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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.06 7月10日 サウスウィック

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックの連勝は、ザ・ウイック338で開催されたAMAモトクロス選手権450MXサウスウイック・ナショナルでも続いた。トマックは両Motoとも制し、450MXのランキング1位との差を1ポイントとした。クリスチャン・クレイグもMoto1では一時トップに立つ好走を見せ、3/8位で総合5位に入った。250MXではジャスティン・クーパーが総合3位(3/4位)に入り、再び表彰台に立った。リーバイ・キッチンはMoto2で勢いに乗り総合4位(8/2位)、ネイト・スラッシャーは総合9位(15/6位)となった。ルーキーのニック・ロマノは総合14位(10/15位)とマット・ルブランは総合18位(16/38位)で終えた。

RACE DATA

2022 AMAモトクロス選手権 第6戦サウスウイック
開催日:2022年7月9日(土)
開催地:マサチューセッツ州サウスウイック
会場:ザ・ウイック338

REPORT

450MX

トマックがサウスウイックで連勝

トマックはYZ450Fを駆って2戦連続となるポールポジションを獲得し、幸先よい走りだしを見せた。だがMoto1のゲートが下りると、トマックは7番手にシャッフルされる。それでも着実にライバルをパスしていき、7周目までに3番手にまで上がると、8周目に前を行く2選手をパスしてトップに踊り出た。その後もトマックはプッシュし続け、2番手との間に7秒のギャップを築いてチェッカーフラッグを受けた。Moto2でも同様の展開を見せ、スタート直後の4番手から順位を上げて8周目にトップに立つと、2番手に10秒の差をつけて5連続となるMoto優勝のチッカーフラッグを受けた。1-1位としたトマックは、シリーズが折り返し点を過ぎた現在、ランキングで1位にわずか1ポイント差に迫っている。

クレイグは、予選を8番手で終えたクレイグは、Moto1のスタートで2番手につけると、3周目にトップに立った。レースのほぼ半分に渡ってトップを守ったクレイグだが、いくつかミスをして3番手に後退すると、そのままフィニッシュした。Moto2でも素晴らしいスタートを決めて2番手につけたクレイグだったが、順位を落とし8位でフィニッシュ。総合5位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ミネソタ州ミルビルに向い、スプリングクリークMXパークで7月16日土曜日に開催されるAMAモトクロス450MX選手権第7戦に臨む。

250MX

クーバーがサウスウイックで表彰台に復帰

クーパーは朝のタイムドセッションで好タイムを記録し、予選を2番手で終えると、Moto1のスタートで2番手につける。トップを狙ってハイペースで力走するクーパーだったが、順位を上げることができず3位でフィニッシュした。Moto2でも好スタートを決めたクーパーは、チームメイトに続く3番手で1周目を終える。この日最後のMotoでコースは荒れていたが、クーパーは4位でフィニッシュし、総合3位となった。

キッチンは、これまでサウスウイックでライディングしたことは一度もなかったものの、予選で4番手に入った。この週を通してスタート練習を繰り返していたキッチンだったが、Moto1ではゲートから飛び出す際に小さなミスがあり、1周目を17番手で戻って来た。その後、素晴らしいペースで追い上げ、8位でレースを終えた。Moto2でキッチンは、スタートで3番手につけると、オープニングラップを終えるまでにチームメイトのクーパーをとらえて2番手に上がり、トップのライダーに照準を定めた。トップに立つべくアタックを繰り返したが、最後まで攻略できず、2位でフィニッシュし、総合4位となった。

スラッシャーは予選で6番手となり、Moto1では好スタートを切って10番手につける。しかしレース中盤に転倒を喫し、クラッシュ前のリズムに戻すのに苦戦し15位でフィニッシュした。続くMoto2では速いペースで集団をすり抜け、13番手から6番手まで上がってフィニッシュし、総合9位となった。

ロマノは悪名高いサンドコースを初体験となったが、予選を9番手で終えた。Moto1では好スタートを決めてチームメイトのクーパーに続く3番手につける。レースの半分以上に渡ってトップ5圏内を走行し、速さがあることを証明したロマノだったが、ポジションを落として10位。Moto2でも好スタートからオープニングラップを7番手につけるも、その後15番手に後退してフィニッシュした。

ルーキーのルブランは予選を19番手で終えたが、Moto1ではポジティブなスタートから14番手につけて16位。Moto2では目を見張るスタートで5番手につけたルブランだったが、数周後に転倒を喫し、鎖骨の骨折と腕の負傷により早々のリタイアを余儀なくされた。現場で診断を受けたルブランは、この週末の後に再び診断を受けることになる。ルブランの復帰に関する情報は今後更新される。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、ミネソタ州ミルビルに向い、スプリングクリークMXパークで来週末の7月16日に開催されるAMAモトクロス選手権の第7戦に臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「今日は素晴らしい一日でした。本当にこれ以上はないという一日です。Moto1では最高のスタートを決めることはできませんでしたけど、レース序盤に集団の中でかなりのライダーをパスしてトップに立つことができました。Moto2でははるかに良いスタートをすることができました。身体的には一年のうちで間違いなく最もハードなので、耐え抜かなければならないんです。1/1位のスコアをあげることができて、我々にとって特別な一日でした。チームを誇りに思っています。すべてがうまく決まるように、プラクティスでわずかにバイクの調整をしたのですが、その成果がありました」

クリスチャン・クレイグ選手談(3位/8位:総合5位)

「今までここサウスウイックで良かったことは一度もありませんでした。まずまずの結果を出しましたけど、一度もこのコースに馴染むことができなかったので、本当に今年はうまくやりたかったんです。予選はまずまずで、両方のMotoで好スタートを決めました。最初のMotoではほぼ20分に渡ってレースをリードしました。でもいくつか大きなミスをしたのが大きく響いて3番手に順位を落とし、そのままフィニッシュしました。パラ以来の久々の表彰台だったので興奮しました。Moto2でも好スタートを決めて2番手につけることができたのですが、最初のMotoで体力を使い果たしていて、厳しい状態でした。でも言い訳はできません。バイクは一日を通して良かったし、単にMoto2での体力がなかったということです。8位でゴールし総合5位でしたけど、今日はポジティブな点もありました」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(3位/4位:総合3位)

「間違いなく良い一日でしたが、その一方で僕らは改善を続ける必要があります。チームは進歩していて、サウスウイックではそれが示されました。これからも改善を続けて、表彰台にまた立てるようがんばります」

リーバイ・キッチン選手談(8/2位:総合4位)

「Moto1ではいくつかの不運の後、後ろから追い上げなければならず8位まで上がりました。Moto2は好スタートを決めてすぐに追い抜きをして2番手に上がりました。できるだけローレンス選手と一緒に走ろうとがんばって、何度かチャンスがあったのですが、そのまま2位で総合4位になりました」

ネイト・スラッシャー選手談(15位/6位:総合9位)

「両Motoでトップ5入りする速さがあると感じていました。最初のMotoで8番手前後を走っていたんですが、転倒してしまい、再走してからリズム良く走ることができませんでした。Moto2ははるかに良く、15番手前後から順位を上げて6位でフィニシュしました。僕らにとっては良い週末になりました」

ニック・ロマノ選手談(10/15位:総合12位)

「今日の10/15位という結果は、見た目には必ずしも良くはありませんけど、ポジティブな点もありました。最初のMotoでは約20分間トップ5を走っていましたし、Moto2では約15分間、6番手につけていました。体力の問題が生じるでしょうけど、それについては心配していません。ミルビルが待ち遠しいです」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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