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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.07 9月23-24日 岡山国際・岡山

RACE DATA

■大会名称:全日本ロードレース選手権 第7戦スーパーバイクレース in 岡山
■開催日:2023年9月23日(土)・24日(日)
■会場:岡山国際サーキット(3.747 km)

JSB1000
■周回数:24周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ 
■PP:中須賀 克行(1分29秒969/ヤマハ)
■FL:岡本 裕生(1分31秒036/ヤマハ)

ST1000
■周回数:18周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:荒川晃大(1分31秒817/ホンダ)
■FL:長島哲太(1分32秒080/ホンダ)

ST600
■周回数:19周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:西村 硝(1分34秒810/ヤマハ)
■FL:長尾 健吾(1分35秒235/ヤマハ)

REPORT

JSB1000
中須賀克行が今季9勝目をあげ、通算12度目のチャンピオンを獲得

新コースレコードを樹立してポールポジションを獲得したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、チームメイトの岡本裕生に対して、24周のレースで一度も先行を許すことなく完勝。中須賀はこの優勝で12回目のJSB1000チャンピオンを決定した。

好スタートからホールショットを奪った中須賀は、オープニングラップから積極的にペースを上げていった。この中須賀に追随したのは、スタートでやや出遅れたもののすぐにポジションを挽回した岡本のみ。

2人は1分31秒台前半のペースで周回し始めると、1分31秒台後半から32秒台のペースの後続を見る間に引き離していった。そして5周を終了した時点で中須賀と岡本のトップ2は、3番手集団のトップにいた水野涼(ホンダ)に3秒5の大差をつけており、その後も差を拡大。2人のマッチレースとなった。

トップを走る中須賀選手に対して、常に1秒以内で走行を続ける岡本は逆転のチャンスをうかがったが、横に並ぶことはできても前に出ることはできず、テール・トゥ・ノーズのまま周回を進めていった。そしてレース終盤の19周目に岡本はファステストラップ1分31秒036をマークするが、一度も中須賀の前に出ることはできず、中須賀が今季9勝目をマーク。これで中須賀は、鈴鹿サーキットでの最終戦MFJ-GPを戦うことなくJSB1000で12回目となるチャンピオンを獲得した。

JSB1000 RESULT Race.1

ST1000 RESULT Race.1

ST600 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

ST1000 RIDERS RANKING

ST600 RIDERS RANKING

COMMENT

JSB1000
YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(優勝)

「事前テストで岡本選手と一緒に走って、かなり調子がいいことは分かっていたし、お互いの速い場所とそうでない場所も把握できていました。もちろん手の内もお互い分かっているので、厳しい戦いは予想していたのです。だから、まず前に出ることを心がけて、スタートには本当に集中していたし、序盤から速いペースでプレッシャーをかけるしかないとも思っていました。結果的に、それができて満足しているし、勝ってチャンピオンを獲るというかっこいい決め方ができたので本当にうれしいです」

岡本裕生選手談(2位)

「スタートでミスしてしまいましたが、落ち着いてすぐに挽回できました。それからすぐに中須賀選手の後ろにつくことができて、どんなレースをするのか、周回数が長いのでペースを落としてタイヤ温存に入るのかなど考えましたが、一向にペースを落とす気配がなく、ずっと速いペースを維持されてしまい、だんだん自分に余裕がなくなってしまいました。中須賀選手は相変わらずブレーキが強くて、簡単には前には出られないし、レース終盤ではなす術がありませんでした。でも、岡山国際には少し苦手意識を持っていて、昨年の大会を走ることができていなかったので不安がありましたが、中須賀選手について走ることができて、2位になれたので、気持ちとしてはポジティブです。最終戦の鈴鹿では、中須賀選手に勝って、うれしい終わり方にしたいです」

吉川和多留監督

「事前テストでは、2人ともロングランができていたし、決勝日は天気が良すぎて路面温度が想定以上に上がりはしましたが、中須賀選手は言うまでもなく、岡本選手も経験値が上がってきているので心配はありませんでした。岡本選手は、タイムでは中須賀選手と同等のところまで来ていますが、ここ岡山国際は抜きどころが少なく、スタートで中須賀選手に前に出られてことで、余計に苦しい戦いになってしまいました。とは言え、2人とも素晴らしいレースをしてくれたし、その中で中須賀選手は優勝してチャンピオンを獲得してくれました」

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