本文へ進みます

AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 5月4日 デンバー

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第16戦デンバー
開催日:2024年5月4日(土)
開催地:コロラド州デンバ
会場:エンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイ

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、5月4日土曜日、コロラド州デンバーのエンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイで開催されたAMAスーパークロス450SX第16 戦で、粘り強い走りを見せてトップ5フィニッシュを果たし、タイトル争いを最終戦に持ち越すこととなった。ジャスティン・クーパーは難しいコンディションの中、力強いライディングを見せて6位でフィニッシュ。イーライ・トマックもトップ10フィニッシュを果たし、ポイントランキング3位タイでコロラド州をあとにした。

250SX West第9戦では、Monster Energy Yamaha Star Racingのネイト・スラッシャーが、4位フィニッシュを果たした。ジョードン・スミスもトップ5フィニッシュして好ポイントをあげて、タイトル争いに残った。

450SX
ウエブがトップ5フィニッシュし、タイトル争いに残る

ライダーたちは、トリッキーで滑りやすいコースコンディションに直面したが、ウエブは6番手で予選を終えた。続くヒートレースで素晴らしいスタートを見せると、2周目にトップに立ち、そのままレースを制した。続くメインイベントでウエブは思うようなスタートができなかったが、集中したライディングで追い上げ4周目までに7番手から5番手まで順位を上げる。レースが終盤に向かう中、ライバルたちが背後に迫って来るが、プレッシャーの中でも冷静さを保ち、トップ5フィニッシュを果たしてタイトル争いに残った。バーミンガムのヒートレースでクラッシュして負傷した親指をかばいながら戦ってきたウエブが見せた粘り強いパフォーマンスだった。ウエブはポイントリーダーと20ポイント差で来週末のシーズン最終戦に臨む。

クーパーは滑りやすいコンディションの中で堅実な走り出しを見せ、予選7番手、参加したヒートレースは6位でフィニッシュした。続くメインイベントではゲートピックが理想的ではなかったにもかかわらず、素晴らしいスタートを見せて3番手につける。その後、2周目にトマックの先行を許し、さらに4周目には6番手にシャッフルされる。もうひとりのチームメイト、ウエブの後方につけていたクーパーは、その後も力走を続けて6位でフィニッシュし、ランキングは7位に浮上した。

地元コロラド州でのレースに臨んだトマックにとって、残念ながらこの日の走り出しは厳しいものとなった。最初のプラクティスセッションでクラッシュし、親指を痛めたトマックは、予選を8番手で終えると参加したヒートレースでは4位に入った。メインイベントで好スタートを見せたトマックは5番手につけ、2周目には3番手まで順位を上げる。だが次の周に転倒を喫してしまう。8番手でレースに復帰したトマックは、10位でフィニッシュラインを通過。ランキングは3位タイでシーズン最終戦を迎える。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、ユタ州ソルトレイクシティのライス・エクルズ・スタジアムに向かい、5月11日に開催されるAMAスーパークロスシーズン最終戦の第17戦に臨む。

250SX West
スラッシャーとスミスがトップ5フィニッシュ

スラッシャーは好調な走り出しを見せて難しいコンディションの中、予選を3番手で通過した。続いて参加したヒートレースで好スタートを決めると、数周後にはトップに立ち、そのままポジションを守ってレースを制した。メインイベントでは思うようなスタートが切れなかったスラッシャーだったが、トップ5圏内につけると、4番手まで順位を上げたところでフィニッシュした。

一方、スミスはチームメイトのすぐ後ろ、4番手で予選を通過し、参加したヒートレースでは好スタートを切って2番手につける。ところが、滑りやすい路面に転倒を喫して後退し、4位でレースを終えた。メインイベントで再び好スタートを見せたスミスは3番手につけるが、トリッキーなコンディションにコースアウトしてポジションを落とし、結局5位でフィニッシュラインを通過した。それでもトップ5フィニッシュでポイントを獲得したスミスは、250SX Westで、同ポイントで1、2位のライダーと21ポイント差のランキング3位でタイトル争いに残っている。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、ユタ州ソルトレイクシティに向かい、5月11日にライス・エクルズ・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権シーズン最終戦で両地区のタイトル決定戦となる250SX East/West Showdown(東西対抗戦)に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(5位)

「今夜はベストを尽くしましたが、メインイベントは本当にチャレンジングでした。バーミンガムのヒートレースでのクラッシュで親指を負傷して、ここ数週間は握力の低下に苦しんでいました。課題はありますが、ソルトレイクシティでチェッカーフラッグが振られるまで戦い続けます」

ジャスティン・クーパー選手談(6位)

「全体として、状況をうまく転換させることができました。メインイベントでは3番手スタートを決めてすごくよかったのですが、その後すぐに5番手にシャッフルされました。もし、3番手から5番手に後退していなかったら、間違いなく彼らについていけたと思います。それでも厳しいコースでした。かなり滑りやすいコンディションのため、思うように速く走ることができませんでした」

イーライ・トマック選手談(10位)

「メインイベントはうまくスタートしました。スタートからよい位置につけていました。3番手まで順位を上げたのですが、その後、残念ながらハンドルから手が外れてしまいました。プラクティスでクラッシュして親指を痛めてしまいました。言い訳は嫌いですが、今夜はこの影響が出てしまいました。今夜は大きく影響しましたけど、来週は問題にならないと思います。ソルトレイクに向けて回復し、さらに強くなれるよう最善を尽くします。それにしても、メインイベント序盤ではいい速さがあっただけに残念でした」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ネイト・スラッシャー選手談(4位)

「間違いなく正しい方向への一歩でした。思うようなスタートができなかったのと、ミスを修正する必要がありますが、全体的にはよい一日でした。バイクの感触もよかったですね。上位にいたし、ヒートレースで優勝したので、この結果を糧に、ソルトレイクではさらに上を目指して前進します。これは望んでいた結果ではありませんが、よい週末になりました」

ジョードン・スミス選手談(5位)

「一日を通して、コースコンディションに苦労しました。すごいハードパックで、わだちもほとんどなかったので、トラクションに苦労しました。ヒートレースとメインイベントでは先頭集団を走っているときに脱落したので残念だったし、今夜の終わり方は望んでいたものではありません。ソルトレイクでの最終戦に向けて、もっとよい結果を残せるように努力します」

ページ
先頭へ