本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.06 10月12日 中部

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第6戦中部大会
■開催日:2008年10月12日
■開催地:キョウセイドライバーランド(愛知県)
■観客:2,000人
■気温:25度 ■天候:晴れ時々曇り
■競技:12セクション×2ラップ+3スペシャルセクション
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)19

REPORT

黒山優勝、ヤマハ選手開幕6連勝!

競技はまず12セクションを2ラップした後、観客の見やすい場所に移り難易度の高い3つのスペシャルセクション(SS)に挑む方式で行われた。1ラップ目は、山の急斜面にある大岩を越えるセクションや高低差があり段差があるヒルクライムなどが選手たちを苦しめた。

ヤマハの黒山健一は1ラップ目、岩場を上がる第3セクションで減点5となり、ここを減点2で抜けた小川友幸(ホンダ)のリードを許す。小川が第5セクションをクリーンで回るのに対し、黒山はこのセクションの岩上りで減点3となるなど1ラップ目はトップの小川に続く2番手だった。しかし2ラップ目、減点を一気に半分に減らした黒山が小川を逆転。2点差をつけて勝負はスペシャルステージ(SS)へともつれ込んだ。

SSは大きな貯水タンクのような物を登る2つ目のセクションが勝負どころとなり、ここで失敗した黒山は小川と同点に追いつかれるが、クリーン数で1つ多い黒山が優勝、今季5勝目を飾った。これで、前回優勝した野崎に続きヤマハは今季開幕6連勝を達成した。また黒山は小川に15ポイントの大差をつけてタイトル奪還に王手をかけた。黒山は次の最終戦で10位以上ならば他選手の成績にかかわらずチャンピオンとなる計算だ。

一方、前大会で3年ぶり優勝したヤマハの野崎史高は、初の2連勝をめざして挑んだが、1ラップ目から3位となり減点差も大きく開く。しかし2ラップ目に追い上げ3位をキープし、今季5度目の表彰台をゲット。最終戦では小川とのランキング2位争いに挑む。

なお、国際A級クラスではヤマハ2ストロークエンジン搭載のスコルパSY250Rに乗る西元良太が4位となり、2位に26点差でランキング首位を守っている。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1黒山健一TEAM黒山レーシングYAMAHAYamaha減点28/クリーン19
2小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点28/クリーン18
3野崎史高TEAM FUMITAKA&YSP京葉Yamaha減点54/クリーン12
4田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点71/クリーン7
5渋谷勲クラブ リキゾーHonda減点80/クリーン9
6小川毅士HRCクラブMITANIHonda減点83/クリーン6
7田中善弘HRCクラブトムス&ナミタHonda減点96/クリーン4
8尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点99/クリーン4
9井内将太郎WISE BETA RACINGBeta減点108/クリーン4
10坂田匠太TEAMGASGAS SHOTAGasGas減点109/クリーン2

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha115
2小川友幸Honda100
3野崎史高Yamaha95
4小川毅士Honda67
5田中太一Honda65
6井内将太郎Beta56
7田中善弘Honda53
8尾西和博Honda44
9坂田匠太Gasgas38
10三谷英明Honda32
11小森文彦Honda20
12渋谷勲Honda11

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「前回は3位だったので、今回はどうしても勝ちたかった。1ラップ目はそれを意識しすぎて身体が硬くなり、自分の思い通りに乗れなかったが、2ラップ目はわりと良い走りができた。今日は小川選手の調子が良かったので、小川選手のミスを待っていたら絶対に勝てないと思い頑張りました。最終戦は勝ってチャンピオンを決めたいです」

野崎史高選手談(3位)

「今日は調子が悪く乗れていなかった。とくに1ラップ目は登りでは、タイミングが合わずに失敗が多かった。2ラップ目は持ち直したけれど、1ラップ目の減点が響いて大差をつけられてしまった。今日はラインを考え過ぎたところもあったのが反省点。最終戦はまた黒山選手や小川選手と勝負ができるように頑張ります」

ページ
先頭へ