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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.01 9月27日 関東

RACE DATA

■開催日:2020年9月27日
■開催地:栃木県・ツインリンクもてぎ
■観客:2,900人
■気温:24度
■天候:曇りのち晴れ
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/12

REPORT

全日本トライアル選手権(全4戦)の開幕戦となる第1戦関東大会が行われ、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの黒山健一(ゼッケン3)は、途中トラブルが発生して減点を加算して6位でフィニッシュ。Team FwO with YAMALUBEの野崎史高(ゼッケン2)は1ラップ目から好調、ライバルとの接戦を制して開幕戦での優勝を飾った。

野崎が優勝、開幕ダッシュ! 黒山健一は6位

新型コロナウイルス感染症の影響により今年は3戦が中止、残り4戦も2週間おきに行われる短期決戦。そんな中、2年目の会場となる栃木県のツインリンクもてぎで開幕した全日本トライアル選手権。最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMの黒山健一(ゼッケン3)が、ファクトリーマシン「TYS250Fi」での王座奪還を目指して挑んだ。また、野崎史高(ゼッケン2/Team FwO with YAMALUBE)も「TYS250Fi」に乗り、初のタイトルを狙う。

国際A級スーパークラスには19名が出走、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度が高くて見ごたえがある2つのスペシャル・セクション(SS)に挑戦する。セクションは、コロナにより中止となった世界選手権・日本GPを彷彿させる難易度の高いセクションが多く、競技を待ちに待った観客が各セクションで大いに沸いていた。前日に雨が降り、路面のコンディションを悪化させたが、当日は天気が回復して絶好の観戦日和ともなった。その中で、黒山と野崎のヤマハコンビがディフェンディングチャンピオンの小川友幸(ホンダ)に挑む、トップ争いが始まった。

1ラップ目、第7セクションまでは小川がクリーン(足着きなしの減点0)を重ねてトップに立ち、それを黒山や野崎が追う展開だった。だが、小川ら多くの選手が失敗(減点5)となった急斜面の岩場を上る第8セクションを、黒山と野崎はそれぞれ足着き1回だけの減点1で見事に走破。この時点で、野崎(減点11)が小川(減点13)を逆転して、トップに躍り出た。そして、野崎はトップのまま1ラップ目を減点16で終えて、2番手の小川(減点23)に7点もの差をつけることに成功。黒山(減点24)も、小川とわずか1点差で3番手につけ、2ラップ目での逆転を目指した。

2ラップ目の野崎は、第1セクションから第5セクションまで5連続クリーン。とりわけ、沢の岩場に用意された難関の第2セクションでは、全選手中で唯一人のクリーンが光った。その後の野崎は失敗も見られ、ファンをハラハラドキドキさせる場面もあったが、2ラップ目も野崎(減点19を加算して、1ラップ目との合計減点35)がトップの座をキープ。2番手の小川(減点15を加算して、1ラップ目との合計減点38)と3点差で、SSでの決戦に臨むこととなった。一方、黒山はマシントラブルがあり、第5セクション以降はすべて減点5となり、2ラップ目が終了した時点では減点55で5番手となっていた。

注目のSSは、2セクションとも崩れやすい岩盤の崖を上り下りする、迫力満点の設定。その1つ目、先に走った小川はクリーンで、野崎に精神的プレッシャーがかかるところ。野崎はそこで減点2となり、小川との差はわずか1点となってしまう。続く2つ目のSS、今度は小川に重圧がかかったのか、小川は減点1を加算。2点リードで最終セクションを迎えた野崎は、クリーンの数(野崎9、小川12)では小川に負けているため、小川と同点では勝てない(同点の場合、クリーン数が多い者が上位となる)。つまりクリーンするか、足着き1回で走破しなければならない。いよいよミスができない土壇場で野崎は会心のクリーンを放ち、勝利の雄叫びをあげた。終わってみれば2点差の勝利で、野崎の優勝は昨年の開幕戦以来、通算9勝目。黒山はSS最終セクションを減点3で走破する意地を見せ、6位となった。また、TYS250Fiに乗る若手の久岡孝二(ゼッケン8)はSSに進出して9位で開幕戦を終えた。

次回第2戦・中部大会は10月11日、愛知県のキョウセイドライバーランドにて無観客で行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

黒山健一選手談(6位)

「1ラップ目は、あまり調子を上げられずに終わったので、2ラップ目から気持ちを入れ替えて、最初の難関の第2セクションを1点で抜けられたので、2ラップ目はイケそうかなと思っていました。1ラップ目は2番手の小川選手と1点差でしたし、トップの野崎選手とも点は離れていましたがそこまで大きな差ではなく逆転可能だったので、後半仕上げていこうと考えていました。その矢先にトラブルが発生し、それ以降は全部のセクションをエスケープすることとなりました。SSの1本目は走れず、最後のセクションとなるSSの2本目はなんとか走れたので上りきりました。今日はちょっと運がなかったですね。今年はチャンピオンはもう難しいので、あとは残り3戦を全部勝つ、それだけです」

佐藤美之監督談

「黒山選手はトラブルが発生し、選手に対してもファンの皆様に対しても大変申し訳なく思っています。原因はわかりましたので、次戦に向けてしっかり解決し、第2戦ではヤマハとしての2連勝をめざしたいと思います。また野崎選手が重要な開幕戦で優勝してくれたことは、非常に嬉しく思っています」

Team FwO with YAMALUBE

野崎史高選手談(優勝)

「今日はセクションがけっこうキツかったので、あまり気分は乗らなかったのですが、応援団がかなり多く、普段の自分以上に気合が入ったことが良かったです。2ラップ目の後半にちょっと崩れたところもありましたが、最小限に抑えられたかなと思います。最後のセクション、心臓に悪かったですね(笑)。2点差だったので、ヒヤヒヤしながら走りました(笑)。今年は、マシンを仕上げるのに時間がかかりましたが、今回しっかりと走り切れて良かったです。今年は短期決戦なので、開幕戦から勝ちたいと思っていたのを実現できて嬉しいですし、この調子を崩さないように頑張ります」

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