ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.17 11月6日 バレンシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第17戦バレンシアGP
■開催日:2005年11月5日(土)予選結果
■開催地:スペイン/バレンシア(1周4.005km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:19度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分31秒874)
REPORT
エドワーズが予選6位。ロッシは振るわず15位
ヤマハ・ファクトリー・レーシングのV・ロッシは予選15位。予選セッションの残り11分で転倒し、スペアマシンで再度アタックを行ったが順位を上げることができなかった。明日の決勝はシーズン12回目、そしてこのコースで連続3回目の優勝をかけ、グリッド5列目からスタートする。
チームメイトのC・エドワーズは、新しいライディングフォームの効果もあり先日のタイムを2秒更新。6位、2列目からのスタートとなった。ポールポジションはS・ジベルナウ(ホンダ)、2位にM ・メランドリ(ホンダ)、3位にN・ヘイデン(ホンダ)がつけた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'31.874 |
2 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'32.111 |
3 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'32.217 |
4 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'32.374 |
5 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'32.384 |
6 | C・エドワーズ | Yamaha Factory Racing | Yamaha | 1'32.456 |
7 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'32.482 |
8 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'32.518 |
9 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'32.663 |
10 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'32.682 |
11 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'32.785 |
12 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'32.966 |
13 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'33.005 |
14 | 青木 宣篤 | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'33.393 |
15 | V・ロッシ | Yamaha Factory Racing | Yamaha | 1'33.503 |
16 | 清成 龍一 | Camel Honda | Honda | 1'33.874 |
17 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'33.874 |
18 | R・ロルフォ | Team D’Antin Pramac | Ducati | 1'34.978 |
19 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'35.158 |
20 | K・ロバーツ | Team Roberts | Proton KR | 1'35.374 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'35.712 |
COMMENT
C・エドワーズ選手談(予選6位/1分32秒456)
「予選結果には半分だけ満足。序盤はちょっとした問題が出ていたが、それを克服して、予選タイヤを履いてこのタイムが出た。新しいライディングスタイルによって改善できた部分があるが、これを完璧なものにするまでには100ラップは必要だ。だから冬季テストが待ちきれないくらい。チームは今日もハードワーク。ミシュランもまた、たくさんの選択肢を用意してくれた。皆のサポートに応えるためにも、最終戦を好成績で飾りたい。このサーキットは雰囲気も最高なので明日が楽しみだ」
V・ロッシ選手談(予選15位/1分33秒503)
「予選タイヤでアタックしていたときに転倒した。好タイムを記録する自信があって、おそらくあの時はアグレッシブになりすぎていたのだろう。滑っていったときにひじと脚を少し擦りむいたが、明日の決勝には問題ない。グリッド位置はこれまでで最低。いくつか問題も残っているが、走りは悪くなかったしリズムもつかめている。このコースは抜きにくいので、スタートから1周目まででどこまで順位を上げられるかが鍵になってくるだろう。目標はトップ5。それ以上はたぶん難しいだろうな。でも面白いバトルをお見せできると思う」
D・ブリビオ、ヤマハ・ファクトリー・チーム監督談
「コーリンは2列目につけたが、レースペースはまだ完全にはつかめていない。一方のバレンティーノは5列目だがペースをつかんでいる。両方を合わせることができればちょうどいいのだけれど。バレンティーノにとってはかなり厳しいレースになるだろうが、これが現実なのだから精一杯サポートするのみ。幸い、すでにすべてを勝ち取っているので焦る必要はないが、最終戦を良いレースにしたい。状況は厳しいが、明日のウォームアップも全力をつくし、決勝に臨みたい」
T・エリアス選手談(予選13位/1分33秒005)
「午前中のセッションで派手な転倒をしてしまった。怪我はなかったが、午後の予選ではあまりペースがあがらなかった。今日はずっとフルタンク+レースタイヤで走り込んだ。ポジションでは上位に届かなかったので厳しいレースになるだろうが、スタートでなるべく前へ出てトップグループについていきたい」
R・チャウス選手談(予選17位/1分33秒874)
「一生懸命、頑張っているしマシンはよく走っている。でも依然として厳しい状況だ。明日はなんとかリズムをつかんで、ポイントを獲得したい」