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ヤマハ発動機株式会社

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2012 鈴鹿8耐 スペシャルサイト トップページへ

LEGENDARY MACHINES

これまでに、鈴鹿8耐を彩ったヤマハのマシンを紹介します。

1989年:FZR750R(0W-01)

TT-F1“レプリカ”全盛時代の1989年4月に500台限定で発売されたモデル。1987年、1988年と鈴鹿8耐を連覇したファクトリーマシン・YZF750の技術をフィードバックして開発、レース用のベースマシンとして高い性能を備えた。「YZF750の良さが100%生きている」とは、鈴鹿8耐2連覇のケビン・マギーのヤマハテストコースでFZR750Rを試乗したコメントだった。

5バルブエンジンのボアストロークは、従来の68×51.6㎜から、さらにショートストロークとなる72×46.0㎜となる。この高回転化にあわせてコンロッドはチタン製に。肉抜きのクロモリ製カムシャフトが採用され、シリコンオイルテーパー線のバルブスプリングを介しサイズアップした23㎜径の吸気バルブを開閉。ピストンリングは、燃圧用リング1本を割愛した2本式となり、ピストン前高を低く抑え擦動抵抗を低減。そのエンジンは3点リジッド懸架でアルミ製デルタボックスフレームに搭載された。フロントフォークアウターチューブは43㎜径、ミシュランとの共同開発によるラジアルタイヤが採用され、スーパースポーツファンから、レース参加ライダーまで支持を得た。

発売初年度の8耐にFZR750Rは、約20台がエントリー。この中で、ピーター・ゴダード(豪)、加藤信吾のペアは180周目、先行するK・シュワンツ/D・ポーレン組(スズキ)がピットインする間に3位に浮上すると、そのポジションを守り終盤へ。トップのD・サロン/A・ビエラ組(ホンダ)には3周遅れたが198周でチェッカーを受け3位表彰台。並みいる競合チームのファクトリーマシンにヒケを取らない戦闘力を示した。レースでの潜在力を持ち味としたヤマハ750ccは、その後YZF750R/SP(1993)、YZF-R7(1999)へと進化していくのだった。

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