ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 10月1日 カタール
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦カタールGP
■開催日:2005年9月29日(木)フリー、30日(金)予選、10月1日(土)決勝
■開催地:カタール/ロサイル
CIRCUIT DATA
■開設:2004年
■コース長:5.400km
■レコードラップ:1分59秒293(2004年:C・エドワーズ)
■ベストラップ:1分58秒988(2004年:C・チェカ)
■2004年の優勝者:S・ジベルナウ
REPORT
2年目のカタールGP
ペルシャ湾に囲まれたカタール国の首都ドーハ近郊に2004年オープンしたサーキット。2004年にロードレース世界選手権が初めて開催され、今年で2年目を迎える。
昨年、予選8位であったにも関わらず、チームスタッフがグリッド位置を清掃したことが規則違反となり、最後尾スタートとなったゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシ。さらに、決勝レースでは、転倒リタイヤを喫し、あまりいい思い出のないロッシに対し、C・エドワーズは、昨シーズン最高位タイとなる2位でレース終えている。
COMMENT
V・ロッシ選手談 ー “コースの改善が鍵”
「正直なところ、このサーキットはあまり好きじゃない。去年、走ったときには、まるでモトクロスコースみたいに大量の砂が浮いていたんだ! こうした問題が今年は解決されているのかどうか、解決されていることを望んでいるのだが…。昨年のレースは最悪の思い出なんだ。その雪辱を果たすためにも頑張りたい。このところセッティングの問題が出ているが、それが今回は解決されて優勝を目指せるようになることを望む。
ヤマハで走ることは、僕に勝利へのモチベーションを与えてくれる。去年と今年の二つのタイトルは、僕のキャリアのなかでも最高の二つだと思っている。マレーシアでは、イタリアからかけつけてくれた母や友人たちとささやかなパーティーを開いた。そしてほんの束の間だけど、彼らと一緒に家に帰って休むことができたのは本当にうれしかった。ちょっとリラックスして、残り4戦に向けて準備ができた」
C・エドワーズ選手談 ー “チャンスは十分にある”
「昨シーズンはここで最高のレースができたので、それ以来このコースが好き。今年はザクセンリンクからずっとバッドラックが続いているので、相性の良いここを楽しみにしていたんだ。さまざまなコーナーがあって、路面は皆が言うように確かに少し汚れているが、グリッドさえ良ければ、そしてスタートさえうまくいけばチャンスがある。セパンでは思いがけないトラブルが色々あったが、その日の夜にメカニックたちと長時間話し合い、解決策を模索してきた。今回もマレーシア同様とても暑いが、僕は実は暑さはそれほど気にならないんだ。かなりまいっている選手もいるようだが、僕は体調万全だから大丈夫。楽しみだ」