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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.02 4月22-23日 鈴鹿2&4・三重

RACE DATA

■大会名称:全日本ロードレース選手権 第2戦 鈴鹿2&4レース
■開催日:2023年4月22日(土)・23日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821km)
■観客数:22日:9,500人/23日:16,000人

■開催日:2023年4月22日(土)
JSB1000 レース1
■周回数:14周 ■天候:晴 ■コース:ドライ 
■PP:中須賀 克行(2分5秒520/ヤマハ)
■FL:中須賀 克行(2分5秒592/ヤマハ)

■開催日:2022年4月23日(日)
JSB1000 レース2
■周回数:16周 ■天候:晴 ■コース:ドライ 
■PP:中須賀 克行(2分5秒867/ヤマハ)
■FL:中須賀 克行(2分5秒950/ヤマハ)

REPORT

JSB1000 レース1

中須賀が終盤の逆転劇で開幕3連勝、岡本は2位表彰台

第2戦 鈴鹿2&4レースのレース1、好スタートを切ったのは、ポールポジションからスタートしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行。しかし、フロントローの3番グリッドから好スタートを決めたチームメイトの岡本裕生がターン7で中須賀をパスしてトップに躍り出ると、そのままオープニングラップを制する。

2周目の130Rで中須賀は、名越哲平(ホンダ)に抜かれて3番手へと後退。しかし、翌3周目のシケイン入口で再び2番手に浮上する。その3周目、トップの岡本と2番手の中須賀はともに2分5秒台を記録。岡本にとっては鈴鹿サーキットのレースで初となる5秒台と、勢いに乗って周回を重ねていった。

その後、レースは岡本、中須賀、名越の3人がバトルを展開。岡本は11周目までトップを堅持するが、12周目のスプーンカーブで中須賀の先行を許してしまう。そしてトップに立った中須賀は13周目に再び2分5秒台にラップタイムを上げると2番手の岡本との距離を広げ、開幕3連勝のチェッカー。岡本の初優勝に届かなかったものの、これに先の開幕戦から3レース連続で、YAMAHA FACTORY RACING TEAMがワンツーフィニッシュを達成することとなった。

JSB1000 レース2

トップ争いを抜け出し中須賀が開幕4連勝、岡本は4レース連続で2位

ホールショットを奪ったのは名越哲平(ホンダ)で、これに水野涼(ホンダ)、ホールポジションからスタートしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀は3番手、2番グリッドの岡本は4番手で続いた。そして2周目のシケインでは水野がトップに立つが、4周目の第1コーナーで名越が首位に返り咲き、西ストレートでは中須賀が水野をパスして2番手に浮上。さらに5周目の130Rでは岡本が3番手に上がった。

7周目から、名越、中須賀、岡本の3人がトップグループを形成し、大きな動きのないままに周回を重ねていったが、14周目に入りレースが動く。第2コーナーで中須賀が名越をパスしてトップに浮上すると、一気にペースアップ。2分5秒台を記録すると、後続を引き離し、残りは単独で走行し開幕4連勝とともにJSB1000で通算80勝目を飾った。

また、岡本も名越に仕掛け、二輪シケインでは前に出るが、130Rで再び名越の先行を許してしまう。そして15周目のヘアピンで岡本は2番手に上がるが、スプーンカーブで激しい攻防戦が繰り広げられ、ここで岡本が名越を抑えると一気に加速して2位でチェッカー。これによりYAMAHA FACTORY RACING TEAMは開幕から4レース連続で1-2フィニッシュを遂げた。

JSB1000 RESULT Race.1

JSB1000 RESULT Race.2

COMMENT

JSB1000 レース1

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(優勝)

「今日は風が強くて難しいコンディションでした。スタートが決まったけれど、すぐに岡本選手に抜かれてしまい、しかも岡本選手は序盤からいいペースで走っていたので、着いていくのが大変でした。その中で自分自身をプッシュしていきながら、速いアベレージタイムの中でタイヤを温存することができたことで、レース終盤はうまく組み立てることができたし、勝ててよかたです。」

岡本裕生選手談(2位)

「中須賀選手に負けたことは悔しいけれど、レース序盤でいいペースで走ることが出てきたし、中須賀選手とバトルができたことは一つ前進だと思います。ただ、抜かれた後に中須賀選手がペースを上げましたが、その段階で自分には余裕がなくなっていました。この辺が今後の課題です」

吉川和多留監督

「スーパーフォーミュラが走った後のレースだったので、タイヤラバーがどのように影響するかが心配でしたが、ほぼ問題がなかったようです。岡本選手は、若者らしく果敢に攻めのレースを展開してくれました。レース中に5秒台に入れたことも素晴らしいことです。そして中須賀選手は、しっかりとレースを戦って優勝してくれました。レースが終わってから、2人でディスカッションして、お互いを高め合っているのが印象的でした。明日のレース2は、今日のレース1よりも2周増え、戦い方が変わってきますが、2人のいいレースを期待してください」

JSB1000 レース2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(優勝)

「昨日と比べて路面温度が上がったので、タフなレースになると予想していたし、タイヤへの負担が高まるので、走りながら戦略を立てていきました。レース序盤から混戦となって、想定通りに厳しい戦いになりましたが、常に冷静に走れたのが勝因です」

岡本裕生選手談(2位)

「中須賀選手とは逆に戦略ミスでした。レース序盤で前に出たかったのですが、それができませんでした。サーキットの前半セクションはタイムが伸びるけれど、後半セクションがうまくいかずに苦戦してしまいました」

吉川和多留監督

「レース1とは違って、レース終盤まで混戦が続く展開となりました。中須賀選手はこの混戦をうまく抜け出して勝つことができましたが、岡本選手はリズムを合わせるのに苦労してしまいました。しかし、岡本選手は接戦をきっちりと制してくれたし、中須賀選手、岡本選手とも素晴らしい結果、内容でした。
チームとして、さらに高いレベルを目指して切磋琢磨していきますので、レース活動を支えていただいているスポンサーの皆さま、応援していただいてるファンの皆さまには、今後とも変わらぬご支援をお願いいたします」

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