ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月25日 オランダ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第7戦ダッチTT(オランダGP)
■開催日:2005年6月24日(金)予選結果
■開催地:オランダ/アッセン(1周5.997km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:36度 ■路面温度:48度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分58秒936)
REPORT
YZR-M1のロッシが今季4度目のポールポジション獲得!
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシは、予選セッション最終ラップで1分58秒936を記録し今季4度目のポールポジションを獲得した。2位はS・ジベルナウ(ホンダ)、3位はM・メランドリ(ホンダ)。またロッシのチームメイト、C・エドワーズは、前日のタイムを1.5秒も縮める健闘でグリッド2列目、6位を獲得している。
フォルトゥナ・ヤマハ・チームのR・チャウスとD・チェカは、レースセッティングに専念してそれぞれ16位と17位。総合的な仕上がりに満足している。
この日は気温36度と厳しいコンディションとなったが、決勝日は一転、雷雨が予想されている。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'58.936 |
2 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'59.247 |
3 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'59.632 |
4 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'59.760 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'59.784 |
6 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 2'00.006 |
7 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'00.136 |
8 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 2'00.232 |
9 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 2'00.281 |
10 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'00.298 |
11 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 2'00.656 |
12 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'00.810 |
13 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'00.883 |
14 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 2'01.216 |
15 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'01.836 |
16 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 2'01.854 |
17 | D・チェカ | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 2'02.639 |
18 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 2'02.704 |
19 | S・バーン | Team Roberts | PROTON KR | 2'03.442 |
20 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 2'03.488 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 2'06.527 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選1位/1分58秒936)
「予選タイヤでの走りがとても良かったのでうれしい。バイクも、そしてこのコースも最高だ。コースは改修後も以前と変わらず素晴らしいよ。今回はラッキーなことに予選タイヤを100%使い切ることができた。初めは1分59秒4。これもとても良かったんだけど、このときすでに、もっといけるという確信があった。ラストラップは多くのライダーが僕を待っていたが、これをなんとかやり過ごして最後のアタックにかけた。そして58秒台を出すことに成功したんだ。明日は厳しい戦いになるから、ポールポジションからのスタートはうれしい。明日の天気はどうなるか分からないが、もしも今日と同じようならタイヤに非常に厳しいコンディションとなるだろう」
C・エドワーズ選手談(予選6位/2分00秒006)
「きのうの時点で、タイムを大きく縮めるためのアイディアが見つかっていた。今朝、リア・トラクションの問題を解決し、それからバレンティーノと僕とのライディングスタイルの違いが少しずつわかってきたんだ。バレンティーノがどんな風にも乗れるのに対して、僕はまだまだ自分のスタイルに凝り固まっていてリア荷重が大事。ここを解決してグリップが安定したら、レースペースである2分00秒台前半がコンスタントに出るようになった。イギリスから大勢のファンが応援に来てくれていて、非常に心強く感謝している。彼らのためにも明日は晴れてほしいけれど、雨になったとしても、このセッティングがウエットでどうなるか見てみたいと思えるから大丈夫」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノの最後のタイムアタックは、いつ見ても素晴らしい。コーリンも最終的には良い位置を確保できたので満足している。明日は雨が降りそうだが、メカニックたちはきっと適切に対処してくれるだろう。もちろんライダーたちも!」
R・チャウス選手談(予選16位/2分01秒854)
「きのうはとても順調でタイムも良かったんだけど、それも今日の午前中までで、午後には調子が悪くなってしまった。今晩おそらく、大幅な変更を行うことになるだろう。というのは、小さなモディファイを繰り返してもあまり成果が得られないからだ。タイヤはもう選んであるが、明日の気温を見てもう一度考えるつもりだ」
D・チェカ選手談(予選17位/2分02秒639)
「アッセンは本当に難しいコース。レースタイヤでは、僕は他のライダーより2秒も遅くなってしまうし、予選タイヤではどうもしっくりこなくて気分良く走れない。フロントエンドに少し問題があって、ハードに攻める自信が持てないんだ。でも重要なのは決勝。経験豊富なトップライダーたちにもまれながら日々進歩しているので、明日もきっとうまくいく。僕はただベストを尽くすのみ」