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■大会名称:MotoGP第4戦中国GP
■開催日:2007年5月4日(金)フリー、5日(土)予選、6日(日)決勝
■開催地:中国/上海

■開設:2004年
■コース長:5.281km
■レコードラップ:1分59秒318(2006年:D・ペドロサ)
■ベストラップ:1分59秒009(2006年:D・ペドロサ)
■2006年の優勝者:D・ペドロサ
前戦イスタンブールでのトルコGPを経て、今週末はアジアのさらに東へ場所を移し第4戦中国GPが開催される。イスタンブールでは満足のいく結果が得られなかったフィアット・ヤマハ・チームは、ポイント挽回を狙う。上海は今シーズンの日程のなかでも、最も厳しく、高いトップスピードを要求される高速コース。変わりやすい天候も気になるところだ。
過去2回の中国GPは、2005年の1度目はコースが洪水のようになってしまうほどの雨、そして2度目の昨年はその正反対で気温31度の厳しい暑さのなかで行われた。レース結果も対照的で、V・ロッシは2005年にO・ジャックを抑えて優勝。2006年は暑さのなかでフロントタイヤに問題が発生し、リタイヤを余儀なくされた。
その一方でC・エドワーズは昨年、3位表彰台を獲得してチームを喜ばせた。そしてこの3位は結果的に、シーズン唯一の表彰台ともなったのだ。今シーズンのエドワーズはしかし、すでにヘレスで3位を獲得して表彰台に上っている。このように今シーズンは開幕から非常に好調だが、唯一前回のトルコだけは、オープニングラップで他車に接触されて不運な転倒に終わっている。この転倒でひざを打って腫れがひどかったため、先週月曜日にイスタンブールで行われたマシンテストは大事をとって参加を見送ったが、金曜日のフリープラクティス開始までには準備が整う見込みだ。
トルコのイスタンブール・パーク・サーキットと上海インターナショナル・サーキットは同一人物が設計したものだが、その特徴はまったく異なっている。上海はむしろセパンのハーマン・ティルケ・サーキットに似ていて、高速のストレートと低速で難しいコーナーが連続するハードブレーキングゾーンが混在する。つまりマシンセッティングでは両方のバランスが非常に重要となるほか、今シーズンのなかで最も長い1,202メートルのストレートに対応するだけの馬力も必要だ。またタイヤ選択においては、変わりやすい天候と過去の両極端のデータのためにグリップレベルはまったく予測できない。しかもタイヤの使用本数制限という新しいレギュレーションもあり、ミシュランのエンジニアたちは難しい作業を要求されることになるだろう。
前回のイスタンブールと昨年の上海、いずれもタイヤトラブルで苦労した思い出を持つロッシ。しかし、そうした不安を考えるよりもロッシは今、いつもの仕事にしっかりと心を集中させている。昨年のヘレスでの14位を除けば、トルコの10位という結果は、2000年に最高峰クラスに参戦を始めて以来、ドライコンディションでは最悪の成績。今回は何としてもこの雪辱を果たしたい。
「トルコはひどい成績に終わってしまった。ポールポジションを獲得した後、決勝であのようなことになるとは予想もしていなかった。しかしその後、ミシュランは二度とこんなことがないようにと懸命に原因を追及してくれた。トルコの決勝翌日の月曜日にマシンテストを行い、中国GPを想定しながらいくつもの新しいタイヤコンビネーションを試したんだ。そのおかげで今は、いくつかアイディアが見つかっており、今は金曜日の朝を待つというわけだ。
昨年の中国GPは重大な問題に見舞われてリタイヤせざるを得なくなってしまった。でも2005年にはウエットのなかで素晴らしい優勝ができた。だからこのコースには嫌な思い出もあるけど、良い思い出もあるんだ。僕らのマシンにとって理想的なコースでない、ということはわかっている。そしておそらく、メインストレートについては二つに分けて考えなければならないだろう…。つまり一方がドゥカティ、もう一方はその他のマシンというわけだ。冗談はさておき、このストレートは本当に長くて、トップスピードでかなわないことはわかっている。でもトルコでエンジンのモディファイを行い、これがとても良く機能しているので、それほど大きな差にならない可能性に期待しているんだ。今、シリーズランキングは2位。このポイント差を取り戻すために表彰台を狙っていく」
トルコでは1周目にコースに叩つけ付けられたC・エドワーズだが、今回の中国は必ず戦いに復帰すると意気込んでいる。オフシーズンのテストで全力を尽くし、シーズンが開幕してからも好調を維持してきたエドワーズ。今シーズンは大きな成功のチャンスが巡ってきそうな、非常に良い雰囲気に包まれている。ミシュランとのパートナーシップも素晴らしく、このことがタイヤチョイスにおいてとても重要な柱となって結果に結びつくことになるだろう。
「トルコでは表彰台を狙っていけると思っていたので、あんな結果になってとても悔しかった。でもこれがレースというもので、僕がそれに腹を立てたり必要以上にいらいらしたりするわけにはいかないんだ。月曜日のテストは、ひざの痛みがひどかったので欠席した。家で数日間、休んだことで回復の助けになったし、今は気分もとてもいい。今シーズンはそれまでとても順調だったので、前回のトルコはチームにとって非常に残念な結果だった。今は、次の中国で挽回するのを楽しみにしている。
昨年の上海は僕にとっては良い思い出だ。表彰台に上ったのだから。そしてもちろん、今年もその再現を、しかももっと上を目指しているよ。非常に長いストレートがあって、僕らにとっては難しいコースだということはわかっている。でもその他の部分で埋め合わせをするんだ。今回もタイヤが重要なファクターになるが、バレンティーノとミシュランが月曜日のテストでかなりハードに頑張っていたので、どれを使用するかについては良いプランができ上がっているだろう」
今回の中国GPで二人のライダーは厳しい戦いに直面することになるだろうと話すブリビオ。ヨーロッパラウンドを間近に控え、最後の「アウェイ」となる今回、最も重要なことはオフェンスではなくディフェンス。ブリビオは、YZR-M1にとって最大の課題となるのがロングストレートであると指摘する。しかしチームはミシュランタイヤの新たな開発の方向性に信頼をおいており、これを武器にまた上位を狙って戦っていく。
「トルコは残念だったが、同時にまた先週の月曜日には、ニューマシンでのタイヤの限界を知るための情報やデータを収集したり、改良すべき点を確認するなど、ミシュランと密接に協力し合い、いくつかのアイディアも出された。結果を出すまでには時間も必要だろうが、我々は確かに新たな方向性を見つけ、この中国GPに臨むにあたり全員がとても意欲的だ。今あるアイディアを実践で分析できることを楽しみにしており、またミシュランが我々のマシンと、ライダーたちのライディングスタイルに最適にタイヤを見つけてくれることに役立ちたいと考えているのだ。
あのロングストレートがあり、中国は我々にとって難しい戦いになるだろう。我々のマシンのポテンシャルを最大限使えるコースではないんだ。ここではできる限り守りきること、そしてヨーロッパラウンドに備えてマシンとタイヤの準備を整えることに集中したい。その頃にはまた優勝争いに復帰することができるだろう」