ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.16 10月23日 トルコ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第16戦トルコGP
■開催日:2005年10月22日(土)予選結果
■開催地:トルコ/イスタンブール(1周5.340km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:22度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分52秒334)
REPORT
ロッシとエドワーズ、ともに2列目からスタート
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズは、それぞれ予選4位と5位。グリッド2列目に並ぶこととなった。上位との差は僅差で、ポールポジションのS・ジベルナウ(ホンダ/2分52秒334)から6位までは1秒以内となっている。
ロッシは午前中のフリープラクティスでマシンセッティングの多くの個所を改善。金曜日のタイムを2秒近く縮めて4位を獲得した。一方、このところの不調から自らのライディングスタイルを変えたというエドワーズは、セッション終盤でポールポジション争いを展開。最後のタイムアタックではクリアラップがとれず、ロッシに0.042秒差の5位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'52.334 |
2 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'52.463 |
3 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'52.976 |
4 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'53.177 |
5 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'53.219 |
6 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'53.230 |
7 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'53.667 |
8 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'53.719 |
9 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'53.836 |
10 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'54.023 |
11 | C・バーミューレン | Camel Honda | Honda | 1'54.217 |
12 | M・ビアッジ | RepsolHonda Team | Honda | 1'54.358 |
13 | O・ジャック | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'54.407 |
14 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'54.434 |
15 | 伊藤 真一 | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'54.669 |
16 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'55.414 |
17 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 1'55.838 |
18 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'56.576 |
19 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'58.417 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選4位/1分53秒177)
「午前中のセッションでは、大きな問題があって非常に心配した。午後の予選に向けて大幅なモディファイを行ったら、かなり良くなったんだ。最終的にラップタイムはまずまずのところまで上がってきて、4位につけることができた。明日のウォームアップも有効に使って、さらに細かい変更作業を行いたい。メランドリとジベルナウがとても速い。明日は激しいバトルになるだろう」
C・エドワーズ選手談(予選5位/1分53秒219)
「このところセッティングがうまくいかず苦しんでばかりなので、今回はバレンティーノの基本セッティングを採用。代わりに自分のライディングスタイルを変えたんだ。250の乗り方に近づけ、コーナースピードを上げるようにしたら、最終的にはコツがつかめてタイムも上がってきた。今はセッティングにも自信が持てるようになり、タイムの安定につながった。正直なところ、1分52秒台に入れ、かつフロントローを狙っていたのでそれを達成出来ず残念。でも前進できたことが最も大事なので、ウォームアップでさらに磨きをかけたい」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「状況改善のためにチーム一丸となってよく頑張った。まだベストの状態ではないが、きのうに比べ明らかに良くなっている。マシンも前へ進むことができたので、ライダーたちはまた次の改善方法を考えられるようになった。バレンティーノもコーリンも決勝に向けての基本セッティングでは良いものができ上がったと思う。ライバルたちはかなり速いので明日はハードなバトルになるだろう。我々はそこに加わるべくベストを尽くす」
T・エリアス選手談(予選6位/1分53秒230)
「6位、2列目。すごくハッピー。常にフルタンクにして決勝をシミュレーションしてきたが、リズムはかなり良かったと思う。あとはフィリップアイランドのようにトラブルが起きないことを望むだけ。今シーズンはM1に乗って多くを学ぶことができたし、その過程に満足している」
R・チャウス選手談(予選16位/1分55秒414)
「決勝タイヤではかなり良い感触をつかめるようになったのだが、予選タイヤではうまくいかずタイムが上がらなかった。ウォームアップを有効に使って一歩でも前進し、決勝に臨みたい」