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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 2月10日 グレンデール

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第6戦グレンデール
開催日:2024年2月10日(土)
開催地:アリゾナ州グレンデール
会場:ステートファーム・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、2月10日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで開催されたAMAスーパークロス450SX第6戦で4位フィニッシュを果たした。クーバー・ウエブは7位、ジャスティン・クーパーはオーバーテイクが難しいコースに苦戦し11位に終わった。

250SX Westでは、ジョードン・スミスが第5戦で4位フィニッシュ。チームメイトのネイト・スラッシャーは、残念ながらヒートレースでトップを走行中に転倒し、メインイベントへの出場は叶わなかった。

450SX:トマックが4位フィニッシュ、ウエブは7位

トマックは好調な走り出しを見せ、予選を3番手で通過すると、続いて参加したヒートレースも3位とした。メインイベントでは期待していたスタートが決められず8番手につけるとすぐに5番手に、そして3周目には3番手へと順位を上げる。クレバーなレース運びでポジションをキープしたトマックだったが、終了まで残り5周前後となったところで後続のライダーにかわされてしまった。それでも最後は4位でフィニッシュし、ブレークを前に厳しいレースとなった前戦デトロイトから立ち直った姿を見せた。熾烈な争いが繰り広げられている450SXのタイトル争いでトマックは、ランキングトップと17ポイント差の7位につけている。

ハードパック・コンディションの中、ウエブは好調な走り出しを見せて予選は5番手。続くヒートレースを5位でフィニッシュすると、メインイベントでは好スタートを決めて6番手につけた。すぐに5番手に上がったウエブは、さらにポジションを上げようと力走するも8番手まで後退してしまう。オーバーテイクが難しいコースでプッシュを続けるウエブは、7番手に挽回してフィニッシュ。厳しい戦いとなったレースでしっかりとポイントを獲得した。ブレークを前に、ウエブはランキング4位につけ、トップを10ポイント差で追っている。

ルーキーのクーパーは、予選で12番手。ナイトセッションに入り、ハードパック・コンディションで参加したヒートレースを6位で終える。メインイベントでは理想的とは言えないゲートピックにもかかわらず、ロケットスタートを見せてトップに立つが、第1ターンでワイドにふくらみ、1周目を終えて10番手で戻って来た。順位を上げようと奮戦するクーパーだったが、最後は11位でフィニッシュとなった。

Monster Energy Yamaha Star Racing teamはブレークを経て、2月24日にAT&Tスタジアムで今シーズン2度目のトリプルクラウン形式で行われる第7戦アーリントンに臨む。

250SX West:スミスが4位

スミスは予選で最速タイムを記録すると、参加したヒートレースも制し好調のままにメインイベントに進出。ここでも素晴らしいスタートを決めたスミスは、タイトルを争うライバルとのトップ争いを展開した。ポジションを入れ替えながら争う両ライダーだったが、3周目にスミスがトップに立つと、以後、2番手以下との差を広げ始めた。しかし数周後、滑りやすいコースコンディションに転倒を喫してしまう。すぐにバイクに跨り、3番手で再走。集中したライディングで再びタイトル争いのライバルを視界に入れて迫るが、レースの折り返し点で再び転倒し、8番手で再走したスミスは、4番手まで上がったところでフィニッシュし、厳しいレースの中で貴重なポイントを獲得した。スミスはランキングトップと4ポイント差の2位で5週間のブレークに入る。

スラッシャーは、日中のセッションではハードパック・コンディションにやや苦戦し、予選8番手となったが、参加したヒートレースでは見事なスタートを決めてオープニングラップからトップに立ち、チームメイトがこれに続いた。だがスラッシャーはレースが開始されてまもなくリズムセクションで激しくクラッシュし、これで赤旗が提示された。スラッシャーはメインイベントには出場せず、アルパインスターズ・モバイル・メディカルユニットによって現場で検査を受けた。その後に受けた地元の病院での検査では脳震盪を起こしていることがわかり、スラッシャーはこの後、脳震盪プロトコルを受けることになる。

Monster Energy Yamaha Star Racingは、250SX Eastチームが2週間後の2月24日にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催される第2戦に臨む。また250SX Westチームはブレークに入り、3 月23日にワシントン州シアトルのルーメンフィールドで開催される第6戦に参加する。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(4位)

「この週末は先週末より改善しました。メインイベントではかなりしっかりした感触がありました。スタートで少し出遅れ、レースの大部分で3番手を走行していました。その後、レース終盤にローレンス選手につかまってしまいましたが、前の週末からは改善しています。週末がオフになるので、改善のためチームのテストコースに行こうと思います。2週間あり、次のレースに向けて自身を向上させることができるので、今週末のオフを楽しみにしています」

クーパー・ウエブ選手談(7位)

「言い訳はしません。グレンデールでは一晩中、楽に前を走るペースを見出すのに苦労しました。ただ僕らは依然としてすごくよい位置につけています。次は自分の好きな場所のひとつであるアーリントンなので楽しみです」

ジャスティン・クーパー選手談(11位)

「本当に苦戦した一日でした。ハードパック・コンディションにはあまり慣れていないので、それに対応しきれなかった感じです。それでも充実した夜を過ごすことができました。メインイベントではすごく良いスタートができましたが、ワイドに膨らんでしまって、トップから10番手まで後退し11位でフィニッシュ。前のライダーたちを追っていただけでロスしたタイムを取り戻すことができませんでした。全体に動きのない夜でしたし、一日中ずっと不調だったので、無事に今大会を終えることができてよかったです」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ジョードン・スミス選手談(4位)

「今日の走り出しは素晴らしいものとなりました。予選をトップで通過しヒートレースでは優勝しました。メインでは好スタートを決めて、キッチン選手をパスしたのですが、その後ミスをしてコースアウトしてしまいました。その後、彼に抜き返され、もう一度僕が彼を抜き返したのですが、フロントのバランスを崩して転倒しました。超ハードパックで滑りやすかったんです。残念なことでした。今夜はコース上で自分が一番速いと感じていましたし、勝てたレースだったように思います。ただ、自分のミスを正さなければなりません。準備には充分な時間があります」

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