ヤマハ発動機株式会社

全日本モトクロス選手権 IA1

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA1に関する情報をお届けします。

Rd.09 10/07 中国

第1ヒートで今季8回目のヒート優勝を獲得した#982 成田亮(YZ450FM)


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RACE DATA

■大会名称:2007全日本モトクロス選手権 第9戦中国大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2007年10月7日(日)
■会場:広島県・世羅グリーンパーク弘楽園
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴のち曇

REPORT

成田が1/2位で総合2位を獲得
チャンピオンに王手!

2007年全日本モトクロス選手権・第9戦中国大会が10月7日(日)、世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)にて開催された。いよいよ今シーズンも残り2戦となりチャンピオンを争いも佳境を迎えた。第8戦近畿大会で完全優勝を果たし、タイトルに向け大きく前進したジュビロ・レーシング・チームの成田亮は、プレッシャーをものともせず、第1ヒートで優勝、第2ヒートを2位として、総合1位の熱田孝高(ホンダ)と同ポイント獲得。前戦とかわらず32ポイント差のまま最終戦を迎えることとなった。

第1ヒートは、YZ450FMを駆る成田の独り舞台となった。スタートの1コーナーまでのストレートではチームメイトの釘村太一が先頭に立つが、コーナー直前に絶妙なタイミングのブレーキングからターンを決めると、そのままホールショットを奪い先頭に立つ。1周目を終えての順位は、成田を先頭に、加賀真一(スズキ)、小島庸平(スズキ)、溝口哲也(カワサキ)、釘村が続く。

成田は、すぐには独走体制を作ることはできなかったが、周回を重ねるごとに後方との差を広げ、5周目には2番手の溝口に5秒のアドバンテージを築く。その後も勢いは衰えることなく、2番手がライバルの熱田となっても着々と差を広げ、一時は約20秒という大差を築いて独走。近畿大会から3連続となるヒート優勝を達成した。2位には熱田、3位争いは溝口と高濱龍一郎(ホンダ)が最終ラップまでバトルを展開し、高濱が競り勝って3位を獲得した。

5番手と好スタートを切った釘村は、序盤の混戦で7番手まで順位を落としたが、10周目には4番手まで挽回。さらに3番手のライダーにも迫るが、終盤に順位を落とし6位となった。大河原はスタートで出遅れ3周目に15番手となるも、ここから着実に追い上げて7位でフィニッシュ。出原はスタートで他車と接触して転倒し、1周目を終えてピットに入った後、再スタートしたが、マシンの状況が思わしくなくリタイヤ。また小池田は前戦に引き続きけがのため欠場となった。

第2ヒートは成田の快勝から一転、成田、熱田、溝口という三人でバトルが展開された。レース序盤は高濱が先行するが、6周目を走行中にトラブルで後退。変わってトップに立ったのが溝口だった。一方熱田は好スタートから序盤は5番手あたりを走行、2周目に釘村と接触して転倒する場面もあったが、すぐにリスタートすると、その後は着実に順位を上げていく。

成田はスタートで隣のライダーと接触し遅れると、さらに1コーナーの転倒車をかわすことでも遅れをとり、1周目を20番手とする。しかしここから驚異的なスピードとテクニックでライバルを次々とかわし、5周目には熱田の後方までポジションを回復。

成田と熱田が挽回に時間を費やす間に溝口は2人に約8秒のアドバンテージを築きレースをリード。しかし成田と熱田はバトルを繰り広げながらそのギャップを着実に削り、11周目に溝口の背後に迫ると、12周目に成田がトップ、熱田が2番手に上がる。

その後は、1周ごとに順位を入れ替える攻防や、三人が約1秒差のなかでバトルを繰り広げる場面もあり、集まった1万人を超えるファンの目を釘付けにした。勝負は16周目にトップに立った熱田がそのまま逃げ切って優勝、2位成田、3位溝口となり、前回と変わらず成田が熱田に32ポイントの差をつけたまま最終戦を迎えることとなった。

大河原は中盤まで4番手をキープしていたが、終盤に後方からの追撃にあい、最後は6位でフィニッシュ。釘村は序盤6番手を走行していたが、順位を落として13位。出原は序盤に2番手を走行しながらも転倒してリタイヤとなった。

RESULT Race.1

順位ライダーチームマシンタイム
1成田 亮Jubilo RTYamaha32'17.627
2熱田 孝高TEAM HRCHonda32'34.265
3高濱 龍一郎Honda DREAM RTHonda32'49.196
4溝口 哲也K.R.TKawasaki32'49.998
5北居 良樹Team SUZUKISuzuki33'03.632
6釘村 太一Jubilo RTYamaha33'07.624
7大河原 功次大河原レーシングYamaha33'14.495
8戸田 蔵人Team SUZUKISuzuki33'17.689
9小島 康平Team SUZUKISuzuki33'39.965
10納屋 望住友ゴム工業(株)Honda33'41.242
11加賀 真一SRF K&S SUZUKISuzuki33'44.124
12小川 裕紀グリーンクラブパーク神戸RTKawasaki34'05.139
13芹沢 直樹Team CRF&CarlifeHonda-1 Laps
14片平 竜英モトハウスレースチームHonda-1 Laps
15池田 孝宏Redclubうず潮レーシング福山Honda-1 Laps
16中山 裕Team SRPSuzuki-1 Laps
17今井 隆充グラスライダースwithCO9BITSuzuki-1 Laps
18杉山 和起T.E.SPORTHonda-1 Laps
19中村 公洋グリーンクラブ&グリーンシャドウKawasaki-1 Laps
20中村 友則K.R.TKawasaki-1 Laps

RESULT Race.2

順位ライダーチームマシンタイム
1熱田 孝高TEAM HRCHonda32'38.794
2成田 亮Jubilo RTYamaha32'41.658
3溝口 哲也K.R.TKawasaki32'44.587
4中村 友則K.R.TKawasaki33'15.590
5戸田 蔵人Team SUZUKISuzuki33'20.547
6大河原 功次大河原レーシングYamaha33'21.740
7北居 良樹Team SUZUKISuzuki33'35.744
8小川 裕紀グリーンクラブパーク神戸RTKawasaki33'40.247
9勝谷 武史SEKI Racing MotoRomanHonda33'47.734
10加賀 真一SRF K&S SUZUKISuzuki33'52.463
11沼田 誠司TEAM JUDGE MENTHonda34'03.871
12小方 誠TEAM HAMMERホンダ学園Honda34'04.890
13釘村 太一Jubilo RTYamaha-1 Laps
14杉山 和起T.E.SPORTHonda-1 Laps
15中山 裕Team SRPSuzuki-1 Laps
16片平 竜英モトハウスレースチームHonda-1 Laps
17芹沢 直樹Team CRF&CarlifeHonda-1 Laps
18小島 康平Team SUZUKISuzuki-1 Laps
19池田 孝宏Redclubうず潮レーシング福山Honda-1 Laps
20鈴木 伸也SRFスポーツ東北&SHOEI岩手Suzuki-1 Laps

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1成田 亮Yamaha399
2熱田 孝高Honda367
3小島 庸平Suzuki280
4増田 一将Honda269
5溝口 哲也Kawasaki239
6北居 良樹Suzuki233
7大河原 功次Yamaha224
12出原 忍Yamaha170
15釘村 太一Yamaha112
17小池田 猛Yamaha101
23鈴木 友也Yamaha26

COMMENT

成田亮選手談(優勝/2位:総合2位)

「第1ヒートは会心のレースとなった。このコースは苦手なので、スタートが決まればなんとかなるだろうと集中して臨んだ。そして完璧なスタートを切ることができたが、これがその後のすべての流れを決めたといってもいいだろう。第2ヒートはスタートで他のライダーと接触。さらに1コーナーで転倒車をかわすことでさらに遅れをとってしまった。熱田選手が前にいたので、多くのライダーを抜いて追いつかねばならず、最初から全力でいった。しかし今思えば、後半のことを考えてもう少し冷静に対応しておけば、終盤がもう少し楽になったと思う。バトルは非常にタフで、気持ちの強い者が勝つという状況だったが、今回は熱田選手の方がその気持ちが強く2位となってしまった。この悔しさは言葉で表せないほど大きいが、ここで熱田選手とイーブンにできたことで気持ちが楽になった。SUGOでは自分の走りをしてチャンピオンを獲得したいと思う」

釘村太一選手談(6位/13位:総合7位)

「前回に比べ随分レース感を取り戻したこともあり、第1ヒートではまずまずの結果を残すことができた。特に序盤は上位をキープできただけでなく、表彰台を狙えると思うほど走りの内容も良かった。しかし後半は疲れがでてしまい、順位を落とすこととなった。第2ヒートでもスタートは周りのライダーに当たり負けせずに自分のラインをキープできた。しかしそこからペースが上がらず、一気に順位を落としてしまった。終盤はリズムを掴んで良い走りができたが、結果が13位では納得できるはずもない。あっという間に最終戦を迎えるが、スタッフの努力でマシンの戦闘力も上がっているし、自分も調子が上向いているので、最終戦ではファンの皆さんが楽しめるようなレースをして締めくくりたい」

出原忍選手談(リタイヤ/リタイヤ)

「今回は両ヒートともにリタイヤとなってしまった。まず第1ヒートでは、ホールショットといえるくらいの良い飛び出しができたのに、途中で横からマシンが突っ込んできて転倒し、その後ピットに戻って再スタートしたもののトラブルでリタイヤ。続く第2ヒートはスタートが決まって、その後のペースも良く2番手まで順位を上げることができた。表彰台に上がれるチャンスと思っていたら転倒し再びリタイヤとなった。今回こそはと意気込んでいたので、予想外の結果に悔しさが募るばかり。マシンも自分も調子が良いので、最終戦では最初からガンガン攻めて今度こそ表彰台に立ちたい」

大河原功次選手談(7位/6位:総合6位)

「第1ヒートはスタートで遅れながら、混戦のなかでうまく順位を上げることができたのは良かったが、上位が崩れてのものだし、後半はミスも多くとても満足いく内容だったとはいえない。第2ヒートは好スタートを切ったものの、トップのライダーについていくことができず、後半は疲れがでて集中力がなくなり何度も転倒しそうになり、せっかくの上位スタートを生かすことができなかった。なかなか満足なレースができないが、次回は1年を締めくくるレースとして、また来年につながる走りで終えたい」

光安鉄美、ジュビロ・レーシング・チーム監督談

「成田選手の第1ヒートは、好スタートから序盤でリードを広げ、後半には独走態勢を築くという完璧なレース運びだった。チャンピオンの座をかけたプレッシャーのかかるレースであの走りができたのは、成田選手にとっても良い影響を及ぼしたに違いない。第2ヒートはスタートで大きく遅れながら、序盤で挽回するところはさすがだ。その後のバトルでは結果的には敗れはしたものの、このレースでチャピオンに王手をかけたといってもいいだろう。最終戦でも今まで通りの走りで、またトップライダーらしい走りでチャンピオンを決めてほしい。我々チームも最善のバックアップでサポートしたいと思う」


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