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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.02 6月5日 ハングタウン

RACE DATA

2022 AMAモトクロス選手権 第2戦ハングタウン
開催日:2022年6月4日(土)
開催地:カリフォルニア州サクラメント
会場:ハングタウン

REPORT

450MX
トマックがヤマハで初のMoto優勝

Monster Energy Yamaha Star Racingのエリ・トマックが、ヤマハYZ450Fを駆って初優勝を遂げた。コルドバ、ランチョのプレーリーシティSVRAに位置するハングタウン・モトクラシックで開催された AMAモトクロス選手権第2戦で、トマックは4-1のスコアを挙げて総合3位となり、アウトドア・シーズンでは初の表彰台に立った。クリスチャン・クレイグは、トリッキーなコンディションのもと、両Motoともトップ5フィニッシュして総合5位に入った。

トマックは予選3番手と良好な走り出しを見せた。最初のMotoでスタート後5番手につけると、すぐに4番手に上がり、そのままフィニッシュ。チームは次のMotoまでの間に作業を行って改善を施し、2022年AMAスーパークロス450SXチャンピオン、トマックのMoto2でのフィーリングを向上させた。そして再びトップ5スタートを見せたトマックは、序盤の3周で3番手まで順位を上げる。猛チャージを続けるトマックは、レースが折り返し点に達する前に2番手に上がると、トップを行くライダーとの差を詰めて行く。そして10周目、これをパスしてトップに躍り出た。パスされたシリーズポイントリーダーは、トマックの背後につけるが、これまで何度も王座に就いているトマックはプレッシャーを受けながらも動じることなく冷静さを保ち、そのままシーズン初のMoto優勝を飾ると共に、4-1のスコアで総合3位に入った。

前戦で450クラスではキャリア初となる表彰台に立ったクレイグは、この第2戦に自信を持って臨んだ。予選4番手とこの日の走り出しが良いクレイグは、最初のMotoでスタート後に7番手につけた。着実に順位を上げるクレイグは、4周目までにチームメイトに続く、5番手に上がると、その順位を保ってフィニッシュした。
Moto2でも同じ展開が繰り返され、クレイグはレース序盤の4周で7番手から5番手まで上がり、トリッキーなコンディションのもと、スマートなレース運びを見せて5位でフィニッシュし、総合5位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、コロラド州レイクウッドのサンダーバレーMXパークに向かい、6月11日土曜日の第3戦に臨む。

250MX
クーバーが総合2位とポディウムフィニッシュ

Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが、苦しい戦いを強いられた開幕戦から見事に立ち直った。カリフォルニア州サクラメント市外にあるハングタウンMXで開催されたAMAモトクロス選手権第2戦で2-3のスコアを挙げ、総合2位に入った。この結果、クーパーのランキングは4位に浮上した。レーヴィ・キッチンはトップ10圏内でのレースを続け、6-6のスコアで総合6位、またプロフェッショナルレースわずか2戦目のルーキー、ニック・ロマノは10-9のスコアで総合10に入った。

ネイト・スラッシャーとマット・ルブランは、良好な兆候も見せつつ、それぞれ13位(14-14)と14位(18-12)でレースを終えた。

クーパーとチームは、前戦から今戦までの間に取り組みを進め、そのハードワークはポディウムフィニッシュとなって報われた。クーパーは予選をトップで通過する完璧な走り出しを見せ、素晴らしいスターティンググリッドを獲得。
Moto1でのホールショットを奪ったクーパーは、タフなハングタウン・サーキットでそのままトップを走る。序盤の5周に渡ってレースをリードしたクーパーは、その後2番手に後退すると、そのポジションでレースを終えた。Moto2でも、再びクーパーの駆るMonster Energy Yamaha Star RacingのYZ250Fがトップに立った。これでチームは今シーズン4つのMotoすべてでホールショットを奪うこととなった。オープニングラップに小さなミスを冒して2番手に後退したものの、Moto全体を通して猛チャージを見せたクーパーは3位でフィニッシュし、総合2位となった。

開幕戦では浮き沈みの激しいレースとなったキッチンは、改善を期してハングタウンに臨み、朝のセッションで好走し、6番手で予選を終えた。Moto1では思うようなスタートができず、15番手につける。ひとたび流れを掴むと、キッチンは上位集団に向けて猛チャージ。6位まで順位を上げてフィニッシュした。
Moto2では9番手とスタートが向上したキッチンは、レース序盤に自身のスタイルを掴んでチャージし、6番手まで上がったところでレースを終え、総合6位となった。

この日はルーキー、ロマノが好走し、予選を12番手で終えた。その目を見張るスタートはハングタウンでも見られ、Moto1では5番手につける。レースを通して順位を変えたロマノは、10位でフィニッシュラインを通過した。Moto2でも再び好スタートを見せたロマノは、トップグループに割って入る。後方からのプレッシャーを抑えることにベストを尽くしたロマノは、レース序盤の5周に渡って4番手を堅持したが、最終的に9位でフィニッシュ。総合10位となった。

スラッシャーはハングタウンでいくつかの不運を乗り切り、一日を通してそのファイティングスピリットを見せた。Moto1ではトップ15圏外でスタートしするも、14位に順位を上げてフィニッシュ。Moto2ではスタートでクラッシュして29番手まで順位を落とし、厳しい戦いを強いられる。それでも決してレースを諦めず、14位まで追い上げたところでフィニッシュし、総合13位となった。

プロフェッショナルレース参加わずか2戦目のルブランは、一日を通して進歩を見せた。Moto1ではトップ15圏外でスタートし、順位を上げるべく最善を尽くしたが、結局18位でフィニッシュした。コースに出るたびに学習を重ねるルブランは、Moto2では10番手とスタートが向上。レースを通して力走し12位でチェッカーフラッグを受け、総合14位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、コロラド州レイクウッドのサンダーバレーMXパークに向かい、6月11日土曜日、選手権第3戦に臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Yamaha Star Racing
エリ・トマック選手談(4位/優勝:総合3位)

「大きな改善が見られた週末でした。このレースに向けて、我々は多くの優れた取り組みを行ってきましたが、それが結果で示されました。最初のMotoでは、4番手か5番手につけていたと思いますが、少しの間、その位置にとどまっていました。ライディングはOKでした。いくつかラインとジャンプをミスしましたけどね。テクニカルなジャンプがいくつかあって、そのうちのひとつ、ダブルでミスをし、上位から離れてしまいました。2番目のMotoでは、ラインどりが良くなり、テクニカルなジャンプでもライディングが向上していました。バイクのバランスを良くするために、Motoの間の時間にいくつかの小さな変更を加えたのですが、それが奏功し、ライディングをすごく楽しむことができました。ここは本当に素晴らしいレースコースです。ダートの状態は、今までのハングタウンのコースの中でも最高のひとつに数えられると思います。我々にとって良い週末でした」

クリスチャン・グレイグ選手談(5位/5位:総合5位)

「ハングタウンでの一日はかなり良かったですね。予選でトップ5入りしましたし、両Motoにも先週以来、かなり自信を持っていました。2つのMotoともスタートはかなり良かったのですが、トップ4のペースからは離されてしまいました。5-5フィニッシュは何ら落胆するものではないのですが、狂喜するほどでもありません。もっと上を目指したいです。それを踏まえて、次戦、サンダーバレーに向かいます」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing
ジャスティン・クーパー選手談(2位/3位:総合2位)

「先週末からの素晴らしい立ち直りで、総合2位です。今日は優勝争いに加われたことが良かったです。今週はチームと共にハードワークを続け、今、これまでより良い位置にいます。今日のコースはものすごくタフで、猛追などとてもできませんでした。これからまた仕事に戻り、来週末にサンダーバレーで何ができるか見てみます」

レーヴィ・キッチン選手談(6位/6位:総合6位)

「今日は6-6でトップ10フィニッシュを達成しました。前と同じこと、つまり、もっといいスタートを切る必要がある、ということです。今週は改善を続けるためにハードに取り組んで行きます。来週末、またトライするのを楽しみにしています」

ニック・ロマノ選手談(10位/9位:総合10位)

「また良い一日になりました。プロのレース参戦2戦目にして総合10位というのはすごいことです。チームと自分が一日を通してどのように進歩したかに満足していますし、来週末に向けてすでに気持ちが昂まっています」

ネイト・スラッシャー選手談(14位/14位:総合13位)

「控えめに言っても、厳しい一日でした。最高のスタートができず、流れに乗ることもできませんでした。冷静に、次戦・レイクウッドでの争いに備えます」

マシュー・ルブラン選手談(18位/12位:総合14位)

「今日は18-12でしたが、ようやく速さを見せて、少しの間、トップ10圏内を走ることができて良かったです。僕らはハードワークを続けて行きますし、次の週末の順位に、今からワクワクしています」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

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250MX RESULT Race.2

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