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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月11日 関東

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第1戦関東大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2007年3月11日
■開催地:茨城県/真壁トライアルランド
■競技:11セクション3ラップ ■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)16
■観客数:2,000人 ■天候:雨のち晴れ ■気温:12度

REPORT

野崎が2位好スタート! 黒山も位表彰台を獲得?
成田は125で4位と大活躍

2006年チャンピオン黒山健一(チーム・黒山レーシング・ヤマハ)と、その黒山に勝った実績をもつ数少ないライダーの一人野崎史高(¥チーム・フミタカ&YSP京葉)が、DOHCエンジン搭載のTYS250Fで国際A級スーパークラスに参戦。黒山は6年連続&通算8度目の王座を、また野崎は初タイトルを狙う。一方、ベテラン成田匠(35歳/ハザードブレイカーズ)は、今年TYS125Fで国際A級クラスに出場。排気量125ccのままでマシンのポテンシャルの高さをアピールしながらチャンピオンをめざす。

全日本トライアル選手権シリーズ(全8戦)開幕戦は、今年も茨城県の真壁トライアルランドで行われ、国際A級スーパークラスは8人が出走。当日は朝から雨が降るあいにくの天気となり、セクションの順番を待つ選手たちの体を冷やすことになったが、午後には晴れて青空が広がった。

2006年シーズン、左肩の脱臼癖に悩まされた黒山は昨年11月11日に左肩を手術。今年1月15日からバイクに乗り始めたが、まだ筋力が戻っていない状態だった。それでも1ラップ目から小川友幸(ホンダ)と大接戦を展開。2ラップ目にややリードされ、3ラップ目には野崎にも逆転されたが、3位表彰台を確保。今後の挽回に望みをつないだ。

一方、野崎は1ラップ目3番手とし、2ラップ目も3番手につけていた。だが、3ラップ目に激しく追い上げて2位を獲得。優勝は小川に奪われたものの、野崎と黒山が、開幕戦から表彰台に並ぶ好スタートとなった。

46名が参戦した国際A級では、成田が1ラップ目を5番手とすると、2ラップ目は2番手に躍進。しかし最終の3ラップ目は、終盤に時間不足で減点を増やしてしまい、3位と3点差で惜しくも4位となったが、125でアグレッシブな走りを披露し観客をわかせた。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン 減点/クリーン
1 小川友幸 チーム・ミタニ Honda 減点51/クリーン16
2 野崎史高 チーム・フミタカ&YSP京葉 Yamaha 減点75/クリーン14
3 黒山健一 チーム・黒山レーシング・ヤマハ Yamaha 減点85/クリーン11
4 田中太一 HRCクラブぱわあくらふと&T Honda 減点104/クリーン10
5 渋谷勲 WISE BETA RACING Beta 減点120/クリーン6
6 坂田匠太 チーム・ガスガス・SHOTA Gasgas 減点136/クリーン4
7 井内将太郎 チーム・イウチ☆ペガサ Beta 減点141/クリーン1
8 田中善弘 チーム・ミネ・ガスガス Gasgas 減点144/クリーン2

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 小川友幸 Honda 20
2 野崎史高 Yamaha 17
3 黒山健一 Yamaha 15
4 田中太一 Honda 13
5 渋谷勲 Beta 11
6 坂田匠太 Gasgas 10
7 井内将太郎 Beta 9
8 田中善弘 Gasgas 8

COMMENT

野崎史高選手談(2位)

「1ラップ目の中盤から調子が良くなってきたが、第9セクションでテープを切って減点5となり、2ラップ目の前半までちょっと乱れてしまった。後半は調子を取り戻して点差を縮めることができた。自分の力を出し切れたと思うが、もったいない減点がいくつかあったので、その辺をなくしていけば優勝に近づけると思う。2007年のマシンは最高。雨から晴れの天気になったが、マシンの調子は変わらず絶好調だった。今年は悪くても表彰台は外さないことが目標なので、まずは2位でクリアーできてうれしい」

黒山健一選手談(3位)

「今日は無理ができなかった。(手術後)長い期間バイクに乗ることはなかったからだ。しかしチャンピオンを取るにはまだまだチャンスがあると思うし、今の時点で7位とか8位だったら大変だが、とりあえず3位に入れて良かった。肩は、時間がたてば良くなると思っている。去年に比べて80%くらいまで調子は戻っているが、筋力は50%くらいしか戻っていない。筋力を元に戻せば高い段差も上がれると思うので、回復を待って頑張るだけだ」

成田匠選手談(4位/国際A級)

「泥のセクションでパワーを取られて思ったよりも苦戦した。しかし、ファンの声援をうけて最後まで前向きにチャレンジすることができ、皆と一体感が感じられて良かった。結果的には、3ラップ目に時間がなくなりセクションをエスケープしたのが痛かったけれど、パワーが少ないぶんボディアクションで走る125の魅力は精一杯伝えられたと思う。それが刺激になって、若い選手が125に乗り替えるような変化がおきてほしい」

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