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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 3月9日 バーミンガム

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第9戦バーミンガム大会
開催日:2024年3月9日(土)
開催地:アラバマ州バーミンガム
会場:プロテクティブ・スタジアム

REPORT

3月9日、アラバマ州バーミンガムで初開催されたAMAスーパークロスで、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが2位に入り、表彰台に立った。シーズン後半戦、クーパーは現在、トップと13ポイント差の2位につけている。ルーキー、ジャスティン・クーパーはプレミアクラスで自己ベストのトップ5フィニッシュを成し遂げた。チームメイトのイーライ・トマックは、ヒートレースで勝利を収めたものの、メインイベントでは思うようなスタートができず、追い上げたものの7位にとどまった。

250SX Eastでは第4戦が行われ、ダクストン・ベニック選手が、7位。ヘイデン・ディーガンもコースアウト時の走行でペナルティを課されたものの9位となり、トップ10入りを果たした。ニック・ロマーノはシリーズの新しい会場で速さを示したが、残念ながらヒートレースとラスト・チャンス・クオリファイヤー(LCQ)でクラッシュしたため、メインイベントに進出できなかった。

450SX:ウエブが初開催のバーミンガム・スーパークロスで2位

初開催のプロテクティブ・スタジアムは大会前日にコースが水浸しとなり、今大会も厳しいコンディションの中で行われた。Monster Energy Yamaha Star Racing 450チームは、3選手全員が予選でトップ5圏内に入るという素晴らしい走り出しを見せた。予選を5位で終えたウエブは、参加したヒートレースではすぐに2番手に上がると、レースの大半でそのポジションをキープ。残念ながら、ポイントリーダーからポジションを奪おうとした最終ラップにクラッシュを喫し、4位となった。メインイベントでも素晴らしいスタートを見せて2番手につけたウエブは、そのポジションを守ってフィニッシュ。熾烈なタイトル争いが続くランキングでも2位を堅守した。

クーパーもこの日は素晴らしい走り出しを見せ、予選で4番手。参加したヒートレースでは思うようなスタートができず、9番手から6番手まで追い上げてフィニッシュした。そしてメインイベントでは、素晴らしいスタートを決めて3番手につけるとレース全体の半分以上にわたってポジションをキープ。そしてレース後半、ルーキーはチャンピオン候補たちとバトルを繰り広げ、最終的にキャリアベストとなる5位でフィニッシュした。この結果、クーパーはランキングでも8位に浮上した。

トマックは予選でチーム最上位の3位となり、続いて参加したヒートレースではホールショットを決めてスタートからフィニッシュまでリードを保ってレースを制した。一方、メインイベントでは残念ながら思うようなスタートが決まらず、スタート直後の順位は14番手。それでもトマックはひるむことなく、深いわだちのコースで集中したライディングを見せて追い上げ、7番手まで上がったところでフィニッシュ。ポイントランキング4位を維持した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、インディアナ州インディアナポリスのルーカスオイルスタジアムに向かい、3月16日に今シーズン2度目のトリプルクラウンとして開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第10戦に臨む。

250SX East:ベニックが7位、ディーガンは9位

初開催のバーミンガム・スーパークロスの前日、雨がプロテクティブ・スタジアムを濡らし、レース当日はマディコンディションとなった。ベニックは予選で6番手と堅実な結果を残し、参加したヒートレースでは3位でフィニッシュした。メインイベントでは好スタートを決めたものの、ワイドに押し出されてしまい、その後オープニングラップにライダーが転倒した際、コースアウトを喫した。それでもルーキーはプッシュを続け、14番手から7番手まで上がったところでフィニッシュした。

ディーガンはデイトナでのクラッシュによる尾てい骨の負傷で100%の体調ではなかったが予選を10番手。続くヒートレースでは素晴らしいスタートを見せてトップに立ったが、不運にも第1ターンで発生したアクシデントに巻き込まれてしまう。これで、大きくタイムをロスし、LCQに進むこととなった。しかしここで2位フィニッシュを果たしたディーガンはメインイベントへ進出。まずまずのスタートを見せたのの、オープニングラップのアクシデントに巻き込まれてコースアウトしてしまった。そこから7番手まで挽回したが、1周目のコースアウト中にアドバンテージを得たとしてペナルティにより2ポジションを降格され、最終的に9位となった。

19歳の誕生日、ロマーノは予選8番手という堅実な結果を残し、参加したヒートレースでは素晴らしいスタートを見せて2番手につけた。残念ながらレースの折り返しでクラッシュを喫し、6番手でレースに復帰したものの、最終的に12位でフィニッシュ。LCQでも再び転倒を喫したルーキー、ロマーノは、メインイベント出場を果たすことなく、この日の走行を終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250チームはこの後、北上してインディアナ州インディアナポリスに向かい、3月16日にルーカス・オイル・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス250SX East選手第5戦およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第10戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(2位)

「今回は全体的によい一日になりました。予選は5位でしたし、ヒートレースも素晴らしいレースでした。それからメインイベントでは素晴らしいスタートを決めて、2位に向けてしっかりとライディングしました。これもよかったですね。もちろん勝ちたいと思っていますけど、今日は正しい方向への一歩だったと感じています。僕は全力でローレンス選手と争いました。そこから学んで、ポジティブな点をとり入れて、来週末のインディでのトリプルクラウンに向けてよりよくなるようトライします」

ジャスティン・クーパー選手談(5位)

「よい一日でした。 速さもあり、バイクもよかったし、それに一日を通して楽に走ることができました。ようやくメインでもよいスタートが切れ、しばらくの間、レースの半分以上にわたって3番手を走ることができました。ロクスン選手とセクストン選手は本当にうまくライディングしていました。彼らはずっと僕をプッシュし続けていました。ロクスン選手が僕を抜いて、次にセクストン選手が僕を抜いて、それからまた僕がセクストン選手に迫りました。よいバトルでした。彼らと争うのは楽しかったし、学ぶこともありました。もう少し後方でのバトルには慣れていたので、良いスタートを切って彼らと争うことができたのは、間違いなくよかったですよ」

イーライ・トマック選手談(7位)

「メインイベントではスタートが悪く、レース序盤に何人かパスしましたが7位までしか上がれませんでした。私たちは戦い続けて、来週末のインディでのトリプルクラウンには、さらに強くなって戻って来ます」

250SX East
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ダクストン・ベニック選手談(7位)

「アラバマは楽しい週末になりました。コース担当のスタッフは降った雨を考慮してよい仕事をしてくれ、メインイベントでのコースはよかったですね。一日を通して速さはあったのですが、良い位置につけなかった。後方から追い上げるのは簡単ではないですが、この夜は7位でした。僕はまだ学んで最中なので、これからも努力を続けて築き上げ続けます」

ヘイデン・ディーガン選手談(9位)

「バーミンガムでは計画通りにはいきませんでしたが、いつも一生懸命にライディングしています。今夜は感情が高ぶってしまって、申し訳なく思っています。もう一度準備して、インディには強気で臨むつもりです」

ニック・ロマノ選手談(DNS)

「今日の走り出しの予選はよかったのですが、ヒートレースで不運があり、LCQに回ることになりました。それからLCQでも転倒があり、それで終わりました。雨が降った後に素晴らしいレースコースを作ってくれたDirt Wurxに大感謝です」

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