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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.06 9月2日 SUGO

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第6戦東北大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2007年9月2日(日)
■開催地:宮城県/スポーツランドSUGO
■競技:10セクション×3ラップ ■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)16
■観客数:1,100人 ■天候:曇り時々小雨 ■気温:20度

REPORT

黒山、待望の今季3勝目を獲得! 野崎は3位!
成田匠は今季4勝目をマーク

今年は史上初の6年連続チャンピオン&史上最多となるV8をめざしてヤマハDOHCエンジン搭載のTYS250Fで戦う黒山健一だが、第6戦以降の残り3戦は一つも負けられない窮地に追い込まれていた。しかし黒山は、ポイントランキングトップの小川友幸(ホンダ)に9ポイント差であるため、3戦すべて勝てば同ポイントでトップに並び、優勝回数の多さでチャンピオンになることができる。

しかし、今回の黒山は1ラップ目の第1セクションから、クリーン目前の出口の岩越えで失敗。続く第2セクションも大きな段差を上がれずに落ちるなど、出だしからミスを重ねてしまう。ところが、他の選手が全員減点5になった第3セクションを足着き1回だけの減点1で走破するなど、その後は力強く挽回。1ラップ目終了時点でトップに立つ。

2ラップ目も小川を大きくリードした黒山だったが、3ラップ目は調子を崩してしまい、タイムオーバーのペナルティーも加算されるが、辛くも1点差で小川を抑えて、待望の今季3勝目を獲得。今回2位となった小川との差を6ポイントに縮めるとともに、残り2戦での自力チャンピオンの可能性をつなげた。

野崎史高は、1ラップ目の前半は黒山や小川をリードし、1ラップ目の終了時点でも2番手につけていた。ところが、路面状況が悪化するとともに時間に追われ、2ラップ目は4番手に後退してしまう。しかし、3ラップ目に田中太一(ホンダ)を逆転し、3位表彰台をゲットした。

国際A級は、排気量125ccのヤマハエンジンを搭載したTY-S125Fを駆る成田匠(ヤマハ)が1、2ラップ目は2番手となっていたが、3ラップ目にトップに躍り出るとそのままフィニッシュ。今季4勝目をマークして、今回3位となったポイントランキング2位の小森文彦(ホンダ)との差を11ポイントに広げた。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン 減点/クリーン
1 黒山健一 チーム・黒山レーシング・ヤマハ Yamaha 減点50/クリーン16
2 小川友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点51/クリーン15
3 野崎史高 チーム・フミタカ&YSP京葉 Yamaha 減点66/クリーン13
4 田中太一 HRCクラブぱわあくらふと&T Honda 減点69/クリーン12
5 井内将太郎 チーム・イウチ☆ペガサス Beta 減点116/クリーン3
6 田中善弘 TEAM MINE GASGAS Gasgas 減点119/クリーン3
7 尾西和博 HRCクラブぱわあくらふと&K Honda 減点123/クリーン3

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 小川友幸 Honda 111
2 黒山健一 Yamaha 105
3 野崎史高 Yamaha 96
4 田中太一 Honda 72
5 井内将太郎 Beta 58
6 渋谷勲 Beta 48
7 坂田匠太 Gasgas 37
8 田中善弘 Gasgas 35
9 尾西和博 Honda 19
10 小川毅士 Honda 13

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「久しぶりに悪天候で路面コンディションが悪いなかでの試合だったので、ちょっとナーバスになりすぎて序盤は減点5を重ねてしまった。ヤバイかなという感じだったけれども、途中から盛り返すことができて良かった。競技後半は点数をしっかりとまとめたかったけれど、後半にバタバタと崩れてしまい、そこは非常に残念だ。今回を含めて残り3戦をすべて勝たなければならないというプレッシャーはあまりない。ここまできたからには、もう勝つしかないという感じだ。次は気持ちを入れ替えてまた頑張る」

野崎史高選手談(3位)

「今日は絶対4位だと思って落ち込んでいたので、3位になれて良かった。なにしろ時間がなくて...。1ラップ目にスタートしてすぐにキャブレターのトラブルがあり、競技を開始するのがかなり遅れてしまったし、ハンドルも曲がって交換したので時間的に遅れてしまい、それを2・3ラップにひきずってしまった。競技序盤は減点を抑えられていたけれど、2ラップ目に崩れてしまった。でも3ラップ目に盛り返して表彰台に上がることができたのは自分としても評価できる」

成田匠選手談(優勝/国際A級)

「今日は宮崎航選手(ベータ)が2ラップ目までトップだったように若い選手が伸びてきているのがわかってうれしい。国際A級が盛り上がって、いい雰囲気になってきている。お互いに尊敬し合っていて、誰かがいい走りをすると自分もさらにいい走りをしたいという、良い循環が起きてきている。今回のセクションは、ターンが多く時間的に余裕がなくなる難しい設定のところが多かった。でも、皆が同じ条件でやっているので仕方がない」

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