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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月18 日ーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦オーストラリアGP
■開催日:2009年10月16日(金)フリー走行1
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(4.448 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度 ■路面温度:36度

REPORT

ロッシがフリー走行トップ

モトGP第15戦のフリープラクティスがオーストラリアのフィリップアイランドで行われ、フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシがトップのタイムを記録。チームメイトのJ・ロレンソはセッション終盤で転倒があり、6位に留まった。怪我はなかった。 海沿いにあるサーキットは2日間にわたり雨に見舞われたが、プラクティス初日の今日は好天に恵まれた。そのなかでロッシは終始、好調をキープ。前回のポルトガルでの不調を払拭し、周回ごとにペースを上げて強さを見せつけた。一方のロレンソはグリップ不足に悩まされ、終盤では第4コーナーでスライド。幸い怪我はなかったため、今晩は身体を休めるとともに、マシンのセッティング変更を行って明日以降の巻き返しに賭ける。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとJ・トーズランドは、絶好のコンディションの下、それぞれ5位、7位と健闘。
エドワーズはフロントまわりのセッティングを、シーズン開幕前のテスト以来、使用していなかったものに戻して臨み、1分31秒846のタイムで5位。4位との差はわずか0.06秒だった。一方のトーズランドは序盤からリズムをつかみ、セッション前半までは6位をキープ。しかしその後、第10コーナーで転倒して順位を下げ、7位となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 V・ロッシ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'31.032
2 C・ストーナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'31.167
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'31.528
4 A・デ・アンジェリス San Carlo Honda Gresini Honda 1'31.786
5 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'31.846
6 J・ロレンソ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'32.077
7 J・トーズランド Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'32.255
8 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 1'32.502
9 M・カリオ Pramac Racing Ducati 1'32.572
10 L・カピロッシ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'32.606
11 N・ヘイデン Ducati Marlboro Team Ducati 1'32.771
12 R・ド・ピュニエ LCR Honda MotoGP Honda 1'32.808
13 T・エリアス San Carlo Honda Gresini Honda 1'33.304
14 M・メランドリ Hayate Racing Team Kawasaki 1'33.422
15 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'33.504
16 G・タルマクシ Scot Racing Team MotoGP Honda 1'33.818
17 N・カネパ Pramac Racing Ducati 1'34.546

COMMENT

V・ロッシ選手談(フリー走行1番手/1分31秒032/31周)

「今日は絶好のスタートを切ることができた。しっかり集中できていたし、よく乗れていたと思うよ。大好きなこのコースで、最初からトップに立てたからうれしいよ! セッション内でたくさんのことを試すことができて、しかも自分の思い通りの走りができた。もう十分にいいペースが出ているけれど、明日も頑張って、あと少しずつでも伸ばしていきたい。でも初日としてはとてもうまくいってハッピーだよ!」

D・ブリビオ、チーム監督談

「ウイーク初日はとてもうまくいった。このコースはいいペースで走れそうだ。現時点での課題は、さらにセッティングを煮詰め、最高の状態に近づけていくこと。今日は天気も味方してくれて、このように初日からドライコンディションで走れるのは本当にありがたい。そして明日もいい仕事ができるように、この天気が続いてくれるよう祈っている。でも、たとえ雨になったとしても準備はできている」

J・ロレンソ選手談(フリー走行6番手/1分32秒077/23周)

「今日はどうも速く走れなかったよ。気分があまりよくなかったしね。多分、昨日の夕食の何かが僕に合っていなかったようだ。それで力が抜けちゃって、うまく乗れなかった。マシンのほうもスピンがあったし、グリップも自信も不十分。結局転倒しちゃったんだけれど、その前にも2度も危ない場面があったんだ。幸い怪我は全くなかったから、これからよく眠って、明日は良くなっていることを願うよ」

D・ロマニョーリ、チーム監督談

「今日はあまりうまくいかなかった。ホルヘの体調が悪かったので、よけいに難しくなってしまったのだ。マシンのほうの問題としては、コーナー進入や立ち上がりでリアがしっかりグリップしてくれなかったこと。このコースはとくにこの部分が重要なのだ。そしてセッション終盤になって、これからタイムを上げていこうというところで、ホルヘはとうとう転倒してしまった。怪我がなかったのは幸いだが、チームのほうでは、これからすべてのデータを分析して明日に備えなければならない。そしてホルヘの体調も良くなってくれることを期待している」

C・エドワーズ選手談(フリー走行5番手/1分31秒846/24周)

「フロントのジオメトリーのセッティングを、開幕前のマレーシアテストで試したものに戻してみたんだ。実を言うと、ホルヘが使っているのは何なのかとスタッフに聞いたんだよ。すると僕がマレーシアで試したものだって言うじゃないか! ホルヘがあんなによく走れているし、僕もあのテストのときにとても気に入っていたものだったから、今回はそれを使うことに決めたんだ。今までのものに比べるとフロントにかかる荷重が少しだけ少なくなっていて、始めはそんなに感じなかったんだけれど、スプリングのセッティングを少し変えてみたら格段にフィーリングが良くなった。ここのような高速コースではセッティングを柔らかめにしなければいけないから、それを実行してみたまでのことなんだけれど、それでマシンが安定してくれたら、もうこっちのものというわけさ! 逆にセッティングがハード過ぎると乗りにくいんだ。今日は1時間のセッションのなかで、とてもたくさんの仕事をしなければならなくて、その甲斐あってようやくここまで来ることができた。いつもなら走り出す時にはもうマシンが舞台に上がっているけれど、今日はまだ駐車場のなかにいて入場を待っているような状態だったからね。だからチームのみんなは本当に大変だったと思う。感謝しているよ。そして明日もまた前に進んでいけると確信している」

J・トーズランド選手談(フリー走行7番手/1分32秒255/26周)

「今日はセッティングの面でとても貴重なデータを収集することができた。そしてウイーク初日としては、今までで最高の状態にあると思うんだ。だから今日の7位には満足しているよ。今日は始めから速く走れていたし、何周にもわたって6位をキープすることができたことが大きな励みになった。チームのみんなもいつもどおりに全力で頑張ってくれて、セッションの終わり頃には確かな進歩を感じることができたんだ。ただコーナー立ち上がりでのフロントからリアへのバランスにちょっと気になるところがあった。でもそれも原因はちょっとわかってきているので、明日はそこを改善していきたいと思っている。
セッション終盤になって下りで転倒してしまったんだけれど、これは完全に僕のミス。あそこはコースのなかで得意なほうのセクションだったので、苦手なところでの遅れを埋め合わせようとして頑張り過ぎてしまったんだ。それでフロントから転倒してしまった。これで時間をちょっと無駄にしてしまったことは確かだけれど、リズムを壊すまでのことはなかったし、最後までちゃんと走りきってタイムにも満足できた。日曜日には6位入賞を狙って、自信をもって臨めると思う」

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