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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 9月8日 トルコ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第18戦トルコ
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2024年9月8日
■開催地:アフヨン(1,725 m)

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのマキシム・ルノーが、トルコのアフヨンで開催されたMXGP世界選手権第18戦で、激戦の末、総合5位に入った。レース1で2位と今年ベストリザルトを記録したルノーだったが、レース 2ではクラッシュして11位に終わった。アンドレア・ボナクローシも好走して総合8位となった。

MXGP
ルノーがレース1で2位、レース2は11位で総合5位を獲得

レース当日の朝、ハードパックのコースはウエットコンディションだったが、ルノーとボナクローシが走行を開始する頃にはコースが乾いており、またアフヨンの高速サーキットは明らかに両ライダーに合っており、ともに上々の走り出しとなった。

レース1を5番手でスタートしたルノーは、2名のライダーを次々と抜き去り3番手に上がる。1周後、元MX2世界チャンピオンは、ランキングリーダーのT・ガイザー(Honda)をパスしてトップのJ・シーワー(Kawasaki)に狙いを定めた。ルノーはレース終了までにシーワーを抜くことはできなかったものの、自信につながる2位フィニッシュを果たした。

レース2で再び好結果を狙ったルノーだったが、2周目に転倒を喫し、総合表彰台に立つチャンスはなくなってしまった。再びバイクに跨り、14番手で戦列に復帰したルノーは最後まで果敢に攻め続け、トップ10にはわずかに届かず11位でフィニッシュ。この結果、総合5位としたルノーは2戦を残しランキング18位につけている。

シーズン終盤に入り好調なボナクローシ。その勢いはトルコでも続き、総合8位に入った。レース1を5位でフィニッシュしたボナクローシは、レース2も5番手を走行していた。しかし、フットペグを石で損傷、それでも最後まで走り切ったボナクローシは8位でフィニッシュ。この結果、総合8位となり、ランキングでは10位とわずか7ポイント差の11位に浮上した。

チームはこの後、中国、上海のハードパック・サーキットに向かう。2019年以来カレンダーに復帰するこの大会は、全20戦で争われる2024年シーズンの第19戦として開催される。

MX2
エルジンガ、トルコGPで6位

FIMモトクロス世界選手権は、毎年恒例のトルコへと移動。2024年シーズン第18戦として開催された。両レースとも晴天の下、完璧に整備された路面で行われたが、オーバーテイクのチャンスがほとんどなく、完璧なスタートを切ることが重要となった。

エルジンガはレース1のスタートで上位につけることができず、やるべきことを多く抱えることになった。5周目に10番手まで順位を上げたエルジンガは、最後まで力強いペースを維持し、レース終了まで残り2周となったところでチームメイトのレイズリスをパス。苦戦の末に8位でチェッカーを受けた。

レース2では、エルジンガは上位を走るために必要なスタートを切ったが、第4ターンを抜ける際にライバルにラインを奪われ順位を落としてしまう。追い越された後も、幸い態勢を保ったエルジンガは、前を行くS・ランゲンフェルダー(GASGAS)をパスして6番手に上がるべく全力を尽くすが、追い抜きが可能なまで接近することはできなかった。レースが折り返し点に達したとき、エルジンガは6番手に上がると、そのままレースを終えた。この結果、総合6位となったエルジンガは、ランキングでは7位を維持している。

2週間前に開催されたスイスで自己ベストとなる総合4位に入ったレイズリスは、トルコでも好成績を収めようと意気込んでいた。だが前回のレースのような好スタートを切ることができず、両レースともトップ10圏内でバトルを展開するにとどまった。レイズリスはレース1では9位だったが、レース2では順位を上げて7位でフィニッシュし、総合9位となり、ランキングでは15位に浮上した。

負傷によりシーズン大半の欠場を余儀なくされた後、立て直しに努めるベニスタントは、トルコではアームパンプに悩まされ、そのポテンシャルを十分に発揮することができなかった。レース1では転倒を喫して7番手から15番手まで順位を落とすが、挽回し11位でフィニッシュ。続くレース2でも同じく11位となり、総合 10 位でこの日を終えた。残り2戦となった選手権で、ベニスタントはランキング13位につけている。

チームはこの後、来週末に開催される中国GPに向けてアジアに移動する。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

マキシム・ルノー選手談(2位/11位:総合5位)

「今日は僕にとってほろ苦い一日でした。最初のレースは2位でフィニッシュできてとても良かったのですが、レース2では序盤に転倒してしまい、表彰台のチャンスがなくなってしまいました。それでも、全体的にはこの週末に満足していますし、レース1で2 位になったのは本当にポジティブなことです。次は来週末の中国です」

アンドレア・ボナクローシ選手談(5位/8位:総合8位)

「ここトルコで本当に良い週末を過ごしました。バイクの感触も良く、ライディングも良かったので、かなりいい感じでした。最初のレースは5位フィニッシュと素晴らしい結果で、続くレース2では長い間5番手を走っていたのですが、深いわだちの中でフットペグが石に当たって損傷してしまいました。それでも走ることはできたのですが、思うようにはライディングできず、8番手に後退して総合8位でした」

MX2
Monster Energy Yamaha Factory MX2

リック・エルジンガ選手談(8位/6位:総合6位)

「土曜日はあまり良くなかったものの、全体的にはまずまずの週末でした。チームと今日は状況を好転させ、スケジュールが進むにつれてどんどん良くなっていきました。最初のレースではスタートが悪かったものの、8番手まで順位を上げることができたので、それほど悪くはありませんでした。レース2では素晴らしいスタートを決めたのですが、ターン3でブロックされて順位を落としてしまいました。なんとか 6 位まで挽回することができたので良かったですし、自分のライディングにも満足していますが、前にもっと迫るべきでした」

カルリス・レイズリス選手談(9位/7位:総合9位)

「最初のレースでは序盤にティボーとバトルをしながらかなり順調に進んでいたのですが、リズムを失ってしまったようで、レースはかなり厳しいものになりました。追い抜くのがかなり難しいコースで、レース2では8番手から7番手に上がったのですが、そこまででした。終盤にリックに迫ったので体調は良いのですが、全体的には今日はもっと上を狙えたと思います」

ティボー・ベニスタント選手談(11位/11位:総合10位)

「この週末は僕にとってかなり厳しいものになりました。アームパンプにかなり苦しめられ、自分にできるはずのライディングができませんでした。目標は自由にライディングして、レースを楽しむことですが、残念ながら今週末はそれができませんでした」

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