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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

PO.01 9月8日 コンコード

SUMMARY

ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モータースピードウェイにあるzMAXドラッグウェイで初開催されたスーパーモトクロス・プレーオフ・レースで、Monster Energy Yamaha Star Racingのディラン・フェランディスが2位/4位の総合3位と素晴らしいスタートを記した。クーパー・ウエブは地元の州でチームに戻っての復帰第一戦で力走し、厳しいコンディションの中、8位/7位の総合8位に入った。
250SMXでは、へイデン・ディーガンがMoto1を制し、Moto2を5位として総合3位とし、250SMXのポイントランキングで首位タイとなり、レッドプレートと共にノースカロライナ州コンコードを後にした。ジョードン・スミスはシャーロットの北に位置するこのサーキットで、地元の観衆を前に、8位/4位で総合5位。リーバイ・キッチンは2位/11位で総合7位。ジャスティン・クーパーは12位/6位で総合9位とトップ 10圏内でチームメイトに続いた。

RACE DATA

2023 AMAモトクロス選手権 スーパーモトクロス・プレーオフ1
開催日:2023年9月8(金)~9日(土)
開催地:ノースカロライナ州コンコード
会場:zMAXドラッグウエイatシャーロット・モータースピードウェイ

REPORT

450SMX

初のスーパーモトクロス・プレーオフ・レース
Monster Energy Yamaha Star Racingのディラン・フェランディスが総合3位

初開催のスーパーモトクロス世界選手権プレーオフ・レース開幕戦には、未知の部分が多く存在した。新しいフォーマットと独特のコース設計による新しい舞台に加えて、ライダーたちはすべりやすいコースコンディションに対峙することになった。それら直面する課題にも関わらず、フェランディスはこの日、好調な走り出しを見せて予選で5番手に入る。その後、Moto1で好スタートを見せて2周目を終えるまでに3番手に上がると、その4周後には2番手に浮上。フェランディスはその順位を守ってフィニッシュした。
フェランディスは続くMoto2でも好スタートを決めるが、その後6番手まで順位を落としてしまう。それでもひるむことなく反撃に転じ、4位まで順位を上げてフィニッシュ。総合3位でこの日のレースを終えた。 3位でフィニッシュしたことで、第5シードでファイナルスに持ち込んだ17ポイントにさらに20ポイントを加え、450SMXポイントランキングで2位と1ポイント差の4位につけている。

ウエブは最初の予選セッションで2番手、総合タイムでも6番手と好調な走り出しを見せた。Moto1では思うようなスタートができず、1周目を終えて10番手で戻って来たが、その後プッシュし続け、追い抜きが難しいコースで8番手まで上がってフィニッシュした。Moto2もタフなスタートとなったウエブだが、バトルを展開して7番手まで上がってフィニッシュ。総合8位となった。ウエブは第6シードとしてファイナルスに持ち込んだポイントにさらに14ポイントを加え、現在30ポイントで450SMXランキング7位に位置している。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはイリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイに向かい、次の週末、9月16日に開催されるスーパーモトクロス・プレーオフ・レース2に臨む。

250SMX

ディーガン、SMX世界選手権ファイナルス開幕戦Moto1を制す

初開催となるSMX世界選手権は、新しい会場で新しいフォーマット、独特のコースレイアウトに加えて、トリッキーなコースコンディション中で行われた。ディーガンは予選でのクラッシュを受けてMoto1は13番目のゲートピックとなったが、素晴らしいスタートを見せ、3周目には2番手に進出。そも後もチームメイトのキッチンとの差を縮めるべくプッシュを続け、12周目にリードを奪うとそのままフィニッシュし、SMX世界選手権初の勝者となった。Moto2では、残念ながらスタート直後の第1コーナーを過ぎたところで最後尾まで後退。そこから果敢な追い上げ5番手まで順位を上げてフィニッシュして総合3位となった。この結果、ディーガンは250SMXランキングで大きく躍進し、42ポイントで首位タイとなった。

アウトドアシーズンの大半を負傷欠場していたスミスは、この復帰初戦で好走した。トリッキーで滑りやすいコンディションとなった予選を12番手で終えると、Moto1では不運にもスタート直後の第1ターンで発生したマルチクラッシュに巻き込まれてしまう。それでもスミスはひるむことなく力走し、追い抜きが難しいコースで17番手から8番手まで順位を上げてフィニッシュした。Moto2でははるかに良いスタートを見せたスミスは。1周目を終えて5番手。その後4番手に上がり、3番手を視野に入れたが、結局そのまま4位でフィニッシュとなり総合5位を獲得した。

キッチンは難しいコンディションだった予選を堅実に走り10番手。続くMoto1では素晴らしいスタートを決めてトップを奪うと、17周のレースで11周を終えるまでレースをリードしたが、ディーガンにかわされで2位フィニッシュ。SMX世界選手権最初のレースでチームに1-2フィニッシュをもたらした。Moto2でキッチンは体調が100%ではなかったにもかかわらず上位を目指してベストを尽くし11位として総合7位となった。250SMXポイントランキングでは5位でこのプレーオフ第1戦を終えた。

クーパーは予選を7番手で終えると、続くMoto1では素晴らしいスタートを見せ1周目を終え4番手につけたが、3周目にクラッシュして10番手まで後退してしまう。奮闘を続けたクーパーだったが、結局12位でフィニッシュとなった。Moto2ではスタート直後の第1ターンで後方に位置してしまい、1周目を終えて11番手で戻って来た。そこからプッシュを続けるクーパーは6番手まで上がったところでチェッカーフラッグを受け、総合9位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはイリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイに向かい、次の週末、9月16日に開催されるSMX世界選手権プレーオフ2に臨む。

COMMENT

450SMX

Monster Energy Yamaha Star Racing
ディラン・フェランディス選手談(2位/4位:総合3位)

「良い一日でした。すべてのセッションで改善を試みましたし、2回の好スタートができました。これは大きなことです。ともかくしっかりとライディングして、ベストを尽くしました。最初のMotoで2位フィニッシュしたのはかなり良かったです。Moto2でも好スタートを決めることができましたけど、ターンで小さなミスをしていくつか順位を落としてしまいました。それと、体力的にはちょっと大変でした。 アイアンマンでのクラッシュの後、本格的にトレーニングをしていなかったので、その代償を少し払ったのだと思います。今日は少し体力が足りませんでした。ですからもっと良くなる可能性はありますが、全体として今日は良い一日でした。マシンの調子も良くて、あとは改善して行くだけです」

クーパー・ウエブ選手談(8位/7位:総合8位)

「レース当日は浮き沈みがありました。プラクティスはまずまずで、最初2番手、総合6位と、良かったです。Moto1では、あまりうまくライディングできていなかったのは明らかでした。スタートが悪くて、コースは追い抜きが本当に難しかったですし、ある意味でペースにはまってしまったようで、それは自分でそうしてしまったような気がしています。Moto2でもスタートが本当に悪く、それが足を引っ張りましたけど、ライディングは少し良くなったように感じました。総合結果には少しがっかりしていますが、少なくとも私たちが取り組むべきことは分かっていますし、それが何であるべきかについての良いゲームプランを立てたと思います。今週はStar Racingの施設で一生懸命練習し、来週末は元気に戻って来ます」

250SMX

Monster Energy Yamaha Star Racing
ヘイデン・ディーガン選手談(優勝/5位:総合3位)

「予選でかなり大きなクラッシュをしましたが、そこから立ち直りました。身体は痛みますが、がんばらなければなりませんでした。Moto1は本当にうまく行きました。4番手からスタートし、それからトップに立ちました。Moto2ではスタートで最後尾まで落ちましたが、5番手まで挽回しました。今日は痛みとの闘いでした。あのクラッシュで身体は痛めつけられましたけど、第1戦を首位タイ、レッドプレートと共に終えるというのは本当に良いことです。来週の第2戦も強気で臨みます」

ジョードン・スミス選手談(8位/4位:総合6位)

「良い一日でしたし、レースに戻りライバルたちとレースができて良かったです。最初のモトでは良いスタートができませんでした。第1ターンのマルチクラッシュに巻き込まれてしまいました。ここは追い抜きが難しいコースですが、転倒はしませんでしたけど、集団の中に埋もれてしまい、猛チャージするしかありませんでした。8番手まで挽回できたことを自分自身、誇りに思います。2番目のモトでは、はるかに良いスタートができて、バトルに加わりました。ただ前に出ることはできませんでしたね。これから戻って、今日得たことをもとにして、来週はどうすべきかをを見つけ出します」

リーバイ・キッチン選手談(2位/11位:総合7位)

「うまくいかない一日でしたが、バイクへのフィーリングが良い状態でした。この一週間はとても良くライディングできており、予選はまずまずで、Moto1は問題なかったのですが、Moto2は苦戦しました。昨日は体調が悪くなり、今日は食事を受けつけませんでした。それで、できる限りのことはしましたけど、Moto2では特にひどかったのです。これから休んで、次戦に備えます」

ジャスティン・クーパー選手談(12位/6位:総合8位)

「SMXが始まったのは素晴らしいことですが、自分にとって最高の日にはなりませんでした。Moto1では先頭グループでバトルができると思っていたのですが、最初のモトではクラッシュしてしまい、Moto2では第1コーナーでかなり後方からの追い上げることになりました。Moto2ではずっとうまくライディングできました。こうしたレースは今後ますます重要になるでしょうから、チャンスが欲しいと思うなら、次の2レースに向けて、前に出られるように取りかかる必要がありますね。苦戦するのであれば、今回こそが苦戦すべきレースでした。今回のことは忘れて、ここから学んで前向きに取り組んで行きます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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