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レース情報

全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.07 10月31日 鈴鹿

RACE DATA

■大会名称:2010全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦鈴鹿大会
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2010年10月31日(日)
■開催地:鈴鹿サーキット(5.821Km)
■観客数:1,200人
■レースコンディション:レース1 ドライ、レース2 ウエット
■周回数:レース1 14周、レース2 15周
■出走台数:26台 ■完走台数:レース1 25台、レース2 23台
■PP:秋吉 耕佑(2分06秒743/ホンダ)
■FL:レース1 秋吉耕佑(2分06秒635)、レース2 秋吉耕佑(2分20秒777)

REPORT

中須賀克行がレース2を3位で終え、ランキング4位でシーズンを終了

YSP Racing Team with TRCからヤマハYZF-R1を駆る中須賀克行は、全日本ロードレース最終戦MFJ-GPのレース2で3位の表彰台に立ち、ランキング4位で2010年シーズンを終えた。

10月30日(土)に行われたノックアウト予選で、中須賀はレース1を2番グリッドから、そしてレース2を5番グリッドからスタートすることになった。そしてそのレース1では、中須賀をはじめポールシッター秋吉耕佑、3番グリッドの伊藤真一(いずれもホンダ)が好スタートを切り、この3人がラップタイムを一気に2分07秒台へと乗せてハイスピード・バトルを展開。5周目に中須賀はラップタイムを2分08秒台へと下げるが、翌6周目には再び2分07秒台を記録して、2番手の伊藤に再接近する。

この時、トップ秋吉は、コンスタントに2分07秒台前半で周回を続けており、7周目には2番手の伊藤との差を1秒へと広げる。そしてその後、秋吉は単独首位となり、伊藤と中須賀が激しい2位争いを展開。そして伊藤に0.5秒差となった9周目の逆バンクで、3番手の中須賀が激しい転倒を喫して戦列を離れてしまった。

これで秋吉が優勝を遂げ、伊藤が2位。3位には柳川明(カワサキ)が入り、高橋巧(ホンダ)は4位でゴール。この結果、中須賀はランキングで5位となり、レース2を迎えることになった。

レース2は、一転ウエット路面となった。ここでスタートダッシュしたのはポールシッター秋吉で、オープニングラップで2番手の伊藤に2秒3の大差をつける。中須賀は、亀谷長純、柳川明とともに3位争いを展開。中須賀は何度か亀谷と柳川にそのポジションを明け渡すが、その度にすぐに逆転。そしてレース中盤以降では、柳川と亀谷を引き離すと、秋吉、伊藤に次ぐ3位でチェッカーを受けた。

RESULT RACE.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 29'48.962
2 伊藤 真一 KeihinKoharaR.T. Honda 29'52.036
3 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 30'10.061
4 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ Honda 30'18.739
5 亀谷 長純 Honda DREAM RT 桜井ホンダ Honda 30'28.639
6 武田 雄一 TAIRA Racing Yamaha 30'38.864
7 出口 修 PLOT PANTHERA Suzuki 30'39.774
8 芹沢 太麻樹 エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR Kawasaki 30'40.353
9 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 30'57.921
10 高橋 英倫 BEET RACING Kawasaki 31'17.932
11 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 31'19.271
12 谷 誠士郎 BMS RACING Honda 31'19.633
13 北口 浩二 クラウン警備保障RACING Honda 31'21.981
14 戸田 隆 G-TRIBE BMW 31'22.625
15 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 31'25.500
16 高田 速人 Tras&NKB+881OR BMW 31'28.099
17 鈴木 大五郎 BKライディングスクール Suzuki 31'31.923
18 中村 知雅 中村Eng&ジャパンプランニング Honda 31'33.353
19 清水 郁巳 ホンダドリームRT高崎 B’WISE R.T Honda 31'33.427
20 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING Yamaha 31'36.435
21 宇佐見 保弘 チーム・エッチングファクトリー Yamaha 31'53.317
22 原田 洋孝 R.S.ガレージハラダ姫路 Kawasaki 32'06.340
23 佐藤 大輔 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 32'07.025
24 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 29'54.248(-1Lap)
25 田村 武士 角力斗雲&J'Sおやじ組 Suzuki 29'55.566(-1Lap)

RESULT RACE.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda 35'57.209
2 伊藤 真一 KeihinKoharaR.T. Honda 36'08.388
3 中須賀 克行 YSP Racing Team with TRC Yamaha 36'17.772
4 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 36'23.970
5 亀谷 長純 Honda DREAM RT桜井ホンダ Honda 36'42.698
6 武田 雄一 Taira Racing Yamaha 37'40.734
7 芹沢 太麻樹 エヴァンゲリオンRT初号機TRICK☆STAR Kawasaki 37'46.457
8 出口 修 PLOT PANTHERA Suzuki 37'55.361
9 谷 誠士郎 BMS RACING Honda 37'55.526
10 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 38'09.540
11 高田 速人 Tras&NKB+8810R BMW 38'16.118
12 高橋 英倫 BEET RACING Kawasaki 38'19.921
13 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ Honda 35'59.897(?1Lap)
14 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 36'08.767(?1Lap)
15 戸田 隆 G-TRIBEBS BMW 36'27.915(?1Lap)
16 北口 浩二 クラウン警備保障RACING Honda 36'27.931(?1Lap)
17 原田 洋孝 R.S.ガレージハラダ姫路 Kawasaki 36'59.195(?1Lap)
18 宇佐見 保弘 チーム・エッチングファクトリー Yamaha 36'59.378(?1Lap)
19 吉田 光弘 Honda緑陽会熊本レーシング Honda 36'59.807(?1Lap)
20 今野 由寛 MotoMapSUPPLY Suzuki 37'02.224(?1Lap)
21 澤村 元章 磐田レーシングファミリー Yamaha 38'01.399(?1Lap)
22 鈴木 大五郎 BKライディングスクール Suzuki 38'03.798(?1Lap)
23 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING Yamaha 38'21.179(?1Lap)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 秋吉 耕佑 Honda 153
2 柳川 明 Kawasaki 146.5
3 高橋 巧 Honda 136
4 中須賀 克行 Yamaha 133
5 伊藤 真一 Honda 132.5
6 亀谷 長純 Honda 132
8 武田 雄一 Yamaha 85

COMMENT

中須賀克行選手談(リタイア/3位)

「レース1では、序盤からハイペースでの戦いになり、思ったよりも早くタイヤを消耗させてしまいました。今年は1勝もできていなかったので、とにかくプッシュして行ったのですが、それが転倒につながってしまいました。レース2では、レース序盤での秋吉選手、伊藤選手にまったくついて行くことができずに、リズムを取り戻した時点で逆転は不可能な状態でした。今年は、シーズン開幕前のテストでケガをするなど、気持ちが空回りしてしまった1年でした。応援くださったみなさんありがとうございました」

鈴木哲夫監督(YSP浜松店長)

「最終戦の決勝グリッドにチーム監督として立つなんて…。ものすごく緊張しました。中須賀選手の集中力といったらオーラが見えるようで、その姿にほれぼれしてしまいました。走行前の張りつめた空気など、究極のプロの職場です。レース1は残念でしたが、あくまでも勝ちにこだわった結果でしょうし、レース2では雨にも関わらず、みんなの声援に応え素晴らしい走りで最後の最後まであきらめずに表彰台獲得と魅せてくれました。
今回70名ほどのお客さまと一緒に応援に駆けつけましたが、レースの醍醐味、感動を肌で感じていただけたのではないでしょうか。応援団のお客さま共々、平さんにピットの中を案内いただくなど、貴重な体験もさせていただきましたし、今回の経験で感じたこと得たことを通じ、レースの魅力をより多くのお客さまに伝えたいと思っています。またこの1年、YSPチームを応援いただいたみなさまにもお礼を申し上げたいですね」

平忠彦チームマネージャー談

「中須賀選手は、自分の持てる力を最大限に発揮してくれました。レース1、レース2ともに、サーキットにお越しいただいたYSPファンの方々の声援を受け、その声援をパワーに変えて戦ってくれました。今シーズンの目標は3連覇で、それが達成できなかったことは誠に申し訳なく思っていますが、この悔しさをバネに今後のレースでの糧にしたいと思っています。
2年前の世界同時不況はレース界にも少なからず影響を及ぼしましたが、こうした厳しい状況の中、全日本ロードレースに参戦し続けられていることに、ヤマハやYSPをはじめ各サプライヤーの皆様、そして多くのファン方に感謝いたします。1年間、応援ありがとうございました」

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