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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.07 7月17日 スプリングクリーク

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのエリ・トマックの連勝はミネソタ州ミルビルで開催されたスプリングクリーク・ナショナルでもとどまることなく、7連続Moto優勝を遂げるとともに、AMAモトクロス選手権の450MXのランキングトップに浮上した。チームメイトのクリスチャン・クレイグも好走し、5/3位で総合4位に入った。250MXでは、ジャスティン・クーパーが不運をはねのけて6/3位で総合4位に入った。チームメイトのネイト・スラッシャーとニック・ロマノにとってはそれぞれ総合12位と総合25位で第7戦を終えた。

RACE DATA

2022 AMAモトクロス選手権 第7戦スプリングクリーク大会
開催日:2022年7月16日(土)
開催地:ミネソタ州ミルビル
会場:スプリングクリークMXパーク

REPORT

450MX

トマック、スプリングクリーク圧勝でランキングトップに浮上

トマックは最初の予選で最速ラップタイムを記録。予選総合順位でも4番手に入った。続くMoto1ではロケットスタートを見せてトップに立ち、レースをリードする。レース中盤、トマックはポイントで争うライバルにパスされるが、数周後にトップのライダーが転倒すると、トマックは再びレースをリード。2位に14秒の差をつけて最初にチェッカーを受けた。

Moto1のスタートを再現することはできなかったものの、Moto2では4番手からすぐに2番手に上がると、トマックは4周目にトップに浮上。猛烈なペースで走行するトマックだったが、タイトルを争うライバルもトマックを射程圏内に収めて追走する。しかしトマックは、プレッシャーのもとでも冷静さを保ち、ライバルを抑えて優勝。7連続Moto優勝と4戦連続総合優勝により、トマックは2位に5ポイント差でランキングトップに立ち、レッドプレートと共にミネソタを後にした。

クレイグもまた、自身がホームコースのひとつとしているスプリングクリークで好走した。予選を8番手で終えると、Moto1でもスタート直後はそのポジションにつけるが、3周目までにトップ5圏内に順位を上げる。表彰台を目指してプッシュを続けるクレイグは、5位でフィニッシュした。

続くMoto2ではスタートが改善され、1周目を5番手で終える。その後もクレイグはプッシュし続け、6周目には3番手に上がるが、トップ2選手は既に大きく先行していたため、そのまま3位でフィニッシュ。これによりクレイグは、シーズン4度目のMoto表彰台に立ち、5/3で総合4位となってランキングでは5位に浮上した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ワシントン州ワシューガルに向かい、7月23日土曜日にワシューガルMXパークで開催される第8戦に臨む。

250MX

クーパーがスプリングクリークで総合4位

クーパーは予選で最速タイムを記録し、Moto1に臨むと、ロケットスタートを見せるが、ホールショットは僅かの差で逃した。2番手につけたクーパーは、すぐにトップに立つが転倒を喫してしまう。1周目を終えて15番手で戻って来ると、集中した走りで追い上げ、6番手まで上がったところでチェッカーフラッグを受け、貴重なポイントを獲得した。

Moto2でも素晴らしいスタートを見せたクーパーは、レースをリードするが、スタート直後の混乱の中で4番手に順位を落としてしまう。トップへと力走を開始したクーパーだったが、スタートから6分が経過したところで赤旗が提示されてレースは中断。ライダーはゲートに戻り、レースはスタートから完全にやり直しとなった。クーパーはこの日3度目のスタートでも素晴らしいダッシュを見せるが、3番手でのレースとなり、そのままフィニッシュして総合4位となった。

スラッシャーは4番目のゲートピックからまずまずのスタートを見せてトップ10圏内につけると、1周目終了までにトップ5圏内に入る。レースが折り返し点に達する頃には4番手に上がるが、そこからポジションを落として7位でフィニッシュラインを通過した。

Moto2でスラッシャーはスタートが良くなったがクラッシュを喫してしまう。再スタート後に猛チャージを見せてレースの折り返し点の数周前にはチームメイトのロマノに続いてトップ10圏内に突入するが、次の周、両ライダーは絡んでしまいともに転倒。スラッシャーはメカニックエリアに向かい、バイクを修復すると、最後尾でレースに復帰。7/30位で総合12位となった。

ロマノは15番目のゲートピックから素晴らしいスタートを見せて8番手につける。その後7番手に上がるが、トリッキーなコンディションの中で2周目に転倒。19番手に後退して再走を果たし、その順位のままフィニッシュした。

Moto2ではホールショットを奪うが、レースは赤旗が提示され中断。再スタートでは4番手につけると、その後は8番手を走行していたが、チームメイトと絡んだ後は、再走することができず35位で、総合25位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ワシントン州ワシューガルに向かい、7月23日土曜日にワシューガルMXパークで開催されるAMAモトクロス選手権第8戦に臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「この週末は我々にとって素晴らしいものになりました。2つとも素晴らしいMotoでした。最初のMotoは、一時抜かれることもありましたけど、ミスから学ぶように努めましたし、弱点を改善することができました。それらをMoto2に取り入れてトップに立ちましたし、Moto2では最速だと感じました。この週末にレッドプレートを手にすることができて良かったです。これを続けて行きたいと思っています」

クリスチャン・クレイグ選手談(5位/3位:総合3位)

「良い一日でした。僕の好きなコースのひとつで、いつも楽しんでいます。過去にここで多くの時間を過ごしたので、たくさんのファミリーや友達がいます。予選はまずまずで、最初のMotoは一時4番手に迫り、3番手も射程圏内に入っていましたが、結局5位に終わりました。Moto2ではかなり早く3番手に上がったんですが、トップ2はかはり離れてしまっていました。5/3位で総合4位になってランキングでは5位に上がりました。これは望んでいた位置です。週末毎に改善して行きたいし、ワシューガルでもそれを続けたいですね」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(6位/3位:総合4位)

「間違いなく良い一日でしたが、その一方で僕らは改善を続ける必要があります。チームは進歩していて、サウスウイックではそれが示されました。これからも改善を続けて、表彰台にまた立てるようがんばります」

ネイト・スラッシャー選手談(7位/30位:総合12位)

「今日の走り出しは好調で予選は4番手でした。感触が良くて、表彰台を争う速さがあると感じまていましたが、残念ながらまた厳しい一日になりました。それは過去のこととして、ワシューガルで反撃できるように頑張ります」

ニック・ロマノ選手談(19位/DNF:総合25位)

「僕にとって厳しい一日でした。Moto2ではホールショットを奪ったのに、残念ながらレースは赤旗中断、再スタートになりました。ただ、再スタートも良く、少しの間、トップ5圏内を走っていましたが、その後、大きなクラッシュをしてしまいました。痛みが激しくて、怪我をしている感じですが、しっかりとケアしてワシューガルに臨むことができればと思っています」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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