝負できると思っていたし、実際並びかけるシーンもあったのですが、一歩及びませんでした。ラストラップは後ろに横山選手がきていることはわかっていましたが、かわされたのは前を狙うのではなく抑えにいったのが原因だと思います。ヒート2は3番手でスタート、2コーナーでミスがあり後退して5番手。後半に4番手に上がり、平田選手と勝負したかったのですが、その時点で体力的にきつくて3位をキープするので精一杯でした。本来はもう一つ、二つ上を狙っていたので残念ですが、SUGOの後に掲げた両ヒートを揃えるという目標を達成できたのはよかったです。それでも前半の速さ、後半での勝負強さなどの課題はあるので、次の名阪に向けさらにハードにやっていきたいと思います」

TEAM KOH-Z
本田七海選手談(レディース:優勝)

「ホールショットはよかったし、ペース自体も悪くはなかったのですが、後方のライバルのことが気になっていました。だからペースを上げるのではなくミスなく走ることを意識していました。すると川井選手が転倒して後退。これで気持ちに余裕ができたのですが、それが気の緩みになり今度は竹内選手に詰められました。少し焦りましたが、ここでもミスなく確実にと心がけたことで逃げ切ることができました。また予選は3番手から挽回しトップだったのですが、それも大きな自信になり決勝の走りにつながったと思います。次は地元の名阪です。ライバルよりも乗り込みができると思うのでさらに強くなり、公式練習から勝てないと思わせるような走りができるよう準備し、3連勝を目指します」

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