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スーパーバイク世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 9月29日-10月1日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク・スーパースポーツ世界選手権 第11戦ポルトガル
■開催地:ポルトガル/ポルティマオ(4.592 km)

WorldSBK レース1
■開催日:2023年9月30日(土)
■周回数:20周 (91,840 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度
■路面温度:40度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分39秒620)
■FL:A・バウティスタ(Ducati/1分40秒135)

WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2023年10月1日(日)
■周回数:10周 (45,920 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:28度
■路面温度:32度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分39秒620)
■FL:T・ラズガットリオグル(Yamaha/1分39秒826)

WorldSBK レース2
■開催日:2023年10月1日(日)
■周回数:20周 (91,840 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度
■路面温度:40度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分39秒620)
■FL:A・バウティスタ(Ducati/1分40秒475)

WorldSSP レース1
■開催日:2023年9月30日(土)
■周回数:17周 (78,064 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度
■路面温度:40度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分42秒769)
■FL:Y・モンテッラ(Ducati/1分43秒686)

WorldSSP レース2
■開催日:2023年10月1日(日)
■周回数:17周 (78,064 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度
■路面温度:38度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分42秒769)
■FL:S・マンジ(Yamaha/1分43秒627)

REPORT

WorldSBK 9月29日(土)

ラズガットリオグル、レース1で2位獲得

ポルトガルはアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催された第11戦のレース1で、Pata Yamaha Prometeon WorldSBK Official TeamのT・ラズガットリオグルが2位を獲得。チームメイトのA・ロカテッリは午前中のスーパーポールで3番手のタイムを記録したが、第10戦アラゴン大会のレース2でオレンジディスク・フラッグ(黒字にオレンジ色の円が描かれた旗=ピットへの召還指示)無視によるペナルティでグリッド最後尾からのスタート。オープニングラップの第2コーナーまでに24番手から15番手へ浮上し、さらに9位まで上げてチェッカーを受けた。日曜日に行われるスーパーポール・レースはフロントローからスタートする。

ラズガットリオグルはスーパーポールで4番手。3番手のロカテッリが最後尾へ移動したため、フロントローからレース1をスタートした。そしてホールショットを奪い、真っ先に第1コーナー進入してレースをリード。2ラップ目にはA・ローズ(カワサキ)の後方に下がりタイヤを温存する作戦をとったが、それは長くは続かず、4ラップ目の第1コーナー進入のブレーキングから4台のトップバトルへと変化。そのなかでラズガットリオグルが再び前へ出る展開となった。

熾烈なバトルが数ラップにわたり続いたあと、いつものようにA・バウティスタ(ドゥカティ)がマシンの強みを発揮。8ラップ目には最終コーナーからメインストレートへ続く立ち上りの加速でリードを拡大し、ラズガットリオグルの追撃を振り切った。

これによりランキングトップのバウティスタと2位のラズガットリオグルの差は52ポイントとなったが、計算上は依然としてタイトル獲得のチャンスが残っている。またレース2終了時点でその差が62ポイント以上に拡大しなければ、最終戦スペイン大会で逆転する可能性がある。チーム・ランキングも同様で、Pata Yamaha Prometeon WorldSBK Official TeamとAruba Racingが最終戦まで競り合う見込み。

GYTR GRT Yamahaのガードナーが6位獲得

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナーがレース1で6位獲得と健闘。チームメイトのD・エガターは14位でゴールし、ポイントを獲得した。

スーパーポールでガードナーは、一時4番手まで浮上していたものの、イエローフラッグに阻まれて1分40秒207の9番手。一方のエガターは1分40秒672で17番手に留まった。

前方ライダーのペナルティにより、それぞれ8番グリッドと15番グリッドからレース1をスタート。ガードナーは好スタートを決めて序盤から上位グループを走行し、そのまま全20ラップにわたり順調にハイペースをキープした。最終ラップでは1台パスし、6位に上げてゴールしている。エガターは周囲のライダーとバトルしながらコンスタントにスピードを維持。終盤ではさらに調子を上げて14位でチェッカーを受けた。

WorldSBK 10月1日(日)

ラズガットリオグルは両レース2位、ロカテッリも表彰台獲得

Pata Yamaha Prometeon WorldSBK Official TeamのT・ラズガットリオグルは、スーパーポール・レースとレース2で優勝争いを展開したが、いずれも最終ラップの最終コーナーで逆転されて2位となった。両レースで優勝したA・バウティスタ(ドゥカティ)に、メインストレートで抜かれる厳しい戦いだった。

ラズガットリオグルはあらゆる手を尽くして勝利を目指した。レース2ではハードブレーキング・エリアの第1、第5、第13コーナーで10回以上もオーバーテイクに成功。しかしそのたびにバウティスタが、第15コーナーからメインストレートへと続く加速で抜き返した。勝利への強い意欲と献身的な努力の前では、2位2回の好成績もかすむほどだった。

ラズガットリオグルのチームメイトのA・ロカテッリは、スーパーポール・レースをフロントローからスタートして3位表彰台を獲得。レース2でも表彰台争いを展開していたが、終盤でやや後退して5位でゴールした。

この結果、バウティスタとのポイント差は60ポイントに拡大。ラズガットリオグルのタイトル獲得の可能性はかなり厳しいが、チーム・ランキングでは依然として、Pata Yamaha Prometeon WorldSBKがAruba Racing(ドゥカティ)に対して7ポイントのリードを保っている。

ガードナーがスーパーポール・レースで4位獲得

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナーが、スーパーポール・レースでWorldSBK自己ベストとなる4位を獲得。チームメイトのD・エガターはスーパーポール・レースで14位に留まったあと、レース2では8位まで挽回する健闘を見せた。

午前中に行われたスーパーポール・レースでガードナーは、9番グリッドからスタート後、素晴らしい走りを見せて4位でチェッカー。エガターはハードバトルを展開しながら、コンスタントにハイペースを維持して上位グループについて行ったが、14位に留まった。

この結果、レース2はガードナーが4番グリッド、エガターが15番グリッドからスタート。ともに好ダッシュを決め、ガードナーはすぐさま表彰台争いに加わっていったが、残り10ラップでマシントラブルが発生してリタイア。その一方でエガターは着実にポジションを上げ、一時は6番手に浮上。しかし最終ラップで逆転されて8位でチェッカーを受けた。

WorldSSP 9月29日(土)

マンジとナバーロがダブルポディウム獲得!

Ten Kate Yamaha WorldSSP Supported TeamのS・マンジとJ・ナバーロが、それぞれ2位と3位を獲得し、揃って表彰台に上った。ナバーロにとってはWorldSSP初表彰台となった。

スーパーポールではマンジが1分43秒292を記録して2番グリッドを獲得。一方のナバーロは4位、GMT94 Yamaha WorldSSP Supported TeamのV・デービスが5位で続いた。またT・エドワーズ(Yart-Yamaha WorldSSP Team)が6位と健闘した。

マンジはレース1で好スタートを決めると、グリッドポジションを維持して第1コーナーへ。その後は数ラップにわたりトップにプレッシャーをかけ続け、同時に3番手のライダーをしっかり抑えていたが、周回を重ねるなかで一時、3番手に後退した。この時点で後続のナバーロとデービスを抑えることに集中していたが、その後、2番手のY・モンテッラ(ドゥカティ)がリタイアしたためマンジが2番手に上がり、リズムを取り戻してそのままチェッカーを受けた。

一方のナバーロも順調に周回を続け、WorldSSP初となる表彰台を獲得した。デービスは5位、L・ダッラ・ポルタ(Evan Bros Yamaha WorldSSP Supported Team)が10位に入っている。

なお、この日シーズン14勝目をあげたN・ブレガ(ドゥカティ)が2023年のチャンピオンを決定。マンジはランキング2位を維持し、3位に63ポイント差をつけている。

WorldSSP 10月1日(日)

マンジが今季4度目の優勝

Ten Kate Yamaha WorldSSP Supported TeamのS・マンジのタイトル獲得の可能性はなくなったが、依然として勝利への強い意欲は失われていない。それを示すようにマンジはレース2で素晴らしい戦いぶりを見せ、最終戦を待たずにランキング2位を決定した。

マンジはシーズンを通してのライバルであるN・ブレガ(ドゥカティ)やY・モンテッラ(ドゥカティ)とバトルを展開。決して勝利をあきらめないとう強い意志を見せ、トップとの差を縮めていくと、何度も仕掛けてトップに躍り出た。最終的に0.084秒差で抑えきり、今季4度目となる優勝を成し遂げた。

G・ヴァン・ストラレン(EAB Racing Team)が6位、ナバーロはスタートで出遅れて7位、L・ダッラ・ポルタが9位に入った。V・デービスは9ラップ目、テクニカル・トラブルによりリタイアしている。

WSBK RESULT Race.1

WSBK RESULT Superpole Race

WSBK RESULT Race.2

WSSP RESULT Race.1

WSSP RESULT Race.2

RIDERS RANKING WSBK

RIDERS RANKING WSSP

CONSTRUCTORS RANKING WSBK

CONSTRUCTORS RANKING WSSP

COMMENT

WorldSBK 9月29日(土)

Pata Yamaha Prometeon WorldSBK Official Team

T・ラズガットリオグル選手談(2位)

「予選タイムは悪くなかったのですが、自分ではまだ足りない感じがありました。レース1のスタートがうまくいったので、しばらくはバウティスタ選手とバトルしましたが、レースは非常に速いペースで進んでいきました。毎ラップ懸命にプッシュし、100%以上の力を注いで、コーナーごとに調子は上がっていきましたが、決して楽ではありませんでした。終盤になるとリアグリップが落ち始めたので、バウティスタ選手のグリップも落ちてくるのを待っていたのですが、最後まで、そうはなりませんでした。毎ラップで近づくことができるのですが、最終コーナーとストレートでは彼にかないませんでした。それでも、このレースを通して理解できたこともあるので、明日のスーパーポール・レースではまた100%以上を注いで勝利を目指します」

A・ロカテッリ選手談(9位)

「非常に難しいレースでした。とくに序盤の数ラップは、スリップストリームや第1コーナー進入のブレーキングポイントでの風の影響などで、マシンを制御するのが大変でした。そのため、トップグループに加わるチャンスとトップ5獲得の可能性を逃してしまったと思います。でもリズムは悪くありませんでした。スーパーポールでは好タイムを記録できましたし、明日は3番グリッドからスタートできるので、残り2回のチャンスを楽しみにしています。この好調に自信を持ってエンジョイすべきだと思っています。金曜日から多くの仕事に取り組み、今日はマシンが改善されてフィーリングが良くなりました。とても満足していますし、予選でトップグループと競り合えるようになった自分の能力に自信を感じています。明日がとても楽しみです」

P・デニング(チーム代表)談

「正直に言えば、目標はいつも優勝です。トップチームやトップメーカーにとっては当然のことだと思います。でも今日は、ラズガットリオグル選手とR1のパフォーマンスをシンプルに称賛します。バウティスタ選手に立ち向かう姿勢のなかに、やり残したものは何もありませんでした。後ろからプレッシャーをかけ続け、もう少しで達成しようというところまで迫りました。ラズガットリオグル選手とそのチームの素晴らしい仕事に敬意を表します。ロカテッリ選手はアラゴン大会でのペナルティにより最後尾スタートとなり、厳しい展開になりました。ところが1ラップ目で24番手から15番手まで挽回し、さらに9位まで上げてゴールしました。明日は本来のグリッドポジションである3番手からスタートするので、トップグループに加わっていくことを期待しています」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

R・ガードナー選手談(6位)

「最後まで攻め続け、本当にチャレンジングなレースでした。正直なところ、もう少し上を狙っていたのですが、最終的な順位には満足しています。スーパーポールでは運悪くイエローフラッグに阻まれてしまいましたが、もっと前からスタートできていれば、もう少し楽だったでしょう。レース1では最初のラップでミスをしてしまい、少し自信を失ってしまいました。でも終盤は前のグループに近づいて、いい走りができました。明日に向けて、おもにリアのグリップ向上に取り組み、ポジションアップを目指します。ポテンシャルはあるので、日曜日をエンジョイしたいと思っています」

D・エガター選手談(14位)

「予選セッションは思い通りにはいきませんでした。タイム差はそれほど大きくないのですが、グリッドはかなり後方になってしまうので簡単ではありません。自分のリズムをなかなか作れず苦戦しましたが、ここから改善を目指し、またいい走りができるよう頑張ります。今日は誕生日だったので、好成績を獲得したかったのですが、明日に向けて貴重なデータを収集することができました。たくさんの誕生日のお祝いをありがとう!」

WorldSBK 10月1日(日)

Pata Yamaha Prometeon WorldSBK Official Team

T・ラズガットリオグル選手談(2位/2位)

「あらゆる力を尽くしましたが、またしても最終コーナー立ち上がりで勝利を逃がすこととなってしまいました。私はすべてのコーナーで100%以上プッシュしているのですが、最終コーナーだけはバウティスタ選手と彼のマシンが非常に強く、毎回、抜かれてしまいます。それを除けばマシンのフィーリングが本当に素晴らしいだけに、この結果は受け入れがたく悔しい気持ちでいっぱいです。もしもコーナー進入で抜かれるなら、あきらめることもできるでしょう。ところが実際には、私がチェッカーフラッグを見ているのに彼が抜いて行くのです。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。そのことはよくわかっています。でも勝てなかったわけですから、ハッピーな気持ちにはなれません。今日は勝利だけを目指していました。最後の4~5ラップはフロント・ブレーキがロックしたり、リアのグリップが落ちたりしてとくに苦しい状況でしたが、それでも100%以上でトライし、戦い続けました。決してスロットルを閉じたりはしませんでした。勝つために全力でプッシュし、その結果の2位は受け入れることができないのです。ヤマハとチームに感謝し、応援してくれるすべての人ために、私はいつも戦い続け、決してあきらめることはありません。次回ヘレスでもまた優勝を目指します」

A・ロカテッリ選手談(3位/5位)

「今日はスーパーポール・レースで3位を獲得し、レース2も同じポジションからスタートすることができました。昨日はグリッド最後尾からのスタートとなってしまったため、マシンの状態を把握して翌日に備えるなどの、通常のレース1でやるべき仕事を十分に進めることができませんでした。そのため、今日のレース2はいつもよりも難しい戦いとなり、とくに15ラップを過ぎたあたりからは小さな部分で後れをとってしまいました。それでも、このウイークを振り返ってみれば、ミスはなく、ポイントを獲得し、スーパーポールで好タイムを記録できたのですから、全体的にはポジティブに受けとめることができると思います。あとはフロントのフィーリングを改善できればもっといいですが、その上でも、今回も素晴らしいレースウイークになったと言っていいと思います。より強くなるために、そしてシーズンを好調に終え、来シーズンに向けて準備するためにプッシュし続けます。それが私とヤマハにとって重要なことです」

P・デニング(チーム代表)談

「私自身もチームも、午前中のダブル・ポディウムと午後の2位にこれほどがっかりしたことはないと思います。人生では通常、人は自分にふさわしいものを手に入れることができますが、今日は、とくにレース2では、ラズガットリオグル選手のスピリットや努力、スピードは、間違いなく勝利に値するものでした。もちろん、バウティスタ選手も素晴らしい走りをしていました。ふたりのライダーが、それぞれの最高の能力を発揮しましたが、最終コーナーで2度も勝利とは反対の結果が出てしまったことは大きな衝撃でした。ロカテッリ選手は、昨日の予選も今日の午前中の3位もとても素晴らしく、レース2は最後の数ラップで後退して表彰台のチャンスを失いました。ふたりのライダーとPata Yamaha Prometeon WorldSBKのチームメンバー全員に感謝しています。彼らがいつものように、パフォーマンスを最大限まで引き上げてくれました」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

R・ガードナー選手談(4位/DNF)

「レース2はバッドラックがありましたが、全体的には好調なウイークだったと思います。スーパーポール・レースではいい戦いができて4位でゴールし、レース2のグリッドを上げることができました。レース2も好スタートしたのですが、新品タイヤに少し手間取りました。そのあとペースを取り戻して前との差を詰めていき、終盤は好調を維持できると考えていたのですが、残念ながらテクニカル・トラブルが発生してリタイアとなってしまいました。それでもバランスはとても良く、素晴らしいスピードを見せることができました。まだやるべきことや学ぶべきことがたくさんありますが、それらのすべてを集めて最終戦をエンジョイできるよう期待しています」

D・エガター選手談(14位/8位)

「ウォームアップで一歩前進し、スーパーポール・レースでもう一度、フィーリングが向上しました。でも残念ながら、ポテンシャルをすべて出し切るには10ラップでは足りませんでした。そのあとのレース2ではライディングを楽しみ、終盤に向けていいペースで走ることができました。6位を目指していきましたが、コーナーではらんでしまい8位に後退しました。少し悔しいですが、良いパフォーマンスを見せることができたと思います。チームのみんなの努力に感謝しています。決して私ひとりの力ではありません。いつも彼らに多くのことを求め、彼らはそれに応えてくれます。だから今日は何らかのお返しをしたいと思いました。まだ肘と肩に少し痛みが残っているので、インターバルを利用してしっかり治し、100%の状態で最終戦に臨みます」

WorldSSP 9月29日(土)

Ten Kate Yamaha WorldSSP Supported Team

S・マンジ選手談(2位)

「好スタートを切って、すぐにトップに近づくことができたので、いいレースになりました。ブレガ選手について行くのはかなり大変で、後半で少し詰めましたが、ハイサイドを起こしそうになり、難しいと判断しました。それでも、もう一度トライすると限界を超えてしまったので、今日は2位までだと気づきました。これ以上できないというところまで攻めましたし、これ以上タイムを詰められる場所はなかったので、今日のレースは最高の戦いのひとつだったと思います。今は明日のランキング2位決定に照準を合わせ、それからシーズン最終戦をエンジョイしたいと思っています」

J・ナバーロ選手談(3位)

「シーズンを通じて大きく成長できたと思うのでとてもハッピーです。現時点ではまだ、期待していた結果にはまだ到達できていませんが、いつも素晴らしい仕事をし、私を信じ続けてくれるチームに感謝しています。今週は表彰台のチャンスがあるとわかっていたので、スタート時点で十分に決意を固めていました。そしてトップライダーたちと一緒に走ることで、今日はいつも以上に多くを学べたと思います。このあとは改善が必要な部分に集中し、明日のレースを楽しみにしています」

WorldSSP 10月1日(日)

Ten Kate Yamaha WorldSSP Supported Team

S・マンジ選手談(優勝)

「素晴らしいレースでした。フロントローの3人が絶好のスタートを切り、レース中も最高のリズムを維持しました。昨日とは違い、今日の私は2人との差を縮めてバトルすることができました。そしてトップに立ったとき、勝てるだけのスピードが出ていると感じました。最後は最終ラップの激しい競り合いとなり、勝利することができました。次回ヘレスでも同じようにレースをエンジョイし、シーズンを好調に締めくくりたいと思っています。ランキング2位獲得をうれしく思っていますが、今年はチャンピオンを目指してきたので100%ハッピーというわけではありません。それでも素晴らしいシーズンを過ごし、何度も表彰台に上がれたことには満足しています」

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