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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月26日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦スペインGP
■開催日:2006年3月26日(日)決勝結果
■開催地:スペイン/ヘレス(4.423km)
■観客数:131,000人(3日間241,000人)
■周回数:27周(119.421km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:33度
■PP:L・カピロッシ(ドゥカティ/1分39秒064)
■FL:L・カピロッシ(1分41秒248)

REPORT

YZR-M1のロッシ、転倒するも14位で完走!

レースはポールスタートのL・カピロッシ(ドゥカティ)とMotoGPデビュー戦のD・ペドロサ(ホンダ)との一騎討ちとなるが、終盤カピロッシが逃げきって優勝した。

予選9番手・グリッド3列目からスタートしたキャメル・ヤマハ・チームのV・ロッシは開始直後の第1コーナーでT・エリアス(ホンダ)と接触して転倒。トップから50秒近く離され最後尾からの追い上げとなるが、ほとんどの周回を1分42秒台の安定したペースで力走し14位で完走、2ポイントを獲得した。

ロッシのチームメイト、C・エドワーズはロッシの転倒を避けようとしてコースアウト、最後尾から2番目まで順位を下げるが挽回し11位となった。今年からヤマハに復帰のテック3・ヤマハチームのC・チェカは、序盤7番手につけるが徐々に後退し結局13位。同チームのJ・エリソンは16位となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 45'57.733
2 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 4.375
3 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 9.996
4 T・エリアス Fortuna Honda Honda 10.135
5 M・メランドリ Fortuna Honda Honda 19.547
6 C・ストーナー Honda LCR Honda 21.237
7 中野 真矢 Kawasaki Racing Team Kawasaki 21.372
8 K・ロバーツ Team Roberts KR211V 32.414
9 J・ホプキンス Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 32.659
10 玉田 誠 Konica Minolta Honda Honda 35.983
11 C・エドワーズ Camel Yamaha Team Yamaha 37.930
12 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 39.514
13 C・チェカ Tech 3 Yamaha Team Yamaha 42.829
14 V・ロッシ Camel Yamaha Team Yamaha 1'05.766
15 A・ホフマン Pramac d’Antin MotoGP Ducati 1'23.300
16 J・エリソン Tech 3 Yamaha Team Yamaha -1 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 L・カピロッシ Ducati 25
2 D・ペドロサ Honda 20
3 N・ヘイデン Honda 16
4 T・エリアス Honda 13
5 M・メランドリ Honda 11
6 C・ストーナー Honda 10
11 C・エドワーズ Yamaha 5
13 C・チェカ Yamaha 3
14 V・ロッシ Yamaha 2

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Ducati 25
2 Honda 20
3 Kawasaki 9
4 KR211V 8
5 Suzuki 7
6 Yamaha 5

COMMENT

C・エドワーズ選手談(11位)

「ロッシもうまくスタートして、一緒に第1コーナーに入っていったんだ。そしたらエリアスがインに入ってきて… 僕はそのあとのことも全部見ていたよ。でも正直なところロッシは転ばないと思ったから、スピードを落とさずにアウトへ回ろうとしたんだ。ところが彼が転倒してしまって僕も行き場を失ってグラベルへ出るしかなかった。結果的にはこのことですべてが終わってしまったわけなんだけど、今回はもともと、しっかりと戦える状態にはなっていなかったんだ。だからこんなことになって本当に残念で、今は早くここを離れたい気持ち。明日はまたテストがあるけど、カタールへ行けばきっとうまくいくと思う。あそこはテストも好調だったからね」

V・ロッシ選手談(14位)

「難しいレースになることはわかっていたことだが、ここまでのことになるとは思わなかったよ! エリアスがインに寄ってくるのが見えて、次の瞬間にはもうぶつかっていた。でもレースにはよくあることさ。エリアスは何年も前から知っているけど、とてもいいやつ。レースのあとで謝りに来たから、こう言ったんだ。次はちゃんとブレーキをかけてね、それでも間に合いそうになかったら、僕じゃなくて他の人に当たって、とね! 再スタートしてからはアレックス・ホフマンといいバトルができたけど、開幕戦はどうしても勝ちたいと思っていたからやっぱり残念。でも、こればっかりはどうしようもないね。こういうことが2度とないように仕事に励むだけ。次のレースを楽しみにしてるよ」

D・ブリビオ、キャメル・ヤマハ・チーム監督談

「今回は何から何までうまくいかなかったという印象。金曜日の午前中、雨が降ってテストをしたくてもできなかった、あの時からずっと不運が続いていたような感じだ。問題がまだ残っていたことは明らかで、マシンは思うように走ってくれなかった。だからどうしてもその原因を突き止めたいんだ。できれば明日のテストでね。データは豊富にあるし、チームの全員が全力で頑張っている。セパン、カタール、カタルニアではタイムも良かったのでパニックになることはない。次のレースが楽しみだ。あのアクシデントのあとも二人が全力を尽くし、懸命に走りきってくれたことがうれしい。次は運が味方してくれることを望む」

辻幸一談(ヤマハ発動機MotoGPグループ)

「今回のレースでは、スタートでロッシ選手が転倒。それにエドワーズ選手が巻き込まれるトラブルがあり、残念な結果に終わりました。それでもロッシ選手が最後まであきらめずに完走してくれたことに感謝していますし、4人全員完走できたことは大きな収穫として、次のレースに生かしたいと思います。今日得たデータをもとに、明日は居残りテストを実施し、次のカタールでは万全の体制で望みたいと思いますので、ご声援をお願いいたします」

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