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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.19 9月14日 中国

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第19戦中国GP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,620m (上海)
■開催日:2025年9月14日

REPORT

2025年MXGP世界選手権第19戦中国グランプリで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームのマキシム・ルノーが総合5位でフィニッシュした。チームメイトのカルバン・ファランデレンが僅差でこれに続く総合6位、ヤゴ・グリーツも好走して総合10位に入った。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPが中国MXGPで健闘

先週末に開催された前戦トルコ・グランプリでの好成績に続き、3名のライダーは中国でも好成績を収めた。上海市奉賢区に新しくオープンした上海国際オフロード・サーキットにやって来た3選手はサーキットと暑さにうまく適応した。

ヤマハYZ450FMを駆るルノーはレース1でホールショットを奪い、レースをリード。元MX2世界チャンピオンは、レース序盤に充分なマージンを築いたが、終盤になると暑さの影響が出始め、3番手まで順位を落とし、そのままフィニッシュした。

ルノーは、レース2でも力強いスタートを見せたが、第2ターン進入したところで、前を走るルーカス・クーネン(KTM)が転倒。ルノーは行き場を失ってしまう。最後尾近くでレースに復帰したルノーは、猛烈なペースで追い上げ、1周目を終えるまでに12番手まで順位を上げた。しかし、1周後にクラッシュを喫し、再び後退。それでもレースを通して見事な猛追を見せ、5番手まで上がったところでフィニッシュラインを通過した。ルノーは総合5位に入りランキング7位を守った。

ファランデレンはレース1、スタート直後の第1ターンで転倒を喫し、難しい状況を作ってしまう。数周で11番手まで順位を上げたファランデレンは、ジェレミー・シーワー(Ducati)をパスして10番手に上がり、さらに9番手まであと一歩と迫ったが、10位でチェッカーフラッグを受けた。レース2は、より充実したレースとなった。5番手からスタートして最後までそのポジションをキープしてゴール。これで総合6位となったファランデレンは、現在シリーズランキングでも6位につけている。

グリーツはレース1で何度も転倒しながらも挽回を見せ、15番手まで順位を上げたところでフィニッシュ。続くレース2では終盤まで6番手を走行したが、チームメイトのルノーにパスされて7位でフィニッシュ。この結果、総合10位に入ったグリーツは、残り1戦となったMXGPでランキング12位に浮上した。

第19戦を好調のうちに終えたチームは、来週末に開催されるシーズン最終戦に向けてオーストラリアのダーウィンへと向かう。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

マキシム・ルノー選手談(3位/6位:総合5位)

「全体的にポジティブな週末でした。レース1ではホールショットを奪い、終盤までレースをリードしたのですが、暑さの影響が大きく出てしまいました。それでも3位でフィニッシュできたので、良い結果でした。2回目のレースではスタートでクラッシュしてしまいました。その後は順調に順位を上げていたんですけど、またクラッシュしてしまいました。このレース2のペースには本当に満足なので、もしスタートが良かったら、どんなレースになっていたかと思います。ただ、レースにはこういうこともあります」

カルバン・ファランデレン選手談(10位/5位:総合6位)

「今日はかなりタフな一日になりました。最初のレースでは第1コーナーで転倒して、最後尾まで後退してしまいました。本当に激しくプッシュして10番手まで挽回しましたけど、体力をすごく消耗してしまいました。レース2のスタートは良くて、5番手につけました。とても暑かったので、体力を温存しようとしたんですけど、最後は良い感触だったので、もう少しハードにプッシュできたかもしれません。体力を使い切れなかったことはちょっと残念ですけど、全体としては満足できる一日でした」

ヤゴ・グリーツ選手談(15位/7位:総合10位)

「結果には表れていないかもしれませんが、良い週末でした。この週末に向けてバイクに少し調整を加えたのですが、それが本当にうまく機能しました。コース上でとても楽に走ることができたのですが、レース1ではあまりにもクラッシュが多すぎました。ただ、レース2はずっと良くなりました。感触も良かったし、何度かバトルもして、レースをすごく楽しむことができました。GP最終戦の目標は、両方のレースでこういう走りをして、充実した結果で一年を締めくくることです」

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