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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.05 7月3日 レッドバッド

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのエリ・トマックが、ミシガン州ブキャナンで開催されたレッドバッド・ナショナルで両Motoを制して総合優勝を果たし、AMAプロモトクロス450MX選手権でのポイントを伸ばした。チームメイトのクリスチャン・クレイグは堅実な走りを見せ、5-6位で表彰台までわずか2ポイント差の総合8位となった。

RACE DATA

2022 AMAモトクロス選手権 第5戦レッドバッド
開催日:2022年7月2日(土)
開催地:ミシガン州ブキャナン
会場:レッドバッドMX

REPORT

450MX

トマック、レッドバッドでダブルウイン

予選で最速ラップタイムを記録したトマックは、Moto1でロケットスタートを見せてホールショットを奪った。その後、レース中の最速ラップタイムを含む好タイムを序盤から連発して独走し、今シーズン5回目のMoto優勝を飾った。トマックはMoto2でも素晴らしいスタートを決めると2番手争いに加わり、2周目には2番手を確実なものにする。その後、YZ450Fを駆って力走するトマックは、トップを行くライダーに照準を合わせると、レースが折り返し点に達する直前にリードを奪い、2位に6秒の差をつけて勝利のチェッカーフラッグを受けた。シリーズが中盤に近づく中、2022年450SXスーパークロスチャンピオンは、ランキング1位との差を7ポイントまで詰めた。

クレイグは予選を5番手で終えると、Moto1のスタートで8番手につけた。集中したライディングでレース中盤にトップ5圏内に入ったクレイグは、後続とのギャップを拡げ、余裕の5位でチェッカーフラッグを受けた。Moto2でも9番手と再びトップ10スタートを見せると、6周目までに6番手まで順位を上げ、そのポジションのままフィニッシュした。5-6位としたクレイグは、3位から8位まで2ポイント差という僅差の450クラスで、総合8位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、マサチューセッツ州サウスウイックに向い、7月9日土曜日にザ・ウイック338で開催されるAMAプロモトクロス選手権第6戦に臨む。

250MX

キッチンがレッドバッドでトップ5フィニッシュ

250MXではレーヴィ・キッチンが、9/4位で総合5位に入った。ジャスティン・クーパーも厳しい状況から追い上げて総合7位(7/9位)、またネイト・スラッシャーは10/7位の結果でトップ10入りを果たした。ルーキーのニック・ニック・ロマノとマット・ルブランは、それぞれ15位(12/16位)と20位(19/19位)となった。

キッチンは上々の走り出しを見せて予選をトップ5で終える。Moto1では思うようなスタートができず、14番手につけるが、集中したライディングで9番手まで順位を上げてフィニッシュ。続くMoto2でははるかに良いスタートを決めて7番手につけると、さらに猛チャージして前進を続ける。12周目、キッチンは3番手に上がるが、数周後にパスされて4位でフィニッシュした。9/4位という結果により貴重なポイントを獲得したキッチンは、ランキングでもトップ5圏内に返り咲いた。

クーパーは予選を6番手で終えるが、Moto1ではスタートで苦戦し、1周目を終えて16番手で戻って来た。クーパーはレッドバッドで悪名高いラロッコズ・リープを行って順位を上げ、7位でフィニッシュラインを通過した。Moto2では表彰台を狙ってスタートで前に出るが、不運にも他のライダーと絡んでしまい、最後尾まで後退。再走を果たしたクーパーは敢然と追い上げを開始し、9番手まで順位を上げてチェッカーフラッグを受け、総合7位となった。その結果、ランキング4位を維持した。

スラッシャーはこの日の走り出しで苦労し、予選を13番手で終えるが、レースになると自分自身のペースを見出した。Moto1ではスタート後に8番手につけ、6周目には6番手まで上がる。ところがアームパンプの問題で順位を落とし、最終的に10位でレースを終えた。Moto2ではスタート後に10番手につけたスラッシャーは、7番手まで順位を上げてフィニッシュ。総合10位となった。

ロマノはレッドバッド・ナショナルでのデビューレースに全力で取り組んだ。最初の予選セッションで2番手に入り、総合タイムシートでもチーム最上位の4番手となった。ルーキー、ロマノはMoto1のスタートで11番手につけ、ポジションを上げるべくトライするが、難しい状況の中、結局12位でフィニッシュした。Moto2ではスタート良く飛び出して6番手につけるが、難しい状況の中でシャッフルされて16番手に後退。その順位のままレースを終え、総合15位となった。

ルーキー、ルブランは初参加のレッドバッド・ナショナルで自分自身の流れを掴むのに苦労し、予選を18位で終える。Moto1で、ルブランは素晴らしいスタートを見せて6番手につけるが、その後19番手までシャッフルされてフィニッシュした。再び理想的とは言えないゲートピックからMoto2をスタートしたルブランは、1周目を終えて11番手で戻って来た。順位を上げるべくトライするルブランだったが、結局再び19位でフィニッシュし、総合20位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、マサチューセッツ州サウスウイックに向い、7月9日土曜日にザ・ウイック338で開催されるAMAプロモトクロス選手権第6戦に臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Yamaha Star Racing

エリ・トマック選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「1-1という結果で、我々にとって最高の一日になりました。スタートは両方とも良かったし、Moto1ではスタートがすべてでした。Moto2ではちょっと沈んでしまい、レース序盤にロクスン選手とバトルをしてレースの折り返し点あたりでトップに出ることができた、というレースでした。バイクは今日のすべてのコンディションで素晴らしい走りをしました。あとはただ、ポイントを取り続けるだけです」

クリスチャン・クレイグ選手談(5位/6位:総合8位)

「僕はここレッドバッドでのレースをいつも楽しみにしています。去年はここでかなりうまくやれたので、ハイトポイントとコロラドでの2週間のオフの後に、トップグループに戻りたいと思っていたのですが、それを実現できました。予選は良かったし、スタートは最高というわけではなかったのですが、集団の中をかなり早く抜けて5-6でした。残念ながらか総合8位という結果にしかなりませんでしたけど、時にはこういうこともあります。重要なのは一日の終わりのポイントで、ランキングではダンジェイ選手とわずか2ポイント差の5位に迫っています。なので、続けて行かなければなりません。今日、トマック選手は別次元のレベルだったと思いますが、それを除けば、そのトップグループと一緒に走っていました。取り組みを続けて行かなければなりません」

250MX

Monster Energy Yamaha Star Racing

レーヴィ・キッチン選手談(9位/4位:総合5位)

「全体として良い一日でした。Moto1ではスタートで沈んで、そこから追い上げて9位。正直言って、このMoto1では本当にうまくライディングできませんでした。次のMoto2でもスタートは最高というわけではなかったのですが、うまくライディングできました。10番手から3番手まで上がって、これはすごかったですね。下田選手が接近してくるのがわかって、彼に最後までついて行きました。9/4位の結果で総合5位になって、選手権ランキングでも5位に戻りました。来週はまた新しいコースなので楽しみです」

ジャスティン・クーパー選手談(7位/9位:総合7位)

「間違いなく厳しい一日でした。Moto1ではスタートを失敗して、Moto2ではトップ3近くに位置していたのに1周目に他のライダーと絡んでしまいました。転倒して、バイクを持ち上げたら反対側に倒れてしまい、最後尾まで後退してしまったので、できるかぎりのことをしました。速さはありましたが、Moto2で転倒したことにはいまだにがっかりしています。ラロッコ・リープでリードを奪えたと思うし、少なくとも先頭グループでそれをできれば良かったのですが、それはできませんでした。来週またがんばります」

ネイト・スラッシャー選手談(10位/7位:総合10位)

「タフな一日でした。コースはすごく厳しかったですね。恐らく、今年走った中で最もラフなコースだと思います。タフでしたけど、同時に良かったとも言えます。今年これまでで最高のペースで走ったように思いましたし、スタートも良くなっていました。僕は毎週、少しずつ前進しています。今日はトップ5のペースで走っていると思いましたけど、ほんの少しのア―ムパンプで足を引っ張られてしまいました。来週については積極的に行きます。最後は表彰台に立てるよう、このまま取り組みを続けていきます」

ニック・ロマノ選手談(12位/16位:総合15位)

「今日は予選で総合4位に入って、これはとてもうれしかったですね。Moto1ではMotoを通して強さはあったけど、12位でした。Moto2ではひどいスタートをして中団に埋もれて動けない状態になりました。今日のレースから取り上げるべきポジティブな点はたくさんあると思いますし、それを見据えて毎週末、取り組みを続けて行きます」

マット・ルブラン選手談(19位/19位:総合20位)

「大変な一日でした。本当に苦戦して、メンタル面ではこのコースをほとんど理解することができませんでした。うまくライディングできなかったので、今週は解明しなければならないことがたくさんあります。この後、作業を始めて、それからサウスウイックに向けて休息を取って、もっともっとうまくやりたいですね」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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