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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.05 9月7日 中国

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第5戦中国大会
■開催日:2008年9月7日
■開催地:原瀧山トライアルパーク
■観客:2,500人
■気温:32度 ■天候:晴れ時々曇り
■競技:10セクション×3ラップ
■持ち時間:3時間40分
■最多クリーン数:野崎史高(ヤマハ)17

REPORT

野崎史高、3年ぶり優勝を獲得!!
黒山健一はランキング首位を堅持

これまでは国際B級から国際A級、国際A級スーパークラスまで連続的にスタートしたが、今大会に限ってはまず国際B級がスタートして午前中に競技を終え、国際A級とスーパークラスは午後に競技を行う新システムが試された。また、これまで5時間30分だった持ち時間は今大会に限って3時間40分に短縮され、スピーディな競技進行で行われた。

スーパークラスは、山の上にある岩場や林の中の急斜面に設けられた10セクションを3ラップする。競技は前日の雨により路面が滑りやすく、蒸し暑い中で行われた。野崎史高は1ラップ目から2番手と好スタート。1ラップ目トップの小川友幸(ホンダ)と3点差に迫っていた。そして2ラップ目も絶好調の野崎が小川を逆転してトップに躍り出るとともに、野崎が小川を6点差でリードした。さらに3ラップ目もその差を保ち小川につけいるスキを与えなかった野崎が、3年ぶりの優勝となる今季初勝利を獲得。黒山に続いてヤマハの開幕5連勝を果たした。野崎はポイントランキングでも小川と3ポイント差に迫った。
一方、黒山健一は1ラップ目の第3セクションで落下した際に腰を痛めてしまったのが響いて、1ラップ目は4番手。2ラップ目も4位と苦戦したが、3ラップ目には今大会最小減点3をマークする復調ぶりで田中太一(ホンダ)を逆転して、3位表彰台をゲットした。開幕4連勝していた黒山は、今回は小川に破れたものの、タイトル争いでは依然として黒山が圧倒的なポイント差でトップに立っている。

国際A級クラスは、ヤマハ2ストロークエンジン搭載のスコルパSY250Rに乗る西元良太が勝って、今季4勝目をマーク。タイトル争いでもトップで、圧倒的優位に立っている。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1野崎史高TEAM FUMITAKA&YSP京葉Yamaha減点44/クリーン17
2小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点50/クリーン14
3黒山健一TEAM黒山レーシングYAMAHAYamaha減点53/クリーン14
4田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点60/クリーン10
5尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点96/クリーン6
6井内将太郎WISE BETA RACINGBeta減点99/クリーン6
7小川毅士HRCクラブMITANIHonda減点100/クリーン6
8田中善弘HRCクラブトムス&ナミタHonda減点108/クリーン4
9小森文彦HRCクラブMITANIHonda減点114/クリーン3
10三谷英明HRCクラブMITANI神戸店Honda減点114/クリーン3

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha95
2小川友幸Honda83
3野崎史高Yamaha80
4小川毅士Honda57
5田中太一Honda52
6井内将太郎Beta49

COMMENT

野崎史高選手談(優勝)

「何度も悔しい思いを続けてきたので、久しぶりに勝てて良かったです。カードに触れたりセクションテープを切ったりして減点5になりやすいセクション設定だったので、3ラップ目の後半に来るまで勝利を確信することはできませんでした。1ラップ目の第2セクションでカードを見落としていきなり減点5になったので、その後はかなり注意深く戦いました。バイクもすごく良い状態に仕上げてもらったので、それが好結果につながったと思います。今後も勝ち続けられるように頑張ります。小川選手を逆転して、ランキング2位に上がりたいですね」

黒山健一選手談(3位)

「負けてしまい残念です。1ラップ目の第3セクションは足着き1回で行こうと思っていたら、ちょっと粘りすぎてそのまま落ちてしまいました。あれはもっと足を着いて行けば良かったのですが、判断ミスでした。あそこで尻を打ってから痛みがひどかったです。それでも3ラップ目には自分の走りができたかなと思います。1、2ラップ目に良い走りができなかったのが悔しいですね。あと残り2戦、2つとも勝つつもりでいきます。第6戦の前にデ・ナシオン(国別対抗戦)もあるのでそちらも頑張ります」

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