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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月9日 関東

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第1戦関東大会
■開催日:2008年3月9日
■開催地:真壁トライアルランド
■観客:2,300人
■気温:17度 ■天候:晴れ
■競技:11セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)28

REPORT

黒山健一、開幕戦から圧勝!
野崎史高も3位表彰台をゲット

 昨年の黒山健一(兵庫県出身/29歳/TEAM黒山レーシングYAMAHA)はシーズンオフに肩を手術したため万全ではなく、開幕戦から2戦連続3位となったこともひびいて6年連続チャンピオンを逃す結果となった。しかし、今年はオフのトレーニングを十分に積むとともに、チタン製新型サイレンサーを採用するなど大きく戦闘力アップしたヤマハTYS250Fの仕上がりも上々。11セクションを3ラップする競技の1ラップ目は競技序盤こそ硬さが見られて第3セクションではタイムオーバー減点5となり、ディフェンディングチャンピオンの小川友幸(ホンダ)にリードされた黒山だったが、黒山以外の全員が失敗して減点5となった難しい第7セクションの崖上りを黒山だけが見事にクリーン(減点0)で走破して小川を逆転。快調な排気音をとどろかせながらその後もクリーンの山を築き、1ラップ目から圧倒的な好成績でトップに立った黒山が、2、3ラップ目も2位との差を大きく広げる会心の走りで開幕優勝を獲得。タイトル奪還に向けてこれ以上はないほどの好スタートを切った。
 野崎史高(埼玉県出身/24歳/TEAM FUMITAKA&YSP京葉)は、今年は過去最高のゼッケン3番をつけて、いよいよタイトル争いにからみたいところ。今回は得意のダニエルのテクニックで、ウイリー状態のままぽんぽんと跳ねてマシンの向きを変えながら大岩を上がっていく技は抜群のキレを見せ、大観衆を沸かせた。ところが、あと一歩というところでセクションのタイムオーバー。1ラップ目第7セクションで失敗した際にマシンにダメージを受けて修理に時間がかかったことがひびいて1ラップ目の持ち時間をオーバー、タイムペナルティ23点が痛かった。それでも3位表彰台をゲット。今季初優勝にむけて大きな手応えをつかんだようだ。

 国際A級クラスの競技は、ヤマハ2ストロークエンジン搭載のスコルパSY250Rに乗る西元良太(東京都出身/23歳/YSP京葉レーシング)が、こちらも2位にダブルスコアに近い大差をつけて初優勝を獲得。「大月信和さんをはじめ応援していただいた皆さんのおかげです。あきらめないでやってきて良かった」と語った。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1黒山健一TEAM黒山レーシングYAMAHAYamaha減点27/クリーン28
2小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点52/クリーン17
3野崎史高TEAM FUMITAKA&YSP京葉Yamaha減点65/クリーン20
4田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点72/クリーン16
5小川毅士HRCクラブMITANIHonda減点83/クリーン12
6井内将太郎WISE BETA RACINGBeta減点83/クリーン5
7尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点96/クリーン6
8田中善弘HRCクラブトムス&ナミタHonda減点116/クリーン5
9三谷英明HRCクラブMITANI 神戸店Honda減点118/クリーン1
10坂田匠太TEAM GASGAS SHOTAGasgas減点125/クリーン3
11小森文彦HRCクラブMITANIHonda減点133/クリーン2

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha20
2小川友幸Honda17
3野崎史高Yamaha15
4田中太一Honda13
5小川毅士Honda11
6井内将太郎Beta10
7尾西和博Honda9
8田中善弘Honda8
9三谷英明Honda7
10坂田匠太Gasgas6
11小森文彦Honda5

COMMENT

黒山健一選手談(1位)

「今日は久しぶりに緊張しました。1ラップ目の第1セクションから普通に岩を越えるはずが、アンダーガードをのせて越えていく形になってしまった。2ラップ目もミスがあった。そういうミスはなくしたいし、できれば1ラッ プだけでもオールクリーンしたかったですね。(小川を逆転した)1ラップ目第7セクションのクリーンは走行ラインが読めていたし、自分の狙い通りのラインに入れば絶対にいける自信がありました。あそこで波に乗ることができてよかったです。今年のマシンは僕が欲しいところにパワーがあるので気に入っています。とりあえずは7戦のうち1戦終わっただけなので、次の第2戦でも昨年のリベンジをしたいと思います」

野崎史高選手談(3位)

「今日はめちゃくちゃ調子が良かったけれど、調子がいいときだからこそありえるタイムオーバーとかセクションカードに触れるもったいないミスがありました。とくに1ラップ目の第7セクションで落ちたときにマシンもダメージを受けて、時間がない上にマシンの修理でまた時間をとられてしまい、それで1ラップ目にタイムオーバーしたのがかなり大きかったですね。でも調子自体はよかったし、かなり手応えを感じました。マシンは絶好調ですし僕好みに仕上がっているので、次は今日みたいな感じでは終わらないぞ、という気持ちです」

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