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全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.03 6月2日 中国

RACE DATA

■大会名称:2019全日本モトクロス選手権第3戦中国大会
■開催日:2019年6月2日(日)
■会場:広島・世羅グリーンパーク弘楽園
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■観客数:2,559人

REPORT

2019年6月2日(日)、シーズン第3戦が広島県・世羅グリーンパーク弘楽園にて開催され、「TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING」の♯8 岡野聖が4/8位として総合5位を獲得。ユースチームとなるIA2の「YAMALUBE RACING TEAM」の♯36大倉由揮はヒート1で2位、そしてヒート2ではIAにて初勝利を飾り総合優勝。♯37鳥谷部昇太は9/23位で総合14位。レディースクラスはTEAM KOH-Zの本田七海がヤマハ勢トップの4位でゴールした。

IA1

ヒート1:岡野が追い上げて4位でチェッカー

「TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING」の岡野聖は、砂埃りで視界が悪かったことに加え、転倒でハンドルが曲がってしまい思うように走れず予選は14番手。しかし決勝ヒート1では表彰台に迫る4位でチェッカーを受けた。

ヒート1では中央付近のグリッドを選んでスタートすると、岡野は7番手で第一コーナーへ。1周目をそのまま7番手で回ってくると、2周目には前を行く大塚豪太(ホンダ)らを捕らえて5番手へと順位を上げる。周を追うごとにタイムを縮める岡野は、5周目に入ると4番手の横澤拓夢(ホンダ)に迫り、最終コーナー手前でパス。約4~5秒差で前を行く小方誠(カワサキ)と山本鯨(ホンダ)を追うが、その差はなかなか縮まらない。さらに必死にくらいついていこうとするも、岡野は第3戦前に膝を負傷。万全の体調ではなかったこともあり、10周目にはややタイムが落ちはじめて3番手との差が開いてしまう。

残り2周となると後方からは横澤と、序盤11番手から猛追してきた深谷広一(スズキ)が迫ってきており、岡野は順位アップしたいという攻めの気持ちとともに後方からは強いプレッシャーがかかるという状況に。だがそのなかでも岡野は冷静に状況を判断し、4位をキープしてフィニッシュした。

なお、「bLUcRUレーシングチーム鷹」の星野優位はオープニングラップの8連で転倒。リタイアとなっている。

ヒート2:スタートで出遅れたものの岡野は7位でチェッカー

ヒート1とほぼ同じ、中央辺りのグリッドを選んだ岡野は、スタートで集団に飲み込まれ、12番手で第1コーナーへと進入。そこから8番手まで順位を上げ、8連では星野裕(ホンダ)と北原岳哲(カワサキ)を一気にパス。6番手に順位アップした。しかし2周目に入ると星野と大塚豪太にかわされ、再び8番手へとダウン。ヒート1のように追い上げを図るがなかなかペースを上げることができずにいた。

さらに6~8番手争いは1~3秒差が続き、岡野がタイムを詰めて前を行く大塚をとらえられるかと思うと、後方の北原もまたタイムアップして岡野にプレッシャーをかけていくという場面が見られ、岡野はまず8番手をキープすることを念頭に周を重ねていった。残り2周となる16周目他者のアクシデントによって7番手に順位アップするとその位置を保ってチェッカーを受けた。

IA2

ヒート1:大倉が再び2位表彰台を獲得、鳥谷部は追い上げ9位

「YAMALUBE RACING TEAM 」の大倉由揮が開幕戦、第2戦に続き2位を獲得。鳥谷部晃太はスタートで出遅れたものの、追い上げて9位でチェッカーを受けた。

ヒート1、4番手で第一コーナーへと飛び込んだ大倉は、1ラップ目終了時点で6番手。しかし、4周目に8連が終わった直後のコーナーで田中教世(ホンダ)と大木汰一(カワサキ)を捕らえてパス。一気に3番手にまで順位を上げた。優勝目指して大倉はスロットルを開けるも、トップを走る大城魁之輔(ホンダ)とは約8~9秒とその差は大きかった。

まずは2番手にジャンプアップと大倉は道脇右京(ホンダ)を猛追して、何度か逆転を狙うがなかなかうまくいかず数周が過ぎていく。「このコースは抜くポイントが少ないので抜くならココという場所で何度か道脇選手に仕掛けましたが、うまくいきませんでした。でも逆転できると思っていましたし、残り2周に入ったのでもうココしかないと一気に攻めました」とジャンプ手前のコーナーでついに道脇選手をパス。その勢いのまま道脇選手を引き離していき2位でチェッカー。開幕戦、第2戦に続き表彰台を獲得した。

一方、鳥谷部選手は「現在の課題の一つです」というスタートが今回も決まらず、後方からの追い上げレースとなった。出遅れた分を取り戻そうと周を追うごとに速さを増していき、9位でフィニッシュした。

ヒート2:大倉が逆転でIA初優勝! 鳥谷部はリタイヤ

大倉がライバルに先行を許すも逆転でIAでは自身初となる優勝を飾った。鳥谷部は無念のリタイヤとなっている。

ヒート2、第1コーナーに6番手で飛び込んでいくと、大倉はすぐに2番手まで順位をアップ。前を行く大城を約2秒差で追いかけた。4周目にはその差を約1秒にまでつめると、5周目に、8連手前のコーナーで大城を捕らえて横並びの状態に。そこではパスすることができなかったが、同周最終コーナーにて大倉は大城を抜き、トップに浮上。大倉は勢いを増していき、大城を引き離しにかかる。

10周目には7秒にまで差が開いたがこの時本人はミスをしないようにこの状態をキープしなければいけない」と冷静にライバルとの差、コースの状況を判断しながら走っていたという。その冷静さは追撃してくる横山遥希のプレッシャーにも負けないほど。そして大倉はチェッカーまで安定した走りをみせ、自身初となるIA-2クラスのウィナーとなった。チェッカーを受けた瞬間、大倉は右手を大きく上げ喜びを表した。

鳥谷部は不調を引きずり、ヒート2でもスタートはうまくいかず。さらにライバルと接触してしまったことでハンドルなどが曲がってしまったため、緊急ピットイン。再びコースに復帰するも走行が難しくリタイアした。また、bLU cRU フライングドルフィン サイセイの♯42/浅井亮太選手が6位に入賞を果たしている。

レディース

本田七海がヤマハ勢トップの4位

熱い走りを見せるも転倒が影響してTEAM KOH-Zの♯6/本田七海は4位入賞。スタートから鬼気迫る様子でレースに臨んだ本田は1周目3番手となり、8連の先で先行していた竹内優菜(ホンダ)をかわす。その後すぐに抜き返されてしまったが、アグレッシブな走りは増していく。

まずは3番手を確固たるものにするべく、8連手前のコーナーで3番手争いをしていた久保まな(ハスクバーナー)に仕掛けるが、これによって接触してしまい本田は転倒。すぐに復帰するも5番手まで順位を落とした。その後、必死に前を追い、4番手まで順位を戻すものの、ライバルたちとの差を詰められず4位でゴールとなった。

IA1 RESULT Heat.1

IA1 RESULT Heat.2

IA1 RIDERS RANKING

IA2 RESULT Heat.1

IA2 RESULT Heat.2

IA2 RIDERS RANKING

COMMENT

TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING
岡野聖選手談(IA1:4位/7位:総合5位)

「スタートがあまり得意ではないのですが、ヒート1は勝負できる位置で抜け出せたので、最初から順位を上げていこうと思いました。ただトップ~3位までは離れていたので、まずは4位に照準を合わせました。そこまではポジションアップしたのですが、トップ集団のペースが速く、なかなか追いつくことができませんでした。ヒート2はスタートで集団に飲み込まれてしまったものの、1コーナーでうまく抜け出せたので、徐々に順位を上げて6番手まで追い上げたのですが、ペースを上げることができず、その後は攻めることがなかなか難しい状況になってしまいました。第3戦前に膝を負傷しており、体が万全の状態ではなかったこと、そのためマシンのセッティングを煮詰めることができなかったのがその理由です。ペースを上げられなかったのは悔しい気持ちでいっぱいですが、次戦以降やシリーズチャンピオン争いを考慮すると無理をするべきではないと判断しました。また、両ヒートともベストを尽くし、大きく順位を落とすこともなかったので、その内容は次戦以降、いい方向につながると思います。第4戦まで1ヶ月ほどあるので、その間に体調を万全にし、マシンのセッティングを煮詰め、トップ争いをできるように努力します。応援ありがとうございました」

YAMALUBE RACING TEAM

大倉由揮選手談(IA2:2位/1位:総合1位)

「ヒート1は4番手でスタートを切ったのですが、その直後に6番手まで下がってしまい、そこから追い上げる形となりました。3位までポジションを上げましたが、このコースは差をつめるのが難しく、なかなか2位を捕らえることができませんでした。残り10分でこのままだと抜けないと思ったので、さらにペースを上げて2位との差を詰めることはできたのですが、抜く場所が少ないこともあって前に出ることができませんでした。しかし、抜くならこのコーナーしかないと考えていたので、そこで抜くために段取りをして、残り2周ぐらいでアタックしました。それで前に出ることができましたが、トップのペースが速く2位でのゴールとなりました。ヒート2はオープニングラップから2位につけたのと、トップとの差が2秒ぐらいだったので、冷静にしっかり状況を見て走ろうと考えました。トップの走りを確認しながら、差を詰めていき、今だと思って5周目の最終コーナーで前に出て、その後もペースを上げて引き離すことができました。途中、2位の選手が追い上げてきて差を詰められましたが、このコースは抜くのが難しいというのをヒート1で実感していたので、その状況でも焦ることはありませんでした。その冷静な気持ちが勝因の一つだと思います。また、今回は特になんとしてでも勝ちたいという気持ちが大きく、前に前にとプッシュしていったのが優勝につながったと思います。トップでチェッカーを受けた瞬間は喜びというよりも、その実感が薄かったのですが、応援してくれる方々からのおめでとうといった言葉や声援に、ふつふつと喜びがわいてきました。みなさん、応援ありがとうございました!!」

鳥谷部晃太選手談(IA2:9位/DNF:総合14位)

「日曜日の練習走行でまずまずのタイムが出たので、その調子でレースに臨もうと考えていましたが、ヒート1は今シーズンの課題の一つであるスタートを決めることができませんでした。それで焦ってしまい、前半のペースがつかめず、順位をなかなか上げることができませんでした。今シーズンはまだ表彰台にさえ乗っておらず、第2戦を欠場したので、この第3戦できちんと結果を残さないといけないと強く考えていたのですが、気持ちばかりが先行してしまい、からまわりしてしまったのだと思います。ヒート2は、ヒート1と同じようにスタートを失敗し、そこでかなり焦ってしまいました。その焦りもあって2コーナーで他車と接触して、大きく順位を落としてしまったのと、ハンドルなどにダメージを追ってしまい、ピットインをしなくてはなりませんでした。コースに戻ってから気合を入れ直し、ここから立て直していこうと思って少しずつ順位を上げていきましたが、その矢先に転倒。再びハンドルなどにダメージを追ってしまい、リタイアという結果に終わってしまい悔しいです。次戦から2戦は地元でのラウンドとなるので、気持ちを切り替えて、表彰台に上がることをまず第一に、そこから巻き返しを図りたいと思います」

TEAM KOH-Z

本田七海選手談(レディース:4位)

「予選からあまりいいタイムを出せず、気持ちを切り替えて決勝のスタートで出ようと思っていました。でも結局うまくいかず、考えていた流れとは異なったことで焦ってしまったのだと思います。そこからレースを組み立て直すことができず、トップを追えば追うほど気持ちだけが先行してしまい、冷静に状況を判断できませんでした。転倒がありましたが、その転倒もわざわざあそこで仕掛ける必要はなかったと反省しています。スタートからチェッカーまで冷静さを欠き、転倒後にペースを上げられればよかったのですが、それもできず、情けないレースをしてしまったと悔しい気持ちでいっぱいです。今回の反省点を改善して、第4戦では練習走行からいい走りをしたいと思います。スポーツランドSUGOのコースは不得意ではないので、予選も決勝もトップでチェッカーを受け、優勝したいです」

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