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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月16日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦カタルニアGP
■開催日:2019年6月14日(金)フリー走行総合結果
■開催地:カタルニア/スペイン(4.727km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:42度

REPORT

ロッシが初日総合7番手、ビニャーレスは15番手、クアルタラロが総合トップ

Monster Energy Yamaha MotoGPがカタルニア・サーキットでフリープラクティスをスタート。V・ロッシとM・ビニャーレスは様々なセッティングとタイヤ・オプションを試しながら、それぞれ7番手と15番手につけている。

ロッシは第1セッション、45分間のセッションのほとんどを費やしてマシン・バランスを追求。コース・コンディションやマシンの挙動にフィーリングをつかんだあと、終盤に向けて徐々にペースを上げると1分41秒190のベストラップでトップから0.498秒差の9番手で終えた。

午後になると気温が26度まで上がり、全体のペースも上昇。ロッシは初め2番手につけたものの13番手へ後退し、そのあとは再びマシン・セッティングに集中した。残り10分ごろから徐々にペースを上げ、最後のアタックで1分40秒520へ更新して7番手に浮上。トップとの差は0.441秒となった。

一方、ホームGPでの活躍を期すビニャーレスは、第1セッション序盤から果敢にプッシュ。滑りやすい路面にもかかわらず早々にベース・セッティングをつかんで順調にペースを上げ、1分40秒872を記録してトップに0.180秒差と迫る3番手を獲得した。

午後からの第2セッションでは、様々なタイヤ・スペックを試しながらマシン・セッティングとのコンビネーションをテスト。最後の5分で前後タイヤをソフト・コンパウンドに履き替えてアタックを試み、1分40秒847で一旦は12番手につけたが、その後ライバルたちが上回り14番手に後退した。総合順位ではトップから0.768秒差の15番手となっている。

クアルタラロがトップ。モルビデリも6番手と好調

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは好調スタート。昨季大会ではMoto2でグランプリ初優勝を決めているF・クアルタラロがトップタイムを記録し、チームメイトの・モルビデリも総合6番手と健闘した。

クアルタラロは第1セッション序盤からハイペース。ラストラップでは1分40秒803を記録して2番手につけた。一方のモルビデリはセッション序盤で1分41秒160を記録すると一時トップに浮上。そのあとはユーズドタイヤを履いてセッティングに集中し、8番手でセッションを終えた。

午後からの第2セッションでは、ふたりともタイムを更新。クアルタラロは最後の走行で1分40秒079を記録してトップ。モルビデリも終盤で1分40秒517に短縮して6番手を獲得した。

明日は午前中にフリープラクティス第3セッションが行われ、午後からは14:10からQ1、14:35からQ2がそれぞれスタートする。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(フリー走行総合7番手/1分40秒520)

「大好きなコース。マシンのフィーリングも良く、順調に乗れていたと思います。ペースもまずまずで、第1セッション、第2セッションともにトップ10に入ることができました。午後は気温が上がりましたが、思ったほどではなくフィーリングは悪くありません。明日はさらにマシンの状態を上げていきながら、フリープラクティス第3セッションでまたトップ10に入ることが最も重要。そのうえで午後からの予選セッションの様子を見たいと思います」

M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合15番手/1分40秒847)

「第1セッションはとても順調で、決勝用のセッティングについてたくさんの作業をこなすことができました。ところが午後になると、いろいろな箇所で苦戦。様々なセッティングを試しましたが、期待したような成果が得られませんでした。明日のフリープラクティス第3セッションでQ2進出のチャンスをつかむために、今は気持ちを集中しています。今日の午後は決勝を想定して作業に取り組みましたが、明日の午後のフリープラクティス第4セッションでは別の方向性を試したいと思っています。ハードワークとプッシュを続けていきます」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「明暗が分かれる結果になりました。バレンティーノはフリープラクティス第1セッションで戦略的にマシン・セッティングを進め、午後からはそれに対する収穫を得ることができました。課題はいくつか残っていますが、これまでのところマシンのフィーリングも良くとても順調です。一方、マーベリックは午前中は好調でしたが、午後は同様のフィーリングをつかむことができませんでした。修正を試みることに多くの時間を費やしたため、タイムアタックは1度だけとなってしまいました。前後ソフト・コンパウンドであと1ラップ走っていたら、もっと順位を上げられたはずです。明日はフリープラクティス第3セッションで、ふたりそろってトップ10に入らなければなりません。午前中の涼しい時間帯が私たちに味方してくれると信じています。午後からの第4セッションでは決勝を想定してセッティングを準備します。今日はすべてのタイヤを試すことができなかったので、タイヤ・チョイスも課題です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合トップ/1分40秒079)

「最高の一日。トップタイムを記録し、フィーリングも上々でした。手術後の腕がどんな感じになるか不安もあったのですが、どうやらとても順調で、少し痛みはあるものの感覚はまったく問題ありません。きつかったのは最初の走行だけで、しばらくすると痛みに慣れてすべてがうまく回り始めました。正直なところ、今回ここまでできるとは想像していませんでした。このあとも、様々な状況に冷静に対処していくことが重要だと思っています。明日の午前中はたくさんの課題があるので、それを着実にこなしながら予選ではフロントロー獲得を狙います。現実的な目標としてはまずQ2に進出し、3列目までに並ぶことを目指したいと思います」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合6番手/1分40秒517)

「順調な一日でした。午前中は少し手間取りましたが、午後からは大幅に前進することができました。路面のグリップがあまり良くないので、その面で苦労するところがあったのですが、スピードもペースもよく、タイムアタックに入ると絶好調を感じることができました。6番手は悪くない結果だと思います。日曜日の天気が気になるところですが、ここまでのところはとても順調です。ただ、明日の午前中はもっと寒くなりそうなので難しいチャレンジになるかもしれません。一番の課題はスピード。午後からの予選セッションでそれをどこまで発揮できるかが鍵になります」

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