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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.03 9月4日 中国

RACE DATA

■2011全日本トライアル選手権第3戦中国大会 国際A級スーパークラス
■開催日:2011年9月4日■開催地:鳥取県HIROスポーツパーク
■観客:500人■気温:26度■天候:雨時々曇り
■競技:12セクション×2ラップ(持ち時間:4時間20分)
■最多クリーン数: 黒山健一(ヤマハ)14

REPORT

黒山健一、負け知らずの開幕3連勝!!

開幕2連勝している黒山健一は、シリーズ戦で優位に立っているが、それでも昨年は第3戦で小川友幸(ホンダ)に逆転された苦い思い出があるため、黒山は万全を期して今大会に臨んだ。しかし大会前日は台風12号が会場の鳥取県を直撃。増水した川のセクションが中止され、岩のセクションは雨でドロドロになり路面コンディションが悪化した。黒山自身、前日の練習で足を怪我する不安材料もあった。

台風は通り過ぎたが雨が残る中、国際A級スーパークラスの競技は当初予定されていたスペシャルステージが中止され、12セクションを2ラップすることになった。その1ラップ目、第1セクションから減点3となった黒山は、第5セクションまで小川のリードを許すことになる。第6セクションでは一度、小川を逆転してトップに立った黒山だが第7セクションで小川に逆転されてしまう。さらに第8セクションの丸太の下りで失敗した黒山は小川に5点差をつけられていた。だが小川が失敗した第11セクションを減点0でこなした黒山が小川を再度逆転。1ラップ目終了時点の結果は減点17の黒山がトップに立った。一方、野崎史高(ヤマハ)は競技序盤にトップに立ち、小川と黒山をリードする好調ぶりを見せ、1ラップ目終了時点でも黒山と3点差で2位につけていた。同じく減点20の小川が黒山や野崎を追う展開となった。

2ラップ目、前半は黒山が野崎との差を広げていった。ところが、後半に入ると小川が追い上げ黒山の2点差に迫り、そのまま最終セクションを迎えることに。さらに、小川の背後には1点差で野崎が肉薄していた。この3人の中で最初に走った黒山が鮮やかに減点0で走破して、逃げ切りに成功。負け知らずの今季3勝目を獲得した黒山がタイトル争いでも優位に立った。次にトライした小川は失敗。ここを1点で切り抜けた野崎が土壇場で小川を逆転して2位をゲット、2009年の最終戦SUGO大会以来約2年ぶりとなるヤマハ・ワンツー・フィニッシュとなった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン 減点/クリーン
黒山健一 team黒山レーシング・ヤマハ Yamaha 減点28/クリーン14
野崎史高 TeamYSP京葉レーシング Yamaha 減点32/クリーン13
小川友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点35/クリーン9
小川毅士 WISE BETA RACING Beta 減点50/クリーン11
宮崎航 WISE BETA RACING Beta 減点81/クリーン2
柴田暁 HRCクラブMITANI Honda 減点85/クリーン2
田中善弘 WISE BETA RACING Beta 減点87/クリーン3
野本佳章 モトベントBeta Beta 減点90/クリーン2
田中裕人 TEAM MITANI Beta 減点100クリーン2

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
黒山健一 Yamaha 60
小川友幸 Honda 49
野崎史高 Yamaha 45
小川毅士 Beta 35
柴田暁 Honda 34
田中善弘 Beta 31
野本佳章 Beta 28
宮崎航 Beta 27
田中裕人 Beta 9

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「今日はどうなるか最後までほとんどわからない接戦でした。2ラップ目の途中から負けを覚悟しての2位狙いとは言わないですが、我慢、我慢のトライアルで頑張りました。第1戦と第2戦はともに圧勝して上手くいきすぎていたので、接戦だった今日は疲れました。1ラップ目第8セクションの丸太の下りは、右か左かを迷って右に行こうと思ったのですが迷いがあったまま行ってしまったのが良くありませんでした。大会前日の練習で右足を怪我してしまい8針縫いましたが、痛いだけなので試合には問題ありませんでした。鬼門の第3戦(昨年は第3戦で逆転された)が無事に終わったので、第4戦はまた新たな気持ちで頑張ります」

野崎史高選手談(2位)

「もてぎの日本GPで忘れていた走り方を思い出したので、それが大きかったですね。日本には日本のトライアルがありますが、世界の刺激は必要です。基本的に雨の競技は好きな方なので気合いが入って良かったです。自分の中で惜しいミスが4~5回あったので、そのうち2つ減らせれば勝てたかなと思うと残念です。でも久しぶりの2位は嬉しいです。この走り方を忘れないようにすれば、次からも優勝争いが出来ると思います」

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