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スーパーバイク世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 4月22-24日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク・スーパースポーツ世界選手権 第2戦オランダ
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)

WorldSBK レース1
■開催日:2022年4月23日(土)
■周回数:21周 (95,382 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度
■路面温度:29度
■PP:T・ラズガットリオグル(YAMAHA/1分32秒934)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分34秒535)

WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2022年4月24日(日)
■周回数:9周(40,878 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:13度
■路面温度:21度
■PP:T・ラズガットリオグル(YAMAHA/1分32秒934)
■FL:A・バウティスタ(Ducati/1分33秒620)

WorldSBK レース2
■開催日:2022年4月24日(日)
■周回数:21周 (95,382 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度
■路面温度:26度
■PP:T・ラズガットリオグル(YAMAHA/1分32秒934)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分34秒093)

WorldSSP レース1
■開催日:2022年4月23日(土)
■周回数:13周 (63,156 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度
■路面温度:30度
■PP:D・エガーター(YAMAHA/1分36秒906)
■FL:D・エガーター(YAMAHA/1分37秒926)

WorldSSP レース2
■開催日:2022年4月24日(日)
■周回数:18周 (81,756 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:15度
■路面温度:26度
■PP:D・エガーター(YAMAHA/1分36秒906)
■FL:D・エガーター(YAMAHA/1分37秒958)

REPORT

WorldSBK 4月23日(土)

ポールポジション獲得のラズガットリオグルがレース1で3位

2022 FIM Superbike World Championship第2戦がオランダはアッセンTTサーキットで開催された。そのレース1ではPata Yamaha with Brixx WorldSBK のT・ラズガットリオグルがトップ争いを展開し、トップに約1秒差まで迫る3位を獲得。先立って行われたスーパーポールでは、これまでのコースレコードをコンマ5秒以上短縮する1分32秒934でポールポジションを獲得していた。

ポールシッターのラズガットリオグルは序盤からレースをリード。チームメイトのA・ロカテッリが4番グリッドから飛び出し、2番手でこれに続いた。ロカテッリはそのまま10ラップにわたり表彰台争いに加わっていたが、リアグリップの低下によりペースが上がらくなり、A・バウティスタ(ドゥカティ)を抑えきれずに4番手へ後退。その後は最後までポジションを守りきり、5位に8秒近い差をつけてチェッカーを受けている。

トップ争いでは3ラップ目にラズガットリオグルが2番手に後退し、レース中盤はJ・レイ(カワサキ)の背後につけて挽回のチャンスを窺う展開。終盤を迎えてもう一度チャレンジしたいところだったが、わずかに届かず1.014秒差の3位でゴールした。

ガーロフがレース1で今季最上位となる8位を獲得

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのG・ガーロフが終盤の追い上げで8位を獲得。チームメイトの野左根航太はロングラップ・ペナルティを課されてポイント圏外に留まった。

午前中に行われたFP3では、ガーロフと野左根がそれぞれ8番手と16番手。スーパーポールではガーロフが1分34秒175を記録して6番手と健闘し、目標としていたグリッド2列目以内を確保。野左根は1分35秒215で16番手となった。

レース1ではガーロフがスタートで出遅れて集団に飲み込まれてしまう。そのあと徐々に挽回して10番手まで上がり、終盤では再び激しいチャージを見せて8位を獲得した。その一方で、野左根はグリッド6列目から絶好のスタートを切り、1ラップ目でトップ10に迫る大健闘。その後は13番手争いを展開していたが、ロングラップ・ペナルティによるポジションダウンで17位に留まりポイント獲得はならなかった。

WorldSBK 4月24日(日)

レース2でロカテッリが2位表彰台を獲得

Pata Yamaha with Brixx WorldSBKのA・ロカテッリが、自己ベストとなる2位を獲得して今季初となる表彰台に上った。

ロカテッリは前日のレース1でも4位と健闘しており、今朝のスーパーポール・レースでも同じく4位を獲得。またチームメイトのT・ラズガットリオグルは、スーパーポール・レースでA・バウティスタがコースリミット越えにより順位を下げたあと2位に浮上していた。

ふたりは揃って絶好のスタートを切り、オープニングラップからレースをリードしていく。6ラップ目まではラズガットリオグルがリードしていたが、第2コーナーでレイと接触して転倒、ここでリタイアとなってしまった。

その一方でロカテッリはコンスタントに周回を重ね、レース中盤は好タイムをキープしながら着実に差を詰めていく。そして残り4ラップではついにI・レクオーナ(ホンダ)をとらえ、2位でチェッカーを受けて表彰台を獲得した。

この結果、ラズガットリオグルとロカテッリはそれぞれランキング3位と4位につけている。次回、第3戦は4週間後の5月20~22日、ポルトガルはエストリル・サーキットで開催される。

ガーロフがスーパーポール・レースで7位

GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのG・ガーロフがスーパーポール・レースで7位を獲得したが、レース2ではガーロフとチームメイトの野左根航汰が、それぞれ別のアクシデントによりリタイアに終わっている。

午前中に行われたウォームアップではガーロフが1分34秒777で5番手。野左根は1分36秒041で14番手につけていた。

スーパーポール・レースではガーロフがポジションを守って1ラップを終え、中段グループでバトルを展開したあと7位でチェッカー。野左根は絶好のスタートを切ってオープニングラップで11番手に浮上し、その後14位に下げてゴールしている。

その野左根はレース2のオープニングラップで激しく転倒。ガーロフは第5コーナーで軽い接触があり、フロントカウルを破損してそのままリタイアとなった。野左根はこのあとメディカル・センターで検査を受け、右足の第5中足骨骨折と診断された。

WorldSSP

レース1:エガーターが優勝

オランダはアッセンTTサーキットで開催されたFIM Supersport World Championshp第2戦のレース1で、Ten Kate Yamaha Supported WorldSSP Team D・エガーターがG・ヴァン・ストラレン(EAB Racing Team)を0.081秒差で抑えて優勝を飾った。

エガーターは前日、金曜日のフリープラクティス・セッションで総合トップに立ち、土曜日の予選では1分36秒906のラップレコードを記録してポールポジションを獲得。強風のなかで行われたレース1ではスタート位置の優位性を最大限に活かし、真っ先に第1コーナーに飛び込んでいった。

しかし、そのすぐ後ろにはライバルたちが続き、激しくプレッシャーをかけてくる。そして4ラップ目にはN・ブレガ(ドカティ)に先行を許して2番手に後退。エガーターの後方には3位争いを展開するEvan Bros Yamaha World SSP Suppoted TeamのL・バルダッサーリとヴァン・ストラレンが迫り、トップ集団が拡大していった。このあとヴァン・ストラレンがバルダッサーリをとらえて前に出るも、3位奪還を狙って仕掛けたバルダッサーリが第10コーナーで転倒し、トップ争いは3台に絞られた。

エーゲルターを視界にとらえたヴァン・ストラレンが勝負をかけ、エガーターとブレガをパスしてトップに浮上。エガーターはチームのホームレースで何としても勝利を持ち帰ろうと、7ラップ目に2番手のブレガをとらえ、さらにトップのファン・スターレンに照準を合わせていった。

残り5ラップはエガーターとヴァン・ストラレンの一騎打ち。両者、好タイムをキープしながら激しく競り合い、ついにはエガーターが第11コーナー立ち上がりで仕掛けて再びトップに浮上。しかし、そのすぐあとに後方で転倒車があり、レッドフラッグが提示されてレースはそのまま終了となった。

パスを完了し、ひとつ前のセクターで0.081秒リードしていたエガーターが優勝を決め、チャンピオンシップのリードを拡大。ヴァン・ストラレンは自身のホームレースでWorldSSP初表彰台を獲得し、地元ファンを喜ばせた。

その他のヤマハ勢ではGMT94 Yamaha WorldSSP Supported TeamのJ・クル続きーセルが4位、Kallio RacingのP・ホベルスベルガーが8位、エガーターのチームメイトのL・タッキーニが10位をそれぞれ獲得。

レース1終了時点でエガーターがランキングトップを維持。ヴァン・ストラレンが24ポイント差のランキング2位、バルダッサーリがさらに1ポイント差の3位で続いている。

レース2:エガーターが連勝を達成

レース1で優勝を果たしたエガーターがレース2でも優勝し、今季3勝目をあげた。またバルダッサーリが2位で続き、開幕以来、続いているヤマハの1-2フィニッシュに貢献している。

エーゲルターはポールポジションから好スタートを切ったものの、第1コーナーではらんでバルダッサーリの後ろの4番手に後退してしまう。その一方ではJ・クルーセルと、レース1で表彰台獲得の健闘を見せたG・ヴァン・ストラレンが転倒し、オープニングラップで早々に戦線を離脱した。

周回が進んでリズムが落ち着いてくると、ヤマハ勢がアタックを開始。F・カリカスロ(ドゥカティ)を視界にとらえたバルダッサーリが、初めに第14コーナーでこれをパス。そのあとを追うエガーターが、シケインで素早く差を詰めていった。2台のバトルはさらに激しさを増し、何度も順位を入れ替えながらの2位争いが続く。ここからまずバルダッサーリが動き、C・オンク(カワサキ)をとらえてトップに浮上。しかしエガーターもオンクをパスし、さらにバルダッサーリにも仕掛けて8ラップ目にはついにトップに躍り出た。

後方からのプレッシャーを受けたバルダッサーリはブレガの後方で転倒。しかしすぐさま再スタートし、最終シケインで2位を奪い返すと後続を引き離す力も見せた。

トップを行くオンク(は一度として後方を振り返ることなく、最終的には2.6秒差をつけてチェッカー。シリーズポイントでは、ランキング2位のバルダッサーリとの差を30ポイントに拡大し、トップを守っている。

K・スミスも好走して5位争いに加わったが、終盤で順位を下げて9位で終了。M・ブレナーはトップ10にわずかに届かず12位。タッキーニが13位、U・オラドレが14位で続き、それぞれポイントを獲得した。その一方でP・ホベルスベルガーは16位に留まり、ポイントを逃している。

合計995ポイントを獲得しているエガーターは、バルダッサーリに30ポイント差をつけてランキングトップ。ヴァン・ストラレンが4位、クルーセル合計23ポイントで9位につけている。

ホベルスベルガー、タッチーニ、スミスがそれぞれランキング12位、16位、17位。MS Racingのルーキー、オラドレは5ポイントを獲得し、ランキング19位となっている。

WSBK RESULT Race.1

WSBK RESULT Superpole Race

WSBK RESULT Race.2

WSSP RESULT Race.1

WSSP RESULT Race.2

RIDERS RANKING WSBK

RIDERS RANKING WSSP

CONSTRUCTORS RANKING WSBK

CONSTRUCTORS RANKING WSSP

COMMENT

WorldSBK 4月23日(土)

Pata Yamaha with Brixx WorldSBK

T・ラズガットリオグル選手談(3位)

「ベストを尽くしましたが、決勝ではタイヤに少し心配があったので無理はしませんでした。その結果、3位でゴールし、チャンピオンシップに重要なポイントを獲得することができました。ご存じのように、常にベストを尽くしていますが、今は何としても勝利が必要です。いつも3番手では不十分なのです。これからも常に優勝を狙っていきます。まだ検討中ですが、明日は別の作戦で臨むことになるかもしれません。ライバルたちは皆とても速く、とくにレイ選手とバウティスタ選手は手ごわい存在ですが、私もここからさらに強くなれると信じています」

A・ロカテッリ選手談(4位)

「4位を獲得することができ、うれしい一日になりました。レース中盤からはトップグループについて行くのが難しくなってしまいましたが、昨日はマシンのフィーリングさえあまり良くなかったことを考えれば、この最終結果に満足できます。今日の午前中のセッションで大幅に改善され、決勝も最初の10ラップは非常に順調でした。私にとってこれは大きな前進です。そしてたくさんのデータを収集することもできたので、明日こそは最後までトップグループについていけるよう準備していきたいと思います。サーキットに到着した時点では表彰台を目標にしていましたが、やはり簡単ではありません。明日は戦い方を改善し、表彰台獲得を目指して今日以上にプッシュします」

P・デニング、チーム代表談

「ラズガットリオグル選手がコースレコードを更新してポールポジションを獲得したあと、彼自身も私たちチームも当然ながら優勝を狙っていました。そして非常に近いところまでいきましたが、最後の数ラップでわずかに届きませんでした。ウイナーを1秒差まで追い詰めて素晴らしい仕事をしましたが、ラズガットリオグル選手は勝つために戦っているのです。私たちとしては少しでも前に進むため、そしてもう一度トップ争いをしてもらうために、できることはすべてやるつもりです。また、ロカテッリ選手がチャンピオン候補たちと競り合うのを見られたことは非常にうれしかったです。今日の4位獲得は、明日だけでなく残りのシーズンを通して大きな自信になるでしょう」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

G・ガーロフ選手談(8位)

「スーパーポールではトップ6を狙っていたので、満足できる結果になりました。マシンの調子がセッションごとに良くなっていることも、うれしい要因のひとつです。レース1ではこれまでのデータを分析し、リアタイヤにやや硬めのソフトコンパウンドの採用を決定しました。残念ながら序盤はあまりグリップが上がらず、終盤になって速くなってきたのですが、それではまだ不十分でした。結局、この選択はうまくいきませんでしたが、この経験を通して、明日に向けてより明確なアイディアをつかむことができました」

野左根航太選手談(17位)

「好スタートを決めて、ポイント争いに絡んでいくことができました。残念ながらロングラップ・ペナルティによって阻まれてしまいましたが、トップ15争いの感覚を取り戻すことができたことは良かったと思っています。今日は結果につなげることができませんでしたが、明日はもっと強くなって、もう一度、トライしたいと思います」

WorldSBK 4月24日(日)

Pata Yamaha with Brixx WorldSBK

A・ロカテッリ選手談(4位/2位)

「表彰台に上ることができ、本当にうれしいです。ウイーク初日の目標を達成することができましたからね!  チームメイトのトプラック選手はとても速かっただけに残念な結果になりましたが、これがレースというものです。そして私も、表彰台のチャンスが見えたときには、いつもトライしていきたいと思っています。レース中盤はレクオーナ選手に少し遅れをとってしまいましたが、プッシュして差を詰め、最後は前に出ることができました。ですから今はとてもハッピーです。優勝を狙うためには、ここからもっと改善していかなければなりませんが、今日の結果が私たちにとって非常に重要なものとなったことは間違いありません。次からは金曜日のパフォーマンス向上を目指し、チャンスがあればまた表彰台を狙っていきます」

T・ラズガットリオグル選手談(2位/DNF)

「レース2ではセッティング変更をして臨み、良いフィーリングをつかんでいました。そして激しいプッシュではなく、スムースな走りを心掛けながらタイヤを温存していたのです。第1コーナーでハード・ブレーキングをしたときに少しはらみましたが、コースを外れたわけではなく、縁石に乗ったもののラインはキープできていました。レイ選手がミスをするとは思っていなかったので、2台で転倒してしまったことに驚いています。今回はレースのたびに前進していたのですが、スーパーポール・レースでは終盤でタイヤ・グリップが落ちてしまい、ペースが上がりませんでした。それでもマシンの調子はとてもいいですし、次回以降はまた相性の良いコースが続くので、昨年同様、ポイントを気にせず勝利だけに集中していきたいと思っています」

P・デニング、チーム代表談

「レース2ではトプラック選手とレイ選手のアクシデントがあり悔しい結果になりました。しかしその一方でロカテッリ選手が素晴らしい走りを見せてくれましたし、トプラック選手もスーパーポール・レースではパフォーマンスを披露しました。2台が接触したときはいつも見解が分かれてしまうものですが、FIMはこれをレーシング・インシデントと結論付けました。私たちにとっては成績でも競争力でも、アッセン・サーキットで最高のものになりましたが、アラゴンと同様にトップにはわずかに届きませんでした。ロカテッリ選手は金曜日に苦戦しましたが、それを克服して大きく前進しました。安定性とスピードが表彰台という結果につながったのでしょう。現時点で、トプラック選手とランキングトップとの差は大きくなってしまいましたが、シーズンはまだたくさん残っています。まずは次のエストリルに向けて準備します」

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team

G・ガーロフ選手談(7位/DNF)

「スーパーポール・レースでは好スタートを切りましたが、1ラップ目で何台かに抜かれてしまいました。これで第2グループに加わり、終盤で何度かパスして7位でゴールしました。レース2もスタートは良かったのですが、誰かと接触してフロントカウルが緩んでしまいました。そのため走行を続けることができず、ピットに戻りました」

野左根航太選手談(14位/DNF)

「金曜日はかなり厳しい状況でしたが、日ごとに良くなってきていました。今日はスーパーポール・レースでハイペースをキープし、14位でゴールすることができました。それでレース2にも自信を持っていたのです。好スタートを決めて、そこからレースを組み立てていくという目標を立てていましたが、残念ながら、他のライダーと接触してしまいました。でもこれは、レースでは起こり得るアクシデントのひとつだと考えています。右足に怪我をしましたが、ひどい状態ではないようなので幸運でした。次のエストリルまでには100%まで回復できると信じています。今日の遅れを取り戻すため全力を尽くします」

WorldSSP

Ten Kate Racing Yamaha

D・エガーター選手談(優勝/優勝)

「Ten Kate Teamのホームレースで2勝をあげることができ、まさにパーフェクトな週末になりました。彼らの本拠地はここから30分のところにあるのです! ラップレコードを更新してポールポジションを獲得し、そのあとふたつのレースで優勝したのですから、これ以上のことはありません。しかもここまでの4戦、つまり全100ポイント中の95ポイントを獲得しているのです。このコースは大好きです。少し風はありましたが、天候もずっと完璧でした。チームはコンディションに合わせて、私のために最高のマシンを用意してくれました。彼らに、またスポンサーとファンの皆様に心から感謝しています。次のエストリルが待ち遠しいです」

Evan Bros Yamaha World SSP Supported Team

L・バルダッサーリ選手談(DNF/2位)

「土曜日に転倒してしまったので、今日は何としてもいいレースがしたいと思っていました。マシンのフィーリングは良く、スタートもうまくいきましたが、第10コーナーでオイルに乗り、わずか3ラップで転倒してしまいました。自分のミスではなかっただけに受け入れにくい結果でしたが、今日のためモチベーションにつながりました。エガーター選手とのバトルは楽しく、お互い激しくプッシュしましたが、ブレガ選手に抜かれたあとは付いていけなくなってしまいました。何とか挽回した頃には、差が広がり過ぎてしまっていたのです。大きなリスクを冒すつもりはなかったので、2位獲得に集中しました。土曜日の転倒でデータ収集ができなかったにもかかわらず、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝します」

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