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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.01 2月25日 カタール

RACE DATA

■大会名称:2006スーパーバイク世界選手権第1戦カタール大会
■開催日:2006年2月25日(土)
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■周回数:18周(98.840km)×2
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度
■FL:芳賀紀行(ヤマハ/2分00秒061)

REPORT

YZF-R1の芳賀とピットが表彰台獲得!

ヤマハモーターイタリアの芳賀紀行とA・ピットが2006シーズン開幕戦カタール大会で、ともに表彰台を獲得した。第1レースはピット、第2レースは芳賀がそれぞれ3位を手中にした。

第1レースは芳賀がレースのほとんどをリードしていたが、加賀山就臣(スズキ)に抜かれて2位。その後、最終ラップの第6コーナーで再びトップを奪い返そうと加賀山に迫るが、抜ききれずに転倒、リタイヤとなった。加賀山は芳賀のクラッシュに巻き込まれ、J・トーズランド(ホンダ)が優勝。2位にT・ベイリス(ドゥカティ)、そして3位にピットが入った。

第2レースも2台のヤマハがレースをリードする展開。芳賀は2周目にラップレコードを記録するなど好調だったが、レース後半になると徐々に後退。代わってT・コルサーがトップ、ベイリスが2位でゴールした。芳賀がこれに続く3位、ピットも5位と健闘した。

ヤマハモーター・フランスの阿部典史、S・ジンバート、中冨伸一の3人は、上位入賞はならなかったものの貴重なポイントを獲得。阿部は第1レースのサイティングラップでマシンの不具合が発覚。急遽スペアマシンで出場することとなったが、最後尾から11位まで追い上げる健闘を見せた。またジンバートは14/15位、中冨は初めての海外レースで16/17位という結果となった。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1J・トースランドGBRHonda36'31.339
2T・ベイリスAUSDucati0.088
3A・ピットAUSYamaha2.390
4T・コルサーAUSSuzuki2.599
5M・ファブリツィオITAHonda6.999
6A・バロスBRAHonda14.717
7R・ロルフォITADucati15.224
8P・キリ ITAHonda21.183
9M・ボルチアーニITADucati22.450
10M・ネオキルシュナーGERDucati23.932
11阿部典史JPNYamaha24.816
12K・ムゲリッチAUSHonda25.643
13R・ラコーニFRAKawasaki29.139
14S・ジンバートFRAYamaha29.977
15R・チャウスESPDucati36.675
16中冨伸一JPNYamaha37.495
21T・アルナイミQATYamaha-1 Laps

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1T・コルサーAUSSuzuki36'20.395
2T・ベイリスAUSDucati1.025
3芳賀紀行JPNYamaha3.462
4J・トースランドGBRHonda3.463
5A・ピットAUSYamaha4.350
6L・ランジーITADucati19.610
7A・バロスBRAHonda20.548
8M・ファブリツィオITAHonda21.183
9K・ムゲリッチAUSHonda23.198
10R・チャウスESPDucati26.533
11阿部典史JPNYamaha26.854
12F・ニエトESPKawasaki28.132
13R・ロルフォITADucati28.135
14M・ボルチアーニITADucati34.176
15S・ジンバートFRAYamaha35.395
17中冨伸一JPNYamaha50.906
21T・アルナイミQATYamaha-1 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1T・ベイリスDucati40
2J・トースランドHonda38
3T・コルサーSuzuki38
4A・ピットYamaha27
5M・ファブリツィオHonda19
6A・バロスHonda19
7芳賀紀行Yamaha16
10阿部典史Yamaha10

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1Ducati40
2Suzuki38
2Honda38
4Yamaha32
5Kawasaki7

COMMENT

A・ピット選手談(3位/5位)

「初めて表彰台を獲得することができとてもうれしい。目標がまず達成できたので、次のオーストラリアではリラックスして臨めそうだ。マシンは全体的に非常に乗りやすくポテンシャルも昨年に比べ高くなった。今後は、タイヤ性能をさらに引き出せるセッティングが課題になるだろう。第2レースは別のタイヤを使ってみたらラップタイムも安定した。ただ、まだ不安な部分もあるので早くセッティングで改善していきたい」

阿部典史選手談(11位/11位)

「第1レースのウォームアップでマシンの不具合が見つかったため、スペアマシンで最後尾からスタートした。第2レースはセッティングを変更したらラップタイムが少し上がって、予選タイムを上回ることもできた。この時点ではまずまず満足しているが、トップグループをパスするにはまだ厳しい状況だ」

S・ジンバート選手談(14位/15位)

「昨年よりずっといい。ラップタイムがあがっているからね。スタートで遅れてしまったのが残念。ラップタイムは悪くないので、いまはスタートの練習が必要だ」

M・メレガリ、ヤマハモーターイタリア・WSB・チーム監督談

「昨年と比較すると格段に強くなっている。最終的にはトップでゴールすることはできなかったが、全36ラップのうち21ラップをリードすることができたのだから今の我々の力に自信を持てる。我々の方向性が正しかったことを証明しているし、近いうちに結果につながるはずだ。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれて、ライダーもそれに応えてくれた」

M・ガルシア、ヤマハモーター・フランス・チーム監督談

「開幕戦でポイントが取れたので悪くはないと思う。今回はドライのセッションが2回しかなかったことを考えれば上出来だ。とくにニューカマーの中冨にとっては難しい戦いだったと思う」

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