AMAモトクロス
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Rd.01 5月29日 FOXレースウェイ1
RACE DATA
2022 AMAモトクロス選手権 第1戦FOXレースウェイ
開催日:2022年5月28日(土)
開催地:カリフォルニア州パラ
会場:フォックス・レースウェイ
REPORT
450MX
クレイグがAMAモトクロス開幕戦で総合3位、450初の表彰台を獲得
Monster Energy Yamaha Star Racingのクリスチャン・クレイグが、カリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイ1で開催されたAMAプロモトクロス開幕戦で、両Motoをそれぞれ3位で終え、総合3位に入った。250SX Westで王座に就いたばかりのクレイグにとって、450クラスでのポディウムフィニッシュは自己ベストリザルト。チームメイトのイーライ・トマックは、7/4位のスコアでクレイグに続く総合4位となった。
予選を6位で終えたクレイグは、最初のモトで好スタートを見せて5番手につけると、数周後には4番手に上がるが、不運にも5周目に転倒してしまう。それでもすぐにレースに復帰したクレイグは、速いラップタイムを連発しながら、5周の間に6番手から3番手まで順位を上げる。終盤になってもプレッシャーを受けながらも冷静さを保つクレイグは、そのままポジションをキープして450ではベストリザルトとなる3位でフィニッシュした。Moto2でも好スタートを見せたクレイグは5番手から1周目に4番手に順位を上げる。レース中盤に3番手に上がり、そのままMoto1と同じ3位でフィニッシュ。総合3位となり、450MXでの初表彰台に立った。
トマックも良好な走り出しを見せた。予選を3番手で終えると、Moto1で素晴らしいスタートを見せてすぐに2番手に進出する。残念ながらレースが進むにつれて順位を落とし、トマックは7位でフィニッシュ。Moto2では伸び伸びとライディングし、最初の2周で7番手から5番手に順位を上げる。プッシュし続けたトマックは、中盤にチームメイトに続く4番手に上がる。その後も力走を続け、そのまま4位でフィニッシュ。総合4位となった。
Monster Energy Yamaha Star Racingは、カリフォルニア州ランチョ・コルドバのハングタウン・モトクロス・クラシックで6月4日土曜日に開催される第2戦に臨む。
250MX
キッチンがフォックス・レースウェイで8位フィニッシュ
カリフォルニア州パラで開催されたAMAプロモトクロス選手権の開幕戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのリーバイ・キッチンが、Moto1をトップ5フィニッシュし、総合8位に入った。ジャスティン・クーパーは12位、チームメイトのネイト・スラッシャーはフォックス・レースウェイのチャレンジングなコンディションの中で13位フィニッシュ。ルーキーのニック・ロマノとマシュー・レブランはそれぞれ15位と20位でレースを終えた。
スーパークロス・アーリントン戦以来のレース参加となったキッチンは予選を8番手で終えた。Moto1では思うようなスタートができなかったものの、プッシュし続けて9番手から順位を上げ、これまでのベストとなる5位でフィニッシュした。Moto2ではスタート後の第2ターン付近で最後尾近くまで後退。そこから順位を上げてトップ10圏内に入ると、8位でチェッカーフラッグを受けた。総合成績は8位と、昨年のデビューシーズン以来のベストリザルトを記録した。
クーパーは開幕戦で良好な走り出しを見せ、予選を6番手で終える。2021年250SX WestチャンピオンはMoto1でホールショットを奪うが、レースが進むにつれて後退し11位。Moto2は1周目を終えて19番手で戻ってくると、力走を続ける13位まで上がったところでフィニッシュ。総合成績は12位となった。
トリッキーなコンディションのもと、スラッシャーにとってもこの日はチャレンジングな一日となった。トップ10圏外で予選を終えたスラッシャーは、Moto1のスタートで13番手につけるが、レース序盤にクラッシュしてしまう。目を見張る猛チャージで32番手から17位まで順位を上げてフィニッシュした。続くMoto2ではスタートが改善されて12位でフィニッシュ。総合13位となった。
Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、カリフォルニア州ランチョ・コルドバのハングタウン・モトクロス・クラシックで6月4日土曜日に開催されるAMAプロモトクロス選手権第2戦に臨む。
COMMENT
450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
クリスチャン・クレイグ選手談(3位/3位:総合3位)
「スーパークロスを終えて、その勢いを維持したいと思っていました。今は大いに自信を持っていて、それは走りに現れ450MXで初の表彰台と、アウトドアで最初の総合表彰台という結果に結びつきました。3/3位というスコア、それにダンジー選手、カイロ―リ選手、そして僕のチームメイトといったレース界のレジェンドたちと互角に走り、バトルをするというのは特別なことです。アウトドアシーズンのスタートにはすごくポジティブな一日だったし、今年の残りの時間のためにやるべきことがわかりました」
イーライ・トマック選手談(7位/4位:総合4位)
「今日は最初のMotoがタフでした。このMoto1でポジティブだったのはスタートがすごく良かったことと、バイクがスタートから本当に強力だったことです。次のMoto2ではライディングは良くなっていましたが、スタートは素晴らしいものにはなりませんでしたが、Moto2の方が満足しています。自分の本来のライディングに近い気がしていました。それでも表彰台に立ちたかったのですが、最初のMotoから改善できたので、一日の終わり方としてはまずまずです」
250MX
Monster Energy Star Yamaha Racing
リーバイ・キッチン選手談(5位/8位:総合8位)
「悪い一日ではありませんでした。最初のMotoは明らかに良く5位に入りましたが、両Motoとも後方から追い上げなければならず、特に2レース目が大変でした。第2ターンで38番手だったと思います。なので、スタートに取り組む必要がありますが、速さと体力、その他に関しては、もしゲートから上位のライダー達と一緒にスタートすることができれば、間違いなく彼らと一緒に走れると思います。それを次の週末に行い、シーズン残りの期間に構築し続けることを目指しています」
ジャスティン・クーパー選手談(11位/13位:総合12位)
「レースに復帰できて本当に良かったですけど、タフな一日でした。久しぶりだったので、今日は本当に苦労しました。やるべきことがたくさんありますが、次戦に向けてハードワークをするつもりですし、早く前で走れるようにトライします」
ネイト・スラッシャー選手談(17位/17位:総合13位)
「タフな一日でした。セットアップに苦労して、今日は自分のベストのライディングができませんでした。最初のMotoの序盤、第1ターンで転倒して最後尾まで後退してしまいました。集団の中を少しプッシュしましたけど、他のライダーのペースで前が詰まってしまい、自分が思うようにライディングできませんでした。戻って取り組みを続けて、来週末に備えます」