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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.06 7月8日 サウスウィック

SUMMARY

マサチューセッツ州サウスウイックのThe Wick 338で開催されたAMAプロモトクロス選手権の第6戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのディラン・フェランディスが両モトを3位でフィニッシュし総合3位に入って表彰台に立った。2021年450MXチャンピオンのフェランディスは、モト表彰台獲得数を10とし、現在2位につけているランキングで、3位との差を23ポイントに拡大した。
MX250では、ヘイデン・ディーガンが4位/10位で総合6位となりランキングトップに浮上。クーパーは両モトをそれぞれ2位でフィニッシュして総合2位となった。リーバイ・キッチンは総合8位(5位/9 位)、ルーキーのダクストン・ベニックは一日を通して進歩を見せて総合14位(17位/12位)でレースを終えた。

RACE DATA

2023 AMAモトクロス選手権 第6戦サウスウイック
開催日:2023年7月8日(土)
開催地:マサチューセッツ州サウスウイック
会場:THE WICK 338

REPORT

450MX:フェランディスが両モトで3位とし総合3位を獲得

カレンダーの中でも最も厳しいコースのひとつとされるこのコースで、フェランディスは強さを見せ、予選で3番手に入った。Moto1では思うようなスタートが切れなかったものの、集中したライディングですぐに5番手まで上がる。2周後には4番手に上がると、その次の周には3番手に順位を上げ、そのポジションのままフィニッシュした。

Moto2ではフェランディスがホールショット。オープニングラップにランキングトップのJ・ローレンス(ホンダ)の先行を許したが、厳しいコンディションの中、速いペースで力走する。だが5周目に3番手にシャッフルされ、そのままフィニッシュ。総合3位でこの日のレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ミネソタ州ミルビルのスプリングクリークMXパークで7月15日に開催されるAMAプロモトクロス選手権第7戦およびスーパーモトクロス世界選手権第24戦に臨む。

250MX:クーパーが総合2位、ディーガンがポイントリーダーへ

高温と時折の降雨に見舞われた今年のサウスウイック・ナショナル。The Wickでは自身初のプロレース参戦となるディーガンは予選で堅実な走りを見せて9番手。Moto1では思うようにゲートから飛び出すことができず、1周目を終えて9番手で戻ってくると、集中したライディングを見せて4番手まで順位を上げてフィニッシュした。Moto2でもトップ10スタートとなったディーガンは、集団の中を再び追い上げるが、厳しいコンディションに転倒を喫し、10番手でフィニッシュするにとどまり、総合6位となった。この結果はディーガンにとって重要なものとなり、2位に5ポイント差でランキング1位と なり、レッドプレートと共にサウスウイックを後にした。

総合タイム2番手で予選を終えたクーパーは、続くMoto1でも素晴らしいスタートを見せてホールショットを獲得した。速いペースでトップを力走するクーパーだったが、レースの折り返しから数周後に不運にも転倒を喫してしまう。すぐに再走を果たし、2番手でレースに復帰したクーパーはその順位のままフィニッシュした。Moto2でクーパーは、すぐに4番手につけると、レースの折り返し点までに3番手に順位を上げる。10周目に追い抜きを見せて2番手に上がったクーパーは、トップを行くライダーに狙いを定め、追撃。その差を詰めていったが転倒を喫し、2番手でフィニッシュ。2位/2位としたクーパーは総合2位となり、ランキングでトップ5圏内に復帰し、ランキング1位のディーガンとの差を22ポイントとした。

キッチンは予選を10番手で通過すると、Moto1では1周目を終えて10番手。集中したライディングで順位を上げるキッチンは、7番手に上がると、レース終盤には5番手としてフィニッシュした。Moto2でも再びトップ10スタートを見せたキッチンは7番手に上がるが、不運にも転倒を喫し9位でフィニッシュラインを通過した。

AMAプロモトクロス参加2戦目のべニックは、厳しいコンディションのThe Wickの予選では16番手。Moto1では1周目を18番手で終えると、順位を上げるべく奮闘するが、結局17位でフィニッシュ。Moto2でははるかに良いスタートを見せて14番手につけたべニックは、ふたつ順位を上げて12位。総合では14位でこの日のレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ミネソタ州ミルビルのスプリングクリークMXパークで7月15日に開催されるAMAプロモトクロス選手権第7戦およびスーパーモトクロス世界選手権第24戦に臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(3位/3位:総合3位)

「まずまずの一日でした。Moto1ではスタートが悪く、厳しい戦いを強いられて3番手まで上がりました。これはそれほど悪くないですね。Moto2ではホールショットを獲得して、なんとかトップにとどまろうと頑張ったのですが、また3位になりました。かなり疲労しました。暑さに少しやられましたけど、今日も全力を尽くしました。今週初めのトレーニングではすごくハードにプッシュしたので、今週は少し休んで、もう少しフレッシュな状態でミルビルに臨みたいと思います」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing

ジャスティン・クーパー選手談(2位/2位:総合2位)

「Moto1ではレースをリードしている時にクラッシュ、Moto2では優勝を目指して走行している時に同じようなミスをしてしまいました。ただ、全体的にはポジティブな点がたくさんあります。2位/2位で多くのポイントを得て、激戦の中に戻ったという感じです。ですから来週末は勝ちにいくしかないですね」

ヘイデン・ディーガン選手談(4位/10位:総合6位)

「最初のモトでは10番手から4番手まで上がりました。これには満足しています。2回目のモトはちょっと苦戦しました。少し疲労していたので、それについては改善しなければならなりません。弱点を見つけて、週の間にそれに取り組むということは必要です。ポイントランキング1位で離れるので、努力を続けて、前進し続けるつもりです」

リーバイ・キッチン選手談(5位/9位:総合8位)

「自分にとってまずまずの一日でした。速さはかなり良かったです。ただ、スタートが両方ともうまくできなかったのと、2回目のモトは大きく後退してしまいました。努力を続けて、次に進みます」

ダクソン・べニック選手談(17位/12位:総合14位)

「多くを学んだ良い週末でした。Moto1ではいくつか問題がありましたけど、Moto2でははるかに良くなりました。ミルビルに向けての準備はできていますよ!」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

RIDERS RANKING 450MX

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CONSTRUCTORS RANKING 450MX

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