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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.07 10月26日 SUGO

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第7戦SUGO大会
■開催日:2008年10月26日
■開催地:スポーツランドSUGO(宮城県)
■観客:1,100人
■気温:20度 ■天候:曇り
■競技:11セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)25

REPORT

黒山健一、チャンピオン奪還!
野崎史高とワンツー・フィニッシュ!

前回第6戦でタイトル争いに王手をかけた黒山健一(ヤマハ)が、最終戦でも勝って有終の美を飾ることができるか? それとも野崎史高(ヤマハ)が今季2勝目を奪取するか? 注目された国際A級スーパークラスの今季最終決戦は、5時間30分の持ち時間で11セクションを3ラップで争われた。

黒山は1ラップ目は好調で、2番手の野崎(減点13)の半分近い減点7で回り、ライバルたちを突き放す。ところが2ラップ目、減点を倍の14に増やした黒山に対して、減点10とミスを抑えた野崎がトータルで黒山とわずか2点差に迫った。
野崎は過去にSUGOで2勝をマークしており、SUGOは得意な会場。もし黒山に勝って優勝し、黒山2位、小川友幸(ホンダ)が3位となれば、野崎は小川を逆転してランキング2位を手にすることもできる状況だった。
3ラップ目は黒山と野崎が大接戦を展開。結局、両者ともに減点8の同点でフィニッシュ。トータルでは黒山が2点差をキープしたまま今季6勝目を挙げ、チャンピオンを獲得した。

一昨年、ヤマハ4ストロークエンジン搭載のスコルパでチャンピオンとなって以来の、タイトル奪還であり、これにより今シーズンは、黒山の6度の優勝に、野崎の第5戦での優勝を含め、ヤマハが7戦すべてで優勝するという快挙を成し遂げた。また野崎は今大会を2位とし、小川に続くランキング3位でシーズンを終えた。

国際A級クラスは、ヤマハ2ストロークエンジン搭載のスコルパSY250Rを駆り、前回第6戦ですでにチャンピオンを決めていた西元良太(スコルパ)が、今回は2位となったがランキング2位の柴田暁(ホンダ)との差を28ポイントに広げてタイトル獲得を成し遂げた。表彰式に続いて行われたヤマハパドックでのセレモニーでは、黒山、野崎、西元が多くのファンの皆さんの祝福に応えて、「来年も頑張りますので応援よろしくお願いいたします」と、今シーズンをしめくくった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1黒山健一TEAM黒山レーシングYAMAHAYamaha減点31/クリーン25
2野崎史高TEAM FUMITAKA&YSP京葉Yamaha減点33/クリーン23
3小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点56/クリーン18
4渋谷勲クラブ リキゾーHonda減点71/クリーン14
5小川毅士HRCクラブMITANIHonda減点79/クリーン12
6田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点90/クリーン13
7田中善弘HRCクラブトムス&ナミタHonda減点106/クリーン7
8坂田匠太TEAMGASGAS SHOTAGasGas減点114/クリーン4
9尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点116/クリーン6
10井内将太郎WISE BETA RACINGBeta減点117/クリーン3

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha135
2小川友幸Honda115
3野崎史高Yamaha112
4小川毅士Honda78
5田中太一Honda75
6井内将太郎Beta62
7田中善弘Honda62
8尾西和博Honda51
9坂田匠太Gasgas46
10三谷英明Honda32
11渋谷勲Honda24
12小森文彦Honda20

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「今日はどうしても勝ちたかった。1ラップ目は良い走りができたけれど、2ラップ目は妙に勝ちを意識してプレッシャーがかかり、緊張して体が硬くなってしまった。野崎選手が2点差で迫っていたのは知っていたが、3ラップ目は結果オーライで、勝ってチャンピオンを取ることができてうれしい。できれば僕が全勝したかったが、ヤマハが7戦全勝することができて良かったし、来年ももちろんタイトルを取りたいと思う。また、今日は全日本モトクロス最終戦(同じSUGOで開催)で成田亮選手がチャンピオンとなり、ロードレース、モトクロスに続いてトライアルでもヤマハがチャンピオンを取ったので良かった」

野崎史高選手談(2位)

「今日は勝ちたかったが残念。本当にくやしい。1ラップ目はあまり調子が良くなかったけれど、崩れないでいこうと思った。2ラップ目はそこそこ良い走りをすることができて、黒山選手との差が詰まった。3ラップ目はずっと同点のまま来ていたのは分かった。2ラップ目にクリーンした最終セクションが3ラップ目は行けなくて、くやしい終わり方になってしまった。今シーズンは、昨年よりも黒山選手や小川選手と良い勝負をすることができた。来年はチャンピオンをめざして頑張りたい」

木村治男監督談

「昨年は成田匠選手が国際A級クラスでチャンピオンを取ってくれたが、今年はヤマハとしては最高峰の国際A級スーパークラスではパスカル・クトゥリエ以来のチャンピオンになるので、本当に良かった。今年のバイク作りは去年の最終戦終了後からはじめたが、昨年くやしい終わり方をしたので、それがパワーとなってよいマシンに仕上がり、2人の優秀なライダーを助けることができ良かった。来年も、今年のような結果を継続できるよう頑張りたい」

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