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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月7日 サルデーニャ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第3戦サルデーニャ
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2024年4月7日
■開催地:リオラ・サルド(1,750m)

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのカルバン・ファランデレンがサルデーニャ島のリオラ・サルドで開催された2024年MXGP世界選手権第3戦で総合7位に入り、シーズン開幕時の勢いを維持した。

Monster Energy Yamaha Factory MX2のリック・エルジンガが今シーズン自己ベストとなる総合6位に入った。一方、チームメイトのティボー・ベニスタントとアンドレア・ボナクローシは難しい状況に直面してそれぞれ8位と15位に終わった。

MXGP
ファランデレンが猛チャージの末総合7位を獲得

レース1、ファランデレンは2022年のMXGPデビューレースで勝利をあげた同じ会場での好結果獲得に向けてポジティブな走り出しを見せ、1周目に複数のライダーをパスして4番手につけた。4周目までそのポジションを維持したが、そこでJ・ハーリングス(KTM)の先行を許してしまう。さらにその数周後、軽いクラッシュを喫してしまい、最後は7位でチェッカーを受けた。続くレース2は、安定したライディングで周回を重ね、ミスを最小限に抑えることに集中し、6位でフィニッシュ。この結果、総合7位とし、ランキングも7位に浮上した。

サルデーニャGPからMonster Energy Yamaha Factory MXGPに加わったのはFIM Sand Races World Cupのディフェンディング・チャンピオン、タッド・ケレット。サンドコースでのレースに慣れているケレットは、レース1を21位で終えるとレース2では進歩を見せて16位に入ってポイントを獲得。総合19位となった。

2024年FIMモトクロス世界選手権はこの後、ヨーロッパ本土に戻り、4月13〜14日にイタリアのピエトラムラータでトレンティーノGPが開催される。

MX2
エルジンガが大健闘の総合6位

土曜日のプラクティスでYZ250FMのセットアップをいくつか変更したエルジンガは、サルデーニャ島のリオラ・サルドで開催されたFIMモトクロス世界選手権第3戦で高いポテンシャルを垣間見せた。本来の調子を取り戻したエルジンガは、レース1で6位、レース2では8位と好調を維持し、総合6位に入った。この結果、エルジンガはランキングで9位に浮上した。

土曜日に行われた予選レースで2番手と、素晴らしいペースを見せたベニスタントだったが、日曜日はそれを再現することができなかった。レース1で10位、レース2では7位に入り、総合8位とし、ランキング4位に上がった。

一方、ボナクローシは両レースでミスをおかすなど、本来の能力を発揮することができなかった。EMX250ディフェンディングチャンピオンのボナクローシは、レース1で転倒を喫し、最終的にマシントラブルでリタイア。続くレース2では最後尾から猛チャージを見せて11位でフィニッシュ、その実力を示した。ボナコルシはランキング12位でサルデーニャ島を後にした。

FIMモトクロス世界選手権第4戦は来週末、イタリアのピエトラムラータで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

カルバン・ファランデレン選手談(7位/6位:総合7位)

「この週末についてはちょっとがっかりしています。過去にここで優勝してからは、いつも大きな期待を持ってここに来ているんです。コースが本当に荒れていたし、とても暑かったので、簡単にはいかないことはわかっていましたけど、それはここにいる全員にとって同じことです。レース1でのクラッシュは本当に残念でした。あれで大きく順位を落としたし、リズムを崩してしまいました。レース 2 では、目標を達成して安定した走りをしたかったので、それを実行しました。毎週末、よいポイントを獲得できているし、それは本当に重要なことなので、来週末のトレンティーノに向けて準備を進めます」

タッド・ケレット選手談(21位/16位:総合19位)

「ここサルデーニャで素晴らしい経験をしました。なにより、この機会を与えてくれたチーム全員にとても感謝しています。この2週間、ハードワークを重ねてきましたが、レース2でそれが報われました。今日は両方のレースでクラッシュしたので、それはちょっと残念でしたが、全体としては本当によい週末でした」

MX2
Monster Energy Yamaha Factory MX2

リック・エルジンガ選手談(6位/8位:総合6位)

「週末を通してスタートは最高だったし、昨日の予選で何周かリードできたのは素晴らしい経験になりました。トップグループのハイペースに慣れるのに役立ちました。そして今日はふたつのレースではスタートはまたよかったし、トップグループとのペースを保つためにはハードにプッシュする必要がありましたけど、最初の数周はよいペースで走れました。6位はよかったけど、レース2のスタートはベストではありませんでした。ペースはあまりよくなかったんですけど、流れはよくなって、それを楽しむことができました。スペインでは大きく改善することができたし、自分の進歩には本当に満足しています」

ティボー・ベニスタン選手談(10位/7位:総合8位)

「今日はよい感触でした。最初のレースは調子を整えるのに時間がかかりましたけどね。でも実際に走り出すと、本当にうまくライディングできました。4番手につけて3番手に迫っていたんですけど、バイクに小さなトラブルが起きてしまいました。レース2はスタートがよく、ハードにプッシュしていたんですが、クラッシュしてしまいました。それでもすぐに立ち上がることができて、7位でフィニッシュしました」

アンドレア・ボナクローシ選手談(DNF/11位:総合15位)

「大変な週末でした。それでも昨日はよかったし、自分のペースを証明することができました。今日のレース1は好スタートを決めることができましたが、その後小さなクラッシュをしたのと、マシントラブルが起きてしまいました。レース2では他のライダーと絡んで、最後尾からのスタートになってしまいました。集団の中をうまく抜けて奮闘して11位まで上がりました。今はこの後のラウンドで自分に何ができるのかを確認するのが楽しみにしています」

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