本文へ進みます

アジアロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどアジアロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.03 5月31日-6月2日 タイ

RACE DATA

■大会名称:2019アジアロードレース選手権第3戦タイ
■カテゴリ:ASB1000、SS600、AP250、UB150
■会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)

【レース1】
■開催日:2019年6月1日(土)
■コースコンディション:ドライ

ASB1000クラス
■周回数:13周
■PP: #25 Azlan Shah Kamaruzaman(1'35.790/BMW)
■FL: #23 Broc Parke(1'36.343 /Yamaha)

SS600クラス
■周回数:12周
■PP: #26 Peerapong Boonlert(1'39.294 /Yamaha)
■FL: #26 Peerapong Boonlert(1'39.569 /Yamaha)

AP250クラス
■周回数:10周
■PP: #44 Muklada Sarapuech (1'52.805/Honda)
■FL: #16 Irfan Ardiansyah (1'53.353/Honda)

【レース2】
■開催日:2019年6月2日(日)
■コースコンディション:ドライ

ASB1000クラス
■周回数:13周
■PP: #25 Azlan Shah Kamaruzaman(1'35.790/BMW)
■FL: #24 Apiwath Wongthananon (1'36.177 /Yamaha)

SS600クラス
■周回数:12周
■PP: #26 Peerapong Boonlert(1'39.294/Yamaha)
■FL: #26 Peerapong Boonlert(1'39.437/Yamaha)

AP250クラス
■周回数:10周
■PP: #44 Muklada Sarapuech (1'52.805/Honda)
■FL: #108 Andy Muhammad Fadly (1'53.160/Kawasaki)

REPORT

ASB1000

パークスがレース2で2位表彰台、ウォンタナノンが両レース3位!

2019シーズンの第3戦タイがチャーン・インターナショナル・サーキットで開催され、YAMAHA RACING TEAM ASEANの#23ブロック・パークスは、初の「サーキットながらもレース2で2位表彰台を獲得。一方地元であるYamaha Thailand Racing Teamの#24 アピワット・ウォンタナノンが存在感を発揮して両レースともに3位表彰台を獲得した。また#76 伊藤勇樹は5/6位となった。

Race 1:アピワットが3位で今季初表彰台! パークスと伊藤は4・5位

YAMAHA RACING TEAM ASEANは今シーズン初めて表彰台を逃す試練のレースとなったが、逆にYamaha Thailand Racing Teamがホームレースを機に活躍。ここまで沈黙してきた#24 アピワット・ウォンタナノンがは3位で初表彰台を獲得した。#24 ウォンタナノンは、予選では2番手フロントローを獲得。好スタートからトップで1周目を終えると、ポールポジションの#25 Azlan Shah Kamaruzaman(BMW) 、#21 Md Zaqhwan Zaidi(ホンダ)とともにトップグループを形成してレースを進めていった。

一方、その後方では4-6番手に#76 伊藤勇樹、#23 ブロック・パークス、#56 ラタポン・ウィライローが続いた。この中で#76 伊藤が徐々にペースを掴むと、#21 Zaidiの背後に迫る。この変化いに#23 パークスも反応、ここから#76 伊藤と#23 パークスはギアを上げて#21 Zaidiを巻き込んでのバトルを展開しながら終盤に入る。

そして10周目の最終コーナー、トップ争いを繰り広げいていた#24 ウォンタナノンがオーバーラン。これで#21 Md Zaqhwan Zaidiと#76 伊藤が逆転したが、その直後の11周目、今度は#76 伊藤がミスしてオーバーランを喫し、#24 ウォンタナノンが3番手に浮上する。さらに後方で我慢のレースを続けてきた#23 パークスが#76伊藤を捉えて4番手とする。

3番手に返り咲いた#24 ウォンタナノンはこれで満足することなく、最終ラップの最終コーナーで#21 Md Zaqhwan Zaidiに勝負。レイトブレーキングで一度は前に出たものの立ち上がりで再び逆転を許して3位。それでもチームにとって、#24 ウォンタナノン自身にとって、今年最初の表彰台を獲得することとなった。#23 パークスと#76 伊藤の順位は最後まで変動はなく4・5位。また#24 ウォンタナノンのチームメイト、#56 ウィライローは6位でフィニッシュとなった。

Race 2:パークスが初2位表彰台! アピワット選手は連続3位を獲得

昨日の課題を克服して#23パークスが強さを発揮。好スタートからレースを引っ張り2位表彰台を獲得。さらに#24ウォンタナノンもホームの意地を見せて2レース連続となる3位表彰台を獲得した。

レースは#23パークスが好スタートから2番手につけると、レース1の勝者、#25 Kamaruzamanを抑えて2周目にトップに立つ。ここから序盤は#25 Kamaruzamanとのバトルとなったがトップをキープし周回を重ねていった。

その後方では、激しい2番手争いが繰り広げられた。スタートで遅れた#24ウォンタナノンが挽回し、#25Kamaruzamanと激しく競りあったが、#24 ウォンタナノンが2番手をキープして後半戦へ。その後は2・3番手が入れ替わることはあったが、トップ3が均等なギャップを維持し誰も抜け出すことができないまま終盤に突入する。そして勝負はやはり最終コーナーとなった。まずは2番手を守っていた#24ウォンタナノンが3番手にポジションをダウンし、トップ2から離されてしまう。そして#23パークスと#25Kamaruzamanの勝負となったが、最終コーナーで#23パークスが若干開けたインにライバルが侵入。立ち上がりで逆転を許してしまい2位でチェッカーとなった。

一方、5番グリッドからスタートの#76伊藤は好スタートから3番手で1周目を終える。その後は#24ウォンタナノンと#21 Zaidiとともにトップを追う展開となったが、中盤までは4番手を守ったが、3番手争いの中でタイヤを消耗してしまい、#21 Zaidiにかわされて5番手とした後は徐々に後退し上位グループから離されてしまう。さらに終盤には一つポジションを落として6位。#56 ウィライローは、8位でフィニッシュした。

SS600

Race 1:ブーンレットが開幕戦から5連勝!

開幕4連勝と最高のスタートを切ったYamaha Thailand Racing Teamの#26ピラポン・ブーンレットが、今大会のレース1でも再び完璧なレースを見せた。ホールショットでトップに立つと、その後方2番手には、同じR6ライダーであり、よきライバルの#127カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(HONG LEONG YAMAHA MALAYSIA)がつける。

序盤から二人は激しいアタック合戦を展開。#26ピラポン・ブーンレットと#127カスマユディンが順位を激しく入れ替え、さらに後方の#23 Md. Ramdan Rosli(カワサキ)と#27 Md. Ramdan Rosli(ホンダ)もトップグループに加わり4台でのトップ争いを展開した。

中盤に入ると落ち着きを見せ、#26ブーンレットと#127カスマユディンが後方を引き離しワンツー体制へ。二人は1秒以内という僅差のまま、周回を重ねていくが、後半に入り少しづつ#26ブーンレットがリードを広げていく。それと同時に#127カスマユディンが10周目の最終コーナーでオーバーラン。これで勝負あり。#26ブーンレットが独走となり、ホームコースで開幕5連勝を達成した。一方ミスで順位をおとした#127カスマユディンは、後方の集団に吸収されてポジションを下げ、表彰台を逃す4位でフィニッシュとなった。また2・3位にはR6ユーザーの#77 Muhamad Adam Mohd Norrodinと#23 Md Ramdan RosliがはりR6が表彰台を独占した。また#127カスマユディンのチームメイトである#50 アハマド・アフィフ・アムランは8位でチェッカーを受けた。

Race 2:ブーンレットが圧倒的な強さで6連勝を達成

ホームの声援を背に、#26ブーンレットがライバルを寄せ付けることのない力強い走りで6連勝を達成した。

スタートこそポジションをお落とした#26ブーンレットだったが、すぐにトップを奪い返す。序盤はその#26ブーンレットを先頭に4台ものトップグループが作られた。#26ブーンレットが速いペースで刻む中、前半こそ#77Norrodinと#127カスマユディンが食らいついていたが、中盤に入り#127カスマユディンが脱落。そして#77Norrodinを残すのみとなったが、#26ブーンレットは、体力もタイヤも厳しくなる後半に入ってもコンスタントに39秒台を刻み続けることで1秒、1.5秒、2秒とその差を開き終盤には単独走行になると、このまま最後までハイペースで周回し6連勝を達成した。

3番手を走行した#127カスマユディンは、中盤以降は単独走行となり、確実に周回重ねてポジションをキープし3位表彰台を獲得。2位には再び#77Norrodinがはり、2レース連続でR6が表彰台を独占することとなった。

AP250

Race 1:#36 ファエロズィがヤマハ最上位との6位を獲得

YAMAHA Racing Indonesiaの#36 ムハマッド・ファエロズィが奮闘、YZF-R25ライダーでただ一人、ライバルたちに挑むレースとなった。
#36ファエロズィは、8番グリッドから好スタートを切り、第1コーナーを5番手で通過。そのままトップグループをキープすると、1周目を終えて4番手に浮上し2周目に入る。

序盤のトップグループは8台が2秒差の中でレースを展開するが、ライバル2台が抜けだしたことをきっかけに、徐々にグループが縦長に。#36ファエロズィは、7台の第2グループに収まりレースを進めるが、中盤はこの集団の中で後退していくこととなる。それでも必死に食らいつくと、後半に入りじわじわとポジションアップ。8周目走行中にはついに6番手として3位を視界に捉えた。

そして最終ラップ、#36ファエロズィは最終コーナーへのアプローチとなるストレートで3番手に浮上すると、そのまま最終コーナーに突入するが、レイトブレーキングのため少しアウトにはらんだことでライバルに並ばれる。それでも必死にアクセルを開けて表彰台を目指したが一歩及ばず4位でゴール。しかし、今シーズン最高位を獲得するとともに、確実にライバルたちとのギャップを埋めていることを証明した。

またチームメイトの#96 アンギー・スティアワンは15位。Yamaha Thailand Racing Teamの#86 スッティパット・パッチャリートが11位、#56 サワポル・ニンラポンが14位となった。

Race 2:#36 ファエロズィが自身初の表彰台を獲得!

#36ファエロズィが、トップグループに食らいつき、自身初、YAMAHA Racing Indonesiaにとってシーズン初の表彰台を獲得した。

8番手グリットからスタートした#36ファエロズィは、第1コーナーから攻めてトップグループの真っ只中となる4番手で1周目を終える。しかしライバルたちも強く、3周目に入るとポジションをダウンし6番手とすると、その後も順位を落としたが、それでも脱落することなくトップグループの後方に食らいつき、淡々と戦況を伺いながらレースを続けていった。

その後トップグループは小競り合いを続けながら周回を重ねていくが、ここまで沈黙していた#36 ファエロズィは、最終ラップの勝負に照準にを合わせて動き出し6番手に浮上。そして迎えた最終ラップ、昨日は失敗に終わったが今回は最終コーナーでズバッとインに入りポジションをアップすると、コンパクトかつ速いコーナーリングから立ち上がると、今度は3位をしっかりとキープしてチェッカー。自身、チームにとっても念願の表彰台を獲得した。なお、#86 パッチャリートが13位、96 スティアワンは16位、#56 ニンラポンは18位でレースを終えた。

UB150

Race 1:ワヒュー・ヌゴロホが自身最高の4位

第3戦タイラウンド最初のレースとなったUB150は、いつも以上の大混戦となった。時に約20台が約2秒差にひしめきトップグループを形成。周回ごとに一気に順位が入れ替わる場面も多々見られた。

この混乱の中で驚異的な走りを見せたのがYamaha Racing Indonesiaの#89ワヒュー・ヌゴロホだった。予選にトラブルが発生、ほぼ最後尾の29番グリッドからスタート。1周目を終え16番手だったが、ここからスルスルとポジションを上げトップグループの中でも上位にポジションをキープする。

この#89ヌゴロホの他、チームメイトの#570アルディー・サティア・マヘンドラ、開幕戦で大活躍のUMA RACING YAMAHA PHILIPPINES TEAMの#12マッキンリー・カイル・パスと#17 マサト・フェルナンドもこの大集団の中でレースを展開した。

レースは最終ラップの最終コーナーで決着。#89ヌゴロホも最終コーナーで攻めたが、表彰台にはあと一歩届かず。4位でレースを終えた。なお表彰台はヤマハユーザーが独占している。

Race 2:ヌゴロホが29番グリッドからの逆転で3位表彰台!

レース1に続き、またしても#89ヌゴロホが大活躍。29番グリッドからの快進撃で、ついに自身初となる3位表彰台をYamaha Racing Indonesiaにもたらした。
このレース2は、スタート直後にアクシデントが発生してレッドフラッグが提示されて中断。これで、周回数は8周から6周となりレース2が行われることとなった。そのレース2も、昨日と同様に大きなトップ集団が形成され、この中にUMA RACING YAMAHA PHILIPPINES TEAMとYamaha Racing Indonesiaの4人も入り、周回を重ねていった。

この中で#89ヌゴロホは、トップグループにはつけていたが、その中断に位置しており、最終コーナーの攻防も簡単ではない状況だった。しかし諦める訳ではなく果敢に挑戦すると大きく最終コーナーで大きくポジションをアップし、3位表彰台を獲得した。また#123 パスは11位、#17 フェルナンドは20位、#570 マヘンドラは21位となった。

ASB1000 RESULT Race.1

ASB1000 RESULT Race.2

ASB1000 RIDERS RANKING

SS600 RESULT Race.1

SS600 RESULT Race.2

SS600 RIDERS RANKING

AP250 RESULT Race.1

AP250 RESULT Race.2

AP250 RIDERS RANKING

COMMENT

Race1

YAMAHA RACING TEAM ASEAN
#23ブロック・パークス(ASB1000:4位)

「このサーキットは初の走行でした。比較的容易なサーキットだと予想していたのですが、意外と難しかったというのが正直なところです。またマシン自体もセッティングが決まるまでは競争力がありませんでした。それでもステップバイステップでタイムを上げ、予選ではトップ3に迫るまでにはいけました。レースではベストは尽くしたのですが、トップ3とバトルできるほど十分なペースではなく4位。何か一つが悪というわけではなく様々な要因が絡み合ってのものですが、解決策も見えているので、明日のウォームアップでマシンを前進させ、明日は表彰台を獲得を狙います」

#76伊藤勇樹(ASB1000:5位)

「R1でここを走るのは初めてなのでデータがない状態で、当初はトップに2秒差と、昨年の最終戦のテストに参加したチームとの差を感じながらウィークをスタートしました。そこから走行を重ねるたびよくなって予選も決勝を見据えての走行でしたが5番手と、自信を持って決勝に臨むことができました。ただ、直前に天候が崩れ、セッティングに少し違和感がある状況になってしまいました。序盤はアジャストするまで厳しかったのですが、乗り方を工夫することで改善。一時はトップにも近づいたのですが勝負まではいけませんでした。その後の2位争いでオーバーランのミスがあり後退。最終的には5位ですがチャンピオンシップを考えれば決して悪くないし、明日は勝負して確実に表彰台のより高いところを狙います」

倉田幸彦チームマネージャー

「パークス選手の言葉にもありますが、コース攻略が進まずセットアップに苦しんだウイークでした。納得できるまで仕上げるとこには届いていませんが、その後は確実にタイムを短縮。レース1では4位と表彰台は逃しましたが、現状で最高のパフォーマンスを出してくれました。本人は最終目標をチャンピオンと考えているので、チームとしても4位は決して悪いものではありません。伊藤選手は決勝の序盤にトップ2に逃げられたところで厳しい状況がわかりましたが、その後、うまく切り替えて追い上げ、表彰台争いを展開。最後はミスもあり5位となりましたが、内容はよいものだったと思います。チームとしてはR1で初のサーキットということで、多岐にわたり苦労がありました。しかし、順調に良くなっているので、明日はウォームアップでセットを変えるなど、精一杯の努力を続け表彰台を狙います」

Yamaha Thailand Racing Team

アピワット・ウォンタナノン(ASB1000:3位)

「レース直前に天候が急変。降雨があり非常に難しい状況でしたが、まずスタートに集中。上位につけることができたので、そこからは走りながらも路面状況など確認し大きな影響がないことがわかったのでペースアップしトップに立ちました。そこからはタイヤマネジメントに集中していたのですが、それでもタイヤの消耗は激しく、終盤にオーバーランのミスでポジションダウン。ただそこから一つでも挽回しようと切り替えましたが、2位を狙った最終ラップの最終コーナーは、レイトブレーキングでの勝負しましたが順位を上ることができず3位。それでも表彰台を獲得できたことは大きな意味があり一段階高いレベルに上がれました。それでもまだ細かな修正はたくさんあるので、しっかりと解決し明日は一番高いところ立ちたいと思います」

#26ピラポン・ブーンレット(SS600:優勝)

「自分の目標通り5連勝を達成できホッとしました。序盤はスタート後にトップに立ちながら順位を落とすなど計画通りではありませんでした。まずは冷静になり後半を考えペースをコントロールしながら走りました。トップ争いをしたカスマ選手とは予選まで僅差だったので緊張感もありましたが、中盤以降はペースアップして少し差もでき、最後はカスマ選手のミスもあり独走で5連勝。明日は今日よりもタイムを上げたいし、もっと冷静になってレースをコントロールし6連勝を達成できればと考えています」

Theerapong Opaskornkul, Senior General Manager of Sales & Marketing Support

「ピラポン選手はYAMAHA VR46 Master Campに参加し、日本で修行し、その後はAP250に再参、国内の600のレースに参戦し、じっくり時間をかけてSS600まで上がってきました。こうした経験によりタイヤマネジメントも上手で、自分にもマシンにも自信を持ってできていることがこの連勝につながっていると思います。もちろんチームとしてもさらに勝ち続け、高橋裕紀選手の7連勝を超えることが目標なので、明日もチーム一丸となって6連勝を目指します。一方のASB1000、アピワット選手が表彰台を獲得してくれました。彼もYAMAHA VR46 Master CampからCEVに進み経験を積んで戻ってきました。負けん気が強く、セッティングも上手なライダーですが、そのおかげでマシンの改善が進んだし、チーム自体も成長しています。明日はラタポン選手も含め、チーム初優勝を目指してがんばります」

Race 2

YAMAHA RACING TEAM ASEAN
#23ブロック・パークス(ASB1000:2位)

「最終コーナーではタイヤが少しばかりスリップし、その影響でアウトに膨らんでしまいまいた。その空いたところをライバルに突かれてインに入られてしまい、優勝を逃してしまいました。レース自体ですが、昨日はスタート直前に雨が降りはじめ、路面の感触が薄れプッシュできなかったのですが、今日はバイクも昨日から一歩前進していたし、最初からプッシュしてトップに立ちました。その後もラップタイムがよかったのでとにかくプッシュしましたがこの戦略が決まりました。最終的に勝つことはできませんでしたが、このサーキットでの経験がないし難しかったので、厳しいウィークになると思っていたのですが、表彰台を獲得できたのですからとてもうれしく思います。次の鈴鹿では優勝を狙います。どのレースも優勝はしたいのですが、チームのホームレースですし、このサーキットが好きなのでいつも以上に燃えています。鈴鹿は速いライダーも多いので大変ですがベストを尽くします」

#76伊藤勇樹(ASB1000:6位)

「スタートからすぐに3番手に上がり、パークス選手が前に出たのを皮切りに少しレースが動いて自分も4番手に後退。そこから4番手ながらもトップ争いに加わって状態でレースを進めました。しかし前半の終了間際になって、ライバルとのバトルの影響や、上位を追うためにプッシュしたことにより、グリップが薄れてきたのです。そこからは転倒のリスクもあり、ペースアップできないことがわかりポジションキープに徹しました。納得できる順位ではありませんし、ランキングも大きく落としたわけではないので、今日のベストパフォーマスができたと思っています。この悔しさは鈴鹿で晴らします」

倉田幸彦チームマネージャー

「パークス選手は、初めてのコースにもかかわらずレース1の反省を生かして改善し、持っているパフォーマンスをしっかり出してくれ2位表彰台を獲得とすばらしいレースでした。ランキングも2位でポイントを重ねることができたのでよかったと思います。しかしチームとしては、僅差での敗戦なので、さらに戦えるマシンを準備できていればと悔しさも残るレースで反省もあります。伊藤選手は朝のウォームアッ中盤以降のところでタイヤマネージメントの部分で厳しい状況となり上位で戦えず、本人も相当悔やんでいました。次回は我々にとってはホームレースになります。ここまで3戦戦って、マシンの部分では改善していかねばならないところも見えています。ここから勝負に勝つために、チームとしてはマシンのボトアップができるようしっかり考えてライダーをサポートしていきます」

Yamaha Thailand Racing Team
アピワット・ウォンタナノン(ASB1000:3位)

「スタートでミスして順位を下げ、制御系のセッティングを昨日から少し変更したのですが、これが少しマイナスとなり追い上げが簡単ではない状態でした。その後はトップグループになんとか追いつき、ここからはブロック選手の後方について、じっくり観察しながら冷静にレースを運ぶこととしました。しかし最終ラップでライバルにかわされてしまい再び3位、連続表彰台はよかったですが、悔しさも残るレースとなりました。鈴鹿はAP250の時は勝っているサーキットですが、今回からR1で走るため、全く異なる状況です。セッティングも走り方も全く違うので、しっかり考え、準備して臨みます」

#26ピラポン・ブーンレット(SS600:優勝)

「昨日から少しリアサスペンションのセッティングを変更してレースに臨みましたが、ほぼ理想の走りを達成することができました。序盤からトップに立ってレースを引っ張る作戦でしたが、これを実行することがでました。中盤以降は少し後方と差ができて自分との戦いとなりました。タイムを39秒台から落とさず、コンスタントなペースで走りきることができたことも評価できます。しっかりとタイヤを理解し、走り込んできた成果です。今回は地元でのレースでしたが、チームがすばらしいマシンを用意してくれているので、自信を持っている臨めました。とても感謝しているし、また一歩チャンピオンに近づけてうれしいです。次回の鈴鹿は第二のホームコース、もちろん両レースで優勝を狙います」

Theerapong Opaskornkul, Senior General Manager of Sales & Marketing Support

「SS600の連勝はチーム全員にとって大きなチャレンジで、モチベーションであり、成し遂げるべき目標なのです。そして今日のレースでピラポン選手が6連勝を達成。これはチームにとっても誇らしいことです。7連勝は現在の記録に並ぶもので8連勝はARRCの新記録ですが、これをチーム一丸となり鈴鹿で達成しなければなりません。アピワット選手は今回のレース2はスタートで出遅れましたが、各コーナーでの追い上げで挽回してトップ争いに加わりました。パークス選手とアピワット選手はともにR1ですが、ライバルの戦闘力に対して、互角以上の戦いを見せてくれました。最終的には3位と悔しい結果ですが、次回の鈴鹿ではさらにマシンも追い込んで、ラタポン選手も含めて表彰台を狙っていきます」

Hong Leong Yamaha Malaysia
#127カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(SS600:3位)

「昨日、いくつかのテクニカルなトラブルがあったため、レース2では新しいエンジンを使用し合わせてセティングを変更して臨みました。しかしエンジンブレーキが合わず、セッティングはレース1の方がよかったと言えます。このことも含め、優勝したピラポンや2位のライバルに対してラップタイムが遅く離されてしまったのです。悔しいですがこれが現実です。今年はSS600でのシーズンが2年目となりました。マシンは新型に変更しましたが、昨年の経験があるので問題ないし、今年はCEVのMoto2に参戦してマシンに乗る機会も多く、さらにMoto2のマシンよりも乗りやすいためよい戦いができています。しかしピラポンには勝てていません。どうしてもコーナーでついていくことができないのです。鈴鹿では新しいセッティングで臨む予定なので、今度こそは勝ちたいと思います」

YAMAHA Racing Indonesia
ムハマッド・ファエロズィ(AP250:3位)

「レースレギュレーションによりライバルの上位のマシンにの回転数に、500rpmの調整が入り今回は戦える状況ができました。肝心のスタートもよく、そこからプッシュした結果、トップグループに入ることができました。ラスト3ラップでプッシュする作戦でしたが、セクター3に自信もあったので最終コーナーでインを攻めて、6番手からの逆転で3位に順位をアップさせることができました。昨年からこのクラスで走っていますが、初の表彰台なのでとてもうれしかったですね。次戦の鈴鹿では1・2レース両方でしっかりとポイントを取りたいし、ランキング上位のライダーに少しでも近づくことが目標。鈴鹿には、ここまでのデータをチェックしたり、チームとよく話し合うなど準備して臨みます」

ワヒュー・ヌゴロホ(UB150:3位)

「スタート直後にアクシデントが発生して再スタートになりましたが、そこではよいスタートをきることができ1コーナーでもよい位置を確保できました。これによりトップグループに食らいつくましたが、勝負はラスト2ラップとし、そこからプッシュしました。特にラストラップの最終コーナーでは、5番手からインを突いて3位を獲得。スポンサー、ファン、家族、そしてチームのみんなにとても感謝しています。鈴鹿ではトップ3をターゲットにして、レース1・2それぞれでポイントを獲得できるようにがんばります。鈴鹿は初めてのサーキット、テクニカルだと聞いていますが、ゲームなども参考にしっかり勉強して臨みます」

ワヒュー・ルスマヤディチームマネージャー

「前回セパンではいい位置にいながらクラッシュしてしまいましたが、今回UB150で今季初の表彰台を獲得。ヌグロホ選手は29番グリッドからのスタートにもかかわらず、表彰台を獲得でき、チーム、ライダーともにポテンシャルを示すことができました。また、これでチームのモチベーションも上がったので、これを弾みとして次戦鈴鹿だけでなく、シリーズでより高みを目指していきます。AP250は、ずっと待ち続けてきた表彰台を獲得でき、とてもうれしい結果になりました。また、AP250で今年初めてのヤマハが獲得した表彰台でもあり、ひとしおです。過去2戦ではカワサキが強かったですが、今は彼らと戦える状況にありますし、これがモチベーションを高めチームによい影響をもたらしています。ファエロズィも成長している結果です。残りのレースもモチベーションをさらに上げて臨みます」

ページ
先頭へ