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全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.08 9月25日 岡山

RACE DATA

■大会名称:2016年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦 スーパーバイクin岡山
■カテゴリ:JSB1000
■会場:岡山国際サーキット(3.703km)
Race1
■開催日:2016年9月24日(土)
■周回数:24周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:中須賀 克行(1分28秒513/Yamaha)
■FL:中須賀 克行(1分28秒724/Yamaha)
Race2
■開催日:2016年9月25日(日)
■周回数:22周 ■天候:雨 ■コース:ウエット
■PP:中須賀 克行(1分28秒372/Yamaha)
■FL:山口 辰也(1分45秒142/Honda)

REPORT

中須賀選手がポールポジションから今季4連勝!ウエットコンディションで行われたレース2は3位表彰台

今年、九州の震災によりオートポリスも被害を受け、予定されていた2レースともに中止が決定。これを受ける形で、当初は1レース予定のだった岡山国際でのJSB1000は、9月24日の土曜日にノックアウト方式の予選とレース1を、そして25日(日)にレース2を行うことになった。そして「YAMAHA FACTORY RACING TEAN」の中須賀克行は、ノックアウト予選でダブルポールポジションを獲得し、レース1では完ぺきなレース展開で昨年からの連勝を11に伸ばしたが、ウエットレースとなったレース2は3位、連勝記録は11でストップしたが、ガッチリとトップをキープして11月、鈴鹿サーキットで行われる最終戦に向かう。

土曜日に行われたノックアウト予選では、レース1のスターティンググリッドを決めるQ1で中須賀は1分28秒513を記録してトップに立つ。2番手の高橋巧(ホンダ)とは0.915秒差。そしてQ1での上位10名によりレース2のグリッドを決めるQ2で中須賀は、1分28秒372を記録してダブルポールポジションとなった。また、「YAMALUBE RACING TEAM」の野左根航汰はレース1、レース2ともに4番グリッド。同じく藤田拓哉はレース1は7番グリッド、レース2は8番グリットからのスタートとなった。
そして予選後に行われた24周のレース1で中須賀は、好スタートを切ると真っ先に第1コーナーに飛び込んでいく。2番手には「課題としているスタートダッシュに集中していた」と語る野左根がつける。だが、1周目を1分33秒918で終えた中須賀に対して、野左根は1分34秒622で差を拡大。その後も中須賀は常に後続より0.5秒から1秒ほど速いペースで周回を続けると、独走で今シーズン無傷の4連勝、そして昨年からの連勝を11へと伸ばした。

一方、レース中盤以降まで2番手を走行していた野左根だが、19周目に津田拓也(スズキ)にパスされてしまう。そして20周目のバックストレートで野左根は失速、この間に渡辺一樹(カワサキ)にもパスされ4番手となる。その後、野左根は渡辺を懸命に追うが届かず、4位でレースを終了。また、藤田は、レース序盤でラップタイムが上がらずに順位を下げた加賀山就臣(スズキ)をパスするのに手間取ってレース中盤以降は単独7番手となり、この順位のままチェッカーを受けた。

日曜日のレース2は、ウォームアップ走行で雨のために赤旗が提示されてスタート進行が中断。24周から22周になってレースは仕切り直しとなった。
激しい雨が降るなかレースはスタート。中須賀はここでもホールショットを奪い、これに野左根が続く。ところが、2人とも雨量の多さと滑りやすくなった路面に苦戦。各コーナーで止まりきれずに走行ラインを外してしまう。そしてこの間に高橋(ホンダ)がトップに立ちレースをリード。野左根は一時は中須賀の前に出て2番手を走るシーンも見られた。だが、その野左根は6周目に転倒してしまい、結果を残すことはできなかった。
一方、一時は4番手にポジションを下げながらも3番手に順位を戻した中須賀だが、トップの山口辰也(ホンダ)、2番手の高橋には及ばずに単独3位でチェッカーとなり、連続ポールtoウインは11でストップしてしまった。
また、一時は4番手まで順位を上げていた藤田は、レース終盤で無理ができない状態となり、ポジションをふたつ落として6位でチェッカーとなった。

ST600、JP250でもヤマハライダーが活躍!

併催されたST600は、JSB1000と同様、激しい雨の中で行われ、周回数も19周から3周減算の16周で行われた。この中でランキングトップの前田恵助(伊藤レーシングGMDスズカ)の順位に注目が集まったが、難しいコンディションに苦戦し12位。チャンピオン決定は最終戦の鈴鹿に持ち越されることとなった。一方、Yamaha Thailand Racing Teamのデチャ・クライサートは、序盤こそペースが上がらず表彰台圏外でレースを展開したが、徐々にウエット路面に適応しタイムアップとともに順位を上げ、今季初の3位表彰台をゲット。チームメイトのチャロンポン・ポラマイは、デチャに続き4位入賞を果たした。

近年人気を集めるYZF-R25など、各メーカーの250cc(単気筒は300cc)の市販スポーツモデルをベース車とするJP250が、24日(土)に行われた。今大会は、10~40代という幅広い年齢の男女66台(インターJP250:15台/ナショナルJP250:51台)がエントリー、優勝目指して熱いバトルを繰り広げた。R25ライダーでは、インターJP250の南本宗一郎(AKENOSPEEDYAMAHA)とチームメイトの仲村優佑が、ライバルを含む三つ巴のトップ争いを展開。優勝にこそ届かなかったが、南本が2位、仲村が3位表彰台に立った。
なお、2人ともアジアロードレース選手権のアジアプロダクション250(AP250)にも参戦中。なかでも南本は、ヤマハとバレンティーノ・ロッシが主宰するVR46 Riders Academyによる若手ライダー育成プログラム「YAMAHA|VR46 Riders Academy」が、イタリアで実施した「THE MASTER CAMP」に参加した16歳。今後のさらなる活躍が期待される逸材である。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝/3位)

「レース1は、事前テストからレースウイークまで、ライバルとのタイム差が思ったほど広がらずにレースは混戦になると予想したけれど、自分を信じて、そしてチームを信じて戦い、連勝記録を伸ばすことができました。レース2は、3位に終わり、久々に負けるという悔しさを思い出しました。レースを終えて、こんなに悔しいものなんだと純粋に涙が出てきました。ただ、連勝のプレッシャーがなくなったので、次の最終戦は、改めて速い中須賀を見せたいと思います」

吉川和多留監督

「レース1は、これまで通りに盤石なレースでしたが、レース2は、突然の豪雨に気をとられすぎたかもしれません。優勝を狙うことはもちろんですが、一方で安全にレースを終えることも考えなければなりません。ファクトリーチームとしてのファーストプライオリティはチャンピオンを獲ることであり、中須賀選手もレースを戦いながらこの点を考えてくれました。連勝記録は途絶えましたが、チャンピオンを獲るためには重要な一戦であり、しっかりと3位という結果を残してくれました。応援いただいたファンや関係者の皆さんには、優勝の報告をできずに残念ですが、次の最終戦鈴鹿では両レースで優勝して、チャンピオンの感動を分かち合えるようチーム一丸となってがんばります」

YAMALUBE RACING TEAM
野左根航汰選手(4位/リタイア)

「レース1は、レース直前にスペアマシンに変更しての戦いでしたが、課題のスタートもうまく決まったし、中須賀さんには引き離されましたが、レース中盤ころまでは2番手で、いい形でレースを進められました。ただ、その後に少しマシントラブルがあり順位を下げましたが、ライダーの技量でリカバリーできるトラブルだったので悔しさが残ります。レース2は、予想以上に雨量がすごくて、とても滑りやすい状態でしたが、勝ちに行くならここしかないと攻めの走りに徹しました。結果は、転倒して悔しいものになりましたが、攻めた結果なので仕方ありません。最終戦では、この2年間の集大成として結果にこだわります」

藤田拓哉選手(7位/6位)

「レース1では、1周目からペースを上げていくことを意識しました。レース途中、ペースが落ちた加賀山さんを抜くのに手間取ってしまったのが反省点です。レース2は、ものすごい雨だったので焦らずに攻めていこうと考えました。しかし、レースが進むにつれて転倒者が増えたので、攻めながらもしっかりと走りきることを意識しました。レース終盤で4番手を走っていましたが、最後にふたつ順位を下げてしまい、ここが課題です。ただ、レース1で7位、レース2で6位となり、最終戦鈴鹿に向けていい弾みになりました」

難波恭司監督

「レース1は、予選を終えてその日のうちに行われましたが、スーパーバイク世界選手権もこのようなスタイルをとっているので、チームとしてどこまで対応できるかを試せる良い機会でした。その中で、野左根選手は自らスペアマシンで走りたいと意思表示してくれて、これはとても成長した部分です。意志を伝えてくれれば、チームとしても動きやすいですから。レース2では、野左根選手は転倒してしまいましたが、レース1に続いてファイティングスピリットを発揮してくれたと思っています。藤田選手は、これまでマシントラブルもあり辛かったと思いますが、レース1で7位、レース2では6位に入ることができました。最終戦の鈴鹿では、改めてレースまでに何をするべきかをよく考え、集大成として集中して臨んでもらいたい。その最終戦の鈴鹿は、もちろんライダーとしてもチームとしても、2年間での成長をお見せできるようなレースをしたいと思っています。YAMALUBE RACING TEAMを支えていただいてるファンのみなさん、そして関係者の方々に感謝いたします」

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