本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 8月7日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:2011モトクロス世界選手権第12戦チェコGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2011年8月7日(日)
■開催地:ロケット
■周回数:第1ヒート=21周、第2ヒート=21周
■天候:曇り
■観客数:21,000人

REPORT

フロサードが8位

はだ寒く、湿気のあるロケット・サーキットで開催されたチェコ・グランプリで、モンスターエナジー・ヤマハのS・フロサードがワークスYZ450FMを駆り、総合8位となった。

全15戦で争われる2011年スケジュールの第12戦として行われたチェコGPに21,000人のファンが詰め掛けた。ロケットは多くの上り下りを含む高速で曲がりくねったレイアウトを持つ "オールドファッション"のモトクロス・サーキットの典型的な例として挙げることができる。ラップタイムは僅差となり、トップグループでスタートしなければ、追い抜き可能な場所もまた限られているため遅れを挽回するのは困難なサーキットだ。

第1ヒート、C・ドゥサル(スズキ)、R・ゴンカルブス(ホンダ)そしてE・ボブリシェブ(ホンダ)と2位争いを展開していたが、フロサードは5位でチェッカーフラッグを受けるにとどまった。
混乱の第2ヒートのスタートでは転倒したボブリシェブがぶつかり、危うく第1コーナーで転倒しかけた。その後、ジャンプでA・カイローリ(KTM)が傍に着地。幸い負傷は免れたため、フロサードは再びバイクに乗って果敢に追い上げ、21周のレース終了までに12位まで順位を上げてチェッカーフラッグを受けた。

D・フィリッパーツは今週行ったトレーニング中の事故で手首2ヶ所を骨折して今大会を欠場。今シーズン残りのレースも不参加となる模様だ。フィリッパーツは左手の矯正手術に直行しなければならなかったが、現在、右手首の最終的な手術を待っている。チームは「Take it easy David, keep strong(※心配ないデビッド、がんばれ)」と記したピットボードをライダーズエリアに配した。

A・ボアシエールは、第2ヒートは長い下りでの転倒で右肩を打ち付けたことが順位に影響し、13位でゴール。総合16位となった。

フロサードは、ワークスYZ450FMを駆ってMX1-GP初年度に428ポイントを獲得した。4位のE・ボブリシェブに41ポイントの差をつけ、また2位のC・ドゥサルとは33ポイント差で3位を維持している。フィリッパーツは現在7位、ボアシエールは15位。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 A・カイローリ ITA KTM 40'31.836
2 C・ドゥサル BEL Suzuki 0'05.511
3 R・ゴンカルブス POR Honda 0'06.284
4 E・ボブリシェブ RUS Honda 0'07.123
5 S・フロサード FRA Yamaha 0'08.074
6 K・ストライボス BEL Suzuki 0'11.846
7 M・ナグル GER KTM 0'13.644
8 X・ブー FRA Kawasaki 0'30.549
9 D・グァルネリ ITA Kawasaki 0'35.082
10 S・シンプソン GBR Honda 0'56.985
11 J・バラガン ESP Kawasaki 0'58.420
12 T・レオク EST TM 0'59.060
13 C・プーセル FRA Kawasaki 1'09.224
14 G・シュミディンガー AUT Honda 1'09.899
15 K・デ・ディッカー BEL Honda 1'11.695
16 G・アランダ FRA Kawasaki 1'12.952
17 C・カンパーノ ESP Yamaha 2'09.408
18 M・モンニ ITA Yamaha -1 Laps
19 M・ウォークナー AUT KTM -1 Laps
20 T・チャーチ GBR CCM -1 Laps

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・ドゥサル BEL Suzuki 40'06.261
2 T・レオク EST TM 0'03.847
3 R・ゴンカルブス POR Honda 0'05.500
4 A・カイローリ ITA KTM 0'07.409
5 C・プーセル FRA Kawasaki 0'08.391
6 M・ナグル GER KTM 0'10.341
7 X・ブー FRA Kawasaki 0'19.581
8 K・ストライボス BEL Suzuki 0'21.471
9 K・デ・ディッカー BEL Honda 0'48.590
10 J・バラガン ESP Kawasaki 0'54.398
11 S・シンプソン GBR Honda 0'58.636
12 S・フロサード FRA Yamaha 0'59.802
13 A・ボアシエール FRA Yamaha 1'26.652
14 G・シュミディンガー AUT Honda 1'27.368
15 M・ウォークナー AUT KTM 1'27.772
16 D・グァルネリ ITA Kawasaki 1'35.929
17 C・カンパーノ ESP Yamaha 1'38.175
18 M・モンニ ITA Yamaha -1 Laps
19 T・チャーチ GBR CCM -1 Laps
20 I・ステインベルグス LVA Kawasaki -1 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 A・カイローリ KTM 509
2 C・ドゥサル Suzuki 461
3 S・フロサード Yamaha 428
4 E・ボブリシェブ Honda 387
5 M・ナグル KTM 378
6 R・ゴンカルブス Honda 349
7 D・フィリッパーツ Yamaha 308
15 A・ボアシエール Yamaha 154
18 C・カンパーノ Yamaha 62
19 M・ド・ルーバー Yamaha 55
23 J・ドゥーガン Yamaha 26
24 M・モンニ Yamaha 25
28 H・ブラッケ Yamaha 16
36 L・コレイア Yamaha 7
42 R・ニガード Yamaha 3
44 K・リンドストローム Yamaha 2
53 A・ロザノ Yamaha 1

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 KTM 534
2 Yamaha 473
3 Suzuki 471
4 Honda 435
5 Kawasaki 328
6 TM 229
7 CCM 7
8 Aprilia 1

COMMENT

S・フロサード選手談(5位/12位:総合8位)

「ロケットは自分にとっていつも難しいコース。第1ヒートのスタートは良かったけど、ドゥサルにコーナーでプッシュされていくつか順位を落としてしまった。追い抜きはすごく難しかった。長い間、トップグループで走っていて、あらゆることをトライしたけど抜けなかった。楽しいライディングではなかったし、良いヒートではなかった。第2ヒートではボブリシェブに第1コーナーでぶつけられて転倒しそうになったけど、どうにかこらえた。すぐに8位まで挽回したけど、その後ジャンプでカイローリが僕の上に降りてきた。再スタートするのは大変だったけど12位まで挽回した。これはひどすぎた。今日はドゥサルにポイント差を広げられたけど、ボブリシェブを少し引き離すことができた」

ページ
先頭へ