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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 8月18日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第16戦オランダ
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2024年8月18日
■開催地:アルンヘム(1,690 m)

REPORT

アルンヘムで開催されたオランダMXGPで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのアンドレア・ボナクローシがレース1では転倒を喫しながらも7位、レース2は9位で終え総合7位に入った。復帰を果たしたヤゴ・グリーツは、シリーズの中でも最も過酷なレースのひとつである今大会で、トップ10入りをわずかに逃す総合11位となった。カルバン・ファランデレンはレース1、スタート直後の第1ターンでクラッシュして左膝に激しい痛みを覚えながらも14位でレースを終えるが、レース2への出場を断念するという決断をした。

MXGP
ボナクローシがヤマハ勢トップとなる総合7位

先週末のスウェーデン、ウッデバラのハードパックから、この日のオランダ、アルンヘムはまったく異なり、深いサンドで絶えず変化するラインが、ライダーとマシンにとって厳しい試練を課した。

ボナクローシはこのサンドコースでのライディングに非常に長けているイタリア人ライダーで、この数週間、チームと共にヤマハYZ450FMの新しいセッティングを進めており、アルンへムでのレースを待ち焦がれていた。レース1ではトップ10圏外からスタートしたが、中団グループの争いから素早く抜け出して7番手まで順位を上げるが、転倒して8番手に後退。レース終了まで残り数周、ボナクローシは態勢を立て直し、K・ホーグモ(ホンダ)を抜き返すと、6番手のJ・シーワー(カワサキ)に迫るが、あと一歩届かず、7位でフィニッシュした。

レース1での自らのパフォーマンスに自信を深めたボナクローシだったが、レース2ではリズムをつかむまでに時間を要した。だが一旦リズムをつかむと、5周に渡って毎周ライバルを抜き、レース中盤までに14番手から9番手まで順位を上げた。それでも8番手にはとどかず9位でフィニッシュ。総合7位となりランキング12位を守った。

3月のシーズン開幕戦でのクラッシュから、数ヶ月間に及ぶ回復とリハビリに努め、MXGPデビューを果たしたグリーツは、今年最も体力的に厳しいグランプリのひとつとなるこのレースで目を見張る走りを見せた。レース1で見事9位に入ると、レース2は13位で終え、総合11位。今後ヤマハYZ450FMをライディングする時間が長くなるにつれ、速さと持久力は向上が期待される。

ファランデレンはレース1の終了後、オランダGPの欠場を決断した。レース1のスタート後の第1ターンで転倒した後、ファランデレンは左膝に痛みを覚えたが、そのまま14位でレースを走り切った。それでも激しい痛みのため、レース2出場を断念した。

現在、選手権ランキング4位につけているフランデレンの怪我の状況、復帰の可能性については、現状未定となっている。

次回は来週末、8月24-25日に第17戦スイスGPに臨む。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

アンドレア・ボナクローシ選手談(7位/9位:総合7位)

「今日の感触は本当によかったです。スタートはベストではありませんでしたけど、両レースともかなりうまく走れました。最初のレースでは7番手を走行、6番手をパスしようとしていたのですが、残り2周というところでクラッシュしてしまいました。追い抜くには時間が足りませんでしたが、フィニッシュまでに6番手に追いつくことができました。2番目のレースでは流れをつかむのに時間がかかり過ぎて9位とし、総合7位でした。チームと行った変更は本当にうまく機能したので、進歩には満足していますし、シーズンの残りのレースを楽しみにしています」

ヤゴ・グリーツ選手談(10位/13位:総合11位)

「この週末には満足しています。両レースともスタートは良かったし、最初のレースではトップ10圏内の9位でフィニッシュしました。それからレース2では13位だったので、久し振りのGPとしては満足できる結果です。速さについては最初の10~15分は良いのですが、長い間離れていたので、ペースを維持するのが難しかったです。でも、時間とレースを重ねれば、そこに到達できるでしょうし、チームと共にレースに復帰できて、本当にうれしいです」

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