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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 7月26日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦イギリスGP
■開催日:2009年7月24日(金)1日目フリー走行、25日(土)予選、26日(日)決勝
■開催地:イギリス/ドニントンパーク

CIRCUIT DATA

■開設:1977年
■コース長:4.023km
■サーキットレコードラップ:1分28秒714(2006年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分27秒676(2006年:D・ペドロサ)
■2008年の優勝者:C・ストーナー

REPORT

ロッシ&ロレンソ、ドニントンでも勝利を目指す

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは海を越えてイギリスへ。夏休み前の最後のレースとなるイギリスGPを迎える。1週間前のドイツGPで今季4度目の1-2フィニッシュを飾ったばかりのふたりは、今回もトップ争いを目指す。

ドニントンパークでは22年間に渡ってグランプリが行われており、ロッシはここで、2000年に500ccマシンで初優勝を果たしているほか、全クラス合計の最多優勝記録を持つライダーである。また数年間に渡ってロンドンに居住したこともあって、地元ファンからはイギリス国民のひとりとして認められ支持されている。しかし2005年以降は優勝がないため、絶好調で臨む今回こそは優勝の奪還を狙っている。

一方のロレンソは昨年、けがのため一戦を欠場し、その復帰戦としてこのドニントンを迎えていた。体調が万全でないなかで予選は16位に留まったが、決勝では見事な追い上げを見せて6位入賞を果たし、この活躍によって多くのファンを獲得した。2006年にはGP250でポール・トゥ・ウインを飾っており、今回は2度目の優勝を目指す。ラグナセカでのけがはまだ完治していないが、日ごとに良くなっており、今回もロッシとの差を少しでも詰めるべく決意を固めている。

ドニントンパークは周りを取り囲むような客席のなかにあり、来年のF1開催の準備として建物の建設が進められたことでインフィールドは観客との距離が近くなっている。バンクがほとんどないコーナーがコースの特徴で、フロントタイヤに大きな負荷がかかりやすい。なかでも右-左-右と続くクラナーカーブは、難しいが同時に他との差をつけるための重要なポイントとなる。また終盤のセクションはストップ&ゴーの特徴を持ち、ハードブレーキングを要する場所が3箇所あるため、俊敏性と安定性を兼ね備えたセッティングが要求される。

COMMENT

V・ロッシ-"リード拡大を目指す"

「昨年はいいレースができて2位を獲得したが、今回はどうしても優勝したい! 速さがあって流れるようなレイアウト、それでいてテクニカルなドニントンが大好きだということはいつも言ってきたし、長い間イギリスに住んでいたから、僕にとっては特別な場所だからね。ここでのレースが今年で最後になってしまうのは本当に悲しいことだけれど、そのことで余計に、僕自身のためだけでなく、僕を地元のライダーみたいに扱ってくれたあたたかいファンのために何としても勝ちたいと思っているんだ。2005年以来、勝っていなくて、これは長過ぎるしね。勝って"goodbye"を言いたいんだよ。去年はストーナーにかなわなかったけれど、今年はマシンの競争力が高くなっているし、チャンピオンシップをリードして非常に良い状態でこのレースに臨むことができる。ザクセンリンクのあと休む暇はほとんどなかったけど、ドニントンが終われば楽しみな夏休み。その前にリードをもっと広げておきたい」

D・ブリビオ-"もう一度バトルを!"

「ドニントンへの旅はこれで最後。バレンティーノはこのコースを愛しているが、ここ何年かは運に見離されていたので、今回こそは最高のレースがしたい。彼は前回も優勝して絶好調。今回もみんなが見応えあるバトルを期待しているに違いない。イギリスのファンたちにMotoGPの素晴らしさをもう一度見せたい。タイトル争いは依然として接近しているが、今はこの戦いを楽しんでいて、これからも勝つために全力を尽くしていく」

J・ロレンソ-"逆の結果を狙う!"

「ドイツでの結果は、もちろんとても悔しかったけれど、体調が万全でなかったことを考えれば、バレンティーノとあそこまで戦っての2位に満足しなければならないだろう。また1週間もしないうちに次のレースがやってきてしまって、けがを治すだけの十分な時間がなかったのは残念。でも少なくとも2、3日は休むことができたわけだから、力もいくらかは戻ってきたと思う。ドニントンは大好きなコースだし、今年で最後ということだから、全力で好成績を目指すよ。イギリスのファンはみんな、前回のザクセンリンクのような見応えあるレースを待ち望んでいるだろうから、できるだけのことをするつもり。そして今度は逆の結果が出るよう期待しているよ! 天候はいつもあまり良くないけれど、雨はザクセンリンクで飽きているから、ここでは少なくともドライコンディションを望みたい。でももしも雨になったとしてもこの世の終わりではないよ、だって前回の土曜日にはウエットでも強さを見せることができたからね」

D・ロマニョーリ-"次こそ我々のもの!"

「ホルヘは去年、けががありながらも、ここで素晴らしい走りを見せてくれた。つまり彼はこのコースが大好きなんだ。そして、今年はこのところ非常に好調で、前回のザクセンリンクでは優勝まであと一歩というところまで近づくことができた。ホルヘの走りも素晴らしいしマシンもとても好調なので、可能性は十分に持っている。今回こそ、我々の番が回ってくるはずだ!」

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