AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.09 3月5日 デイトナビーチ
RACE DATA
■開催日:2016年3月5日(土)
■開催地:フロリダ州デイトナビーチ
■会場:SXデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ
REPORT
450SX:C・リードが12位
2016年AMAスーパークロス第9戦がフロリダ州デイトナビーチで開催された。レースの舞台となるコースは、米国を代表するオーバルトラック、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのインフィールドに特設されるタイトなロングコースで、路面はラフな砂質。 デイトナビーチでのAMAスーパークロス開催は1971年以来と、シリーズ中最も長い歴史を誇る。
Monster Energy/360fly/Chaparral/Yamaha Factory Racingからエントリーのチャド・リードはヒート1に参加して7位となったため、セミレースに回ることになった。そしてセミ2に参加したリードだったが、ここでも6位にとどまり、ラストチャンス・クオリファイヤーに出場することに。そして4周レースとして行われるLCQでは2位でフィニッシュ。22選手で争われるメインイベントへの進出を決めた。
一方、Autotrader/Monster/Yamaha/JGR teamのウエストン・パイクはヒート1に参加して10位に終わったため、セミ1に参加。パイクはここで5位となり、メインイベントへの出場権を得た。 パイクのチームメイト、フィリップ・二コレッティはヒート2に出走して9位となり、セミ2に参加。二コレッティはこれを制して、メインイベントへの参加を決めた。
メインイベント序盤、C・リードは16位につけて周回を重ねる。その後、J・ワイマー(スズキ)、W・パイクらと順位を入れ替えながら14~15位を走行するリードは、結局12位でチェッカーフラッグを受けるにとどまった。 W・パイクは1周目を13位で終えると、J・ブレイトン(KTM)、C・リードらと争いながら14位前後を走行する。しかし腕に問題を抱えるパイクは苦しいレース展開を強いられ、トップから1周遅れの18位でフィニッシュした。一方、パイクのチームメイト、P・二コレッティは抜群のスタートを決めて飛び出し、1周目を終えて4位で戻って来た。3ラップに渡ってその順位をキープするが、前戦で負傷した膝はデイトナのコースを走るには厳しく、5周目に7位、6周目には11位と次第に順位を落としてしまう。そしてレース中盤、軽い転倒を喫した二コレッティは最後尾まで後退。結局、2周遅れの21位でレースを終えた。
2016年AMAスーパークロス・シリーズ第10戦は3月12日土曜日、カナダ オンタリオ州トロントにあるロジャース・スタジアムで開催される。
250SX:J・マーティンが優勝!
フロリダ州デイトナビーチのSXデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された250スーパークロス東地区第2戦。Yamalube Star Racing Yamahaのジェレミー・マーティンがYZ250Fを駆って優勝を果たし、チームメイトのアーロン・プレシンジャーも5位に入った。
メインイベントでホールショットを奪ってトップに立ったのはM・スチュワート(ホンダ)で、これをYZ250Fに乗るJ・マーティンが追い、プレッシャーをかける展開でスタートした。 6周目、マーティンはスチュワートをジャンプの着地後にパスしかけるが、スチュワートもイン側をキープして譲らず、追い抜くには至らない。その後、マーティンは背後につけてチャンスを待つ。3位M・ダバロス(ハスクバーナ)、4位J・ヒル(KTM)も僅差で続き、上位4台はダンゴ状態で熾烈な争いが展開されている。 レースが後半に入ってからも上位4選手は5位以下を引き離しながらトップ争いを続ける。そして13周目、マーティンがついにトップのスチュワートをとらえてトップに躍り出る。マーティンはそのまま首位をキープして15周を走り切って最初にチェッカーフラッグを受けた。チームメイトのA・プレシンジャーは1周目の9位から順位を上げ、5位でフィニッシュした。