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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.04 6月19日 ハイポイント

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、ペンシルベニア州マウントモーリスで開催されたハイポイント・ナショナルで2位/1位でフィニッシュし、YZ450Fでは初となる総合優勝を遂げた。この結果、ポイントランキングで2位に浮上した。チームメイトのクリスチャン・クレイグは、チャレンジングなコンディションのもと、8-6位で総合8位となった。250MXでは、ジャスティン・クーパーが8/3位で総合5位。ネイト・スラッシャーは先週末のクラッシュから立ち直り、総合10位(9/11位)。リーバイ・キッチンは、チャレンジングなハイポイント・ナショナル初参加で総合12位(15/12位)となった。

RACE DATA

2022 AMAモトクロス選手権 第4戦ハイポイント
開催日:2022年6月18日(土)
開催地:ペンシルベニア州マウントモリス
会場:ハイポイント・レースウェイ

REPORT

450MX

トマックが今季初の総合優勝を獲得

トマックはすぐに速さを示し、最初の予選でトップタイムをマークし、予選総合結果でも2番手となった。Moto1では思うようなスタートが切れなかったが、すぐに6番手につけると、2周目までにチームメイトをパスしてトップ5圏内に入る。トマックはレースの折り返し点で2番手に上がるが、トップとは既に10秒以上の差がついており、これを詰めるには残り時間が十分ではなく、結局そのまま2位でフィニッシュした。

Moto2でも再び6番手につけたトマックだったが、集団の中をかき分けて前進。4周目にはレース中の最速ラップタイムを叩き出して3番手に上がると、上位2選手とのギャップを詰めていった。レースの折り返し点でライバルがミスをおかし2番手に浮上すると、その1周後、トップに躍り出た。その後はポジションをキープし、2番手に3.5秒の差をつけて今シーズン3度目のMoto優勝を果たし、2022年初の総合優勝を遂げた。これまで何度も王座に就いているトマックは自身の記録を更新し続けており、ここで28回目のMoto優勝と450クラスでは3度目の総合優勝を飾った。トマックは第4戦を終えてランキング2位に位置し、14ポイント差でトップを追っている。

先週、サンダーバレーで厳しい戦いを強いられたクレイグは、予選7位と堅実な結果を得ると、Moto1では素晴らしいスタートを見せてトップ5圏内につけてバトルを展開する。だが、わだちの多いコースでリズムを掴むのに苦労したクレイグは8位でフィニッシュした。Moto2でも好スタートを見せたクレイグは4番手につけるが、1周目に7番手に後退。その後もプッシュを続けたクレイグは、6位でフィニッシュラインを通過し、総合8位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、7月2日土曜日、ミシガン州ブキャナンのレッドバッド・ナショナルで開催される第5戦に参加する。

250MX

クーバーがハイポイントでトップ5フィニッシュ

ライダーたちは、選手権の中でも最も厳しいもののひとつに数えられるコースで困難な状況に直面した。クーパーは予選を3番手で終えるが、Moto1では1周目を終えて8番手。トップ10圏内でバトルを展開したが、そのまま8位でフィニッシュした。Moto2では好スタートを決めて3番手につけると、レース序盤に上位2選手とのギャップを詰めて行く。ディフェンディングチャンピオンとバトルを展開して2番手に上がったクーパーだったが、数周後に抜き返されて3番手に後退して3位でフィニッシュ。総合5位に入った。

前戦のコロラドで厳しい戦いを強いられたネイト・スラッシャーは、強気でこのレースに臨んだ。チームメイトに次ぐ4番手で予選を終えると、Moto1では素晴らしいスタートを見せて4番手につける。バトルを続けるスラッシャーだったが、腕上がりの症状により順位を上げるのに苦しみ9位でフィニッシュした。Moto2では思うようなスタートを決められず、1周目を終えて15番手。それでもプッシュを続けたスラッシャーは11位でフィニッシュ。総合10位とトップ10入りを果たした。

先週末に初のMoto優勝を遂げたキッチンは、初参加となるチャレンジングなハイポイント・レースウェイでリズムを掴むのに苦労した。17番目のゲートピックから素晴らしいスタートを見せて上位でバトルを展開するが、レース序盤に転倒を喫し、15番手まで挽回したところでフィニッシュ。キッチンはMoto2でも好スタートを決めるが、1周目に転倒して22番手まで後退。その後プッシュして12位となり、総合12位でハイポイントを後にした。

ニック・ロマノにとっても、これがこのコースでの初レースだった。厳しい状況にもかかわらず、ロマノは進歩を見せて予選で8番手と、これまでで最高の結果を得た。最初のMotoでまずまずのスタートを見せて11番手につけたロマノは13位でフィニッシュ。Moto2ではさらに良いスタートを決め、トップ5圏内でバトルを展開するが、トリッキーなコンディションに14番手までポジションを落としチェッカーフラッグを受けた。

マット・ルブランも、初参加ながら堅実な走り出しを見せた。予選で16番手とし迎えたMoto1ではトップ10スタートを見せて12位でフィニッシュ。続くMoto2ではスタート後に13番手につけ、最終的に15位でチェッカーフラッグを受けて総合14位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、週末のオフをはさみ、7月2日土曜日にミシガン州ブキャナンのレッドバッド・ナショナルで開催される第5戦に参加する。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位/優勝:総合優勝)

「素晴らしい週末でした! チームで一緒に勝ち取った初の総合優勝です。これまでの努力に感謝していますし、チームのために勝つことができてうれしく思っています。今日のMoto1は厳しい戦いになりましたが、2位に入ることができました。正直なところ、最初のMotoでは走行ラインで苦労していましたが、Moto2では、ラインは自分が最高なのだと感じられて、集団の中で他のライダーをパスして前に出ることができました。Moto2ではバイクの感触が素晴らしく、うまくライディングできました。この勢いをキープしたいと思っています」

クリスチャン・クレイグ選手談(8位/6位:総合8位)

「走り出しは問題ありませんでした。プラクティスでの感触はかなり良くて、7番手で予選を終えました。これは悪くない結果です。今日は2つのMotoを堅実にまとめたいと思いながら走り出しましたが、その通りになりました。Moto1ではコースで流れを掴めなかったのですが、Moto2では修正し、トップグループに向かってバトルができ8-6位でした。ライディングはベストではありませんでしたが、バトルをしていましたし、スタートも良くなりました。先週、サンダーバレーで苦戦した後、良い方向に戻っていますがもう少し改善する必要があります」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(8位/3位:総合5位)

「走り出しは問題なかったのですが、今日はスタートがあまり良くなくて、良いポジションにつくことができませんでした。Moto1ではあまり前に出ることができませんでしたけど、Moto2では何人かのライダーをパスして、ローレンス兄弟(ハンターとジェット)に追いつくことができました。ジェットをパスしてほんの少しの間、前を走ったのですが、彼らと互角に走るだけのペースがありませんでした。あまり楽に走ることはできませんでしたね。ここは難しいコースのひとつです。今週末のレースからポジティブな点を意識しながらも、改善を進めて彼らに戦いを挑みます」

ネイト・スラッシャー選手談(9位/11位:総合10位)

「予選はかなりうまくスタートできました。今日はペースが良かった気がしましたけど、うまく噛み合いませんでした。Moto1は良い感触で、好スタートを決めて少しの間、好走したのですが、序盤に思い通り順位を上げることができず、腕上がりの症状が出て最後は順位を落としてしまいました。Moto2はひどいスタートで、集団の中を抜けて行かなければなりませんでした。ここでのレースは初めてだったので、今日の経験を生かし、もっと強くなって戻ってきます」

リーバイ・キッチン選手談(15/12位:総合12位)

「今日、唯一のポジティブな点は、2つのスタートが良かったことでしょうね。その他はあらゆる点で苦労しました。両Motoとも上位を走っていた1周目に転倒して、それが悪かったのですが、正直言って、ライディングに関して、楽に走ることができませんでした。 怪我がなく良かったし、レッドバッドではもっと強くなってレースに戻り、最善を尽くします」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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