ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 8月28日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第11戦チェコGP
■開催日:2005年8月27日(土)予選結果
■開催地:チェコ/ブルノ(1周5.403km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:41度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分57秒504)
REPORT
ロッシが予選4番手を獲得!
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズは、それぞれ予選4位と9位。ロッシは終盤で一気にタイムを短縮、自らが持つラップレコードを1秒近く更新する1分57秒875を記録してグリッド2列目に並んだ。
ポールポジションを獲得したのはS・ジベルナウ(ホンダ)。2位にN・ヘイデン(ホンダ)、3位にL・カピロッシ(ドゥカティ)が続いた。エドワーズは午前中のフリープラクティスで3番手につけていたが、予選セッションではペースが上がらず9位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'57.504 |
2 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'57.551 |
3 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'57.685 |
4 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'57.875 |
5 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'57.999 |
6 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'58.185 |
7 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'58.223 |
8 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'58.277 |
9 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'58.323 |
10 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'58.337 |
11 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'58.490 |
12 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'58.610 |
13 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'58.662 |
14 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'58.793 |
15 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'58.815 |
16 | 青木 宣篤 | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'59.495 |
17 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'59.734 |
18 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 2'00.529 |
19 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 2'00.879 |
20 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 2'01.535 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 2'02.585 |
22 | J・マクウィリアムス | Team Roberts | PROTON KR | 2'04.663 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選4位/1分57秒875)
「セットアップがうまくいった。とくに決勝用のタイヤが好調で、ペースも非常に良かったと思う。1分57秒8ならフロントロウに並べると思っていたが、カピロッシが最後に一気にタイムを上げたため4位になってしまった。ジベルナウとヘイデンもかなり手強いので、決勝は激しい戦いになりそう。でも決して、最後まであきらめない。チャンピオンシップはまだ終わっていないし、今はただ、明日勝つことだけを考えている」
C・エドワーズ選手談(予選9位/1分58秒323)
「いい感じで走れた。決勝用タイヤでのフィーリングにも満足している。予選タイヤを履いたときには残念ながらフロントエンドが飛び跳ねる感じになってしまって、そのあとは思うようにタイムが上がらなかった。10ラップ目以降がもう少しうまく走れるように、タイヤについては作業を行うつもり。レース後半で59.5から59.6あたりで走ることができれば好成績も望めるだろう。今晩、チームのみんなと話し合って、朝のウォームアップで何をすべきか決めたい」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノはいいペースで走れた。でも、好調なのは彼だけじゃないから、明日はやはり厳しい戦いになるだろう。おそらく数台がからみ見応えあるバトルが展開されると思う。トップ争いは、フロントロウの選手に限らず、後からもどんどん加わっていくだろう。コーリンもその一人になると信じている。まだ問題は残っているが、きっと解決してくれるだろう。二人ともフロントロウを逃してしまったが、そんなことは問題じゃない。二人とも全力で上を目指してほしい」
T・エリアス選手談(予選15位/1分58秒815)
「タイムには満足している。少しずつ上がってきたときにはフロントロウも狙えるかと思っていたが、みんなもやはり上げてきた。いくつか問題を解決できたが、まだ完璧ではないので、このままもっと頑張って、明日のウォームアップでさらに前進できるよう頑張りたい。今回はシーズンで初めて、予選タイヤの恩恵を受けることができた」
R・チャウス選手談(予選20位/2分01秒535)
「あきらめるつもりはないが、あまり走ったことのないこのサーキットは、シーズンのなかでもとくに難しいと感じた。今の問題はコーナー進入の挙動。ソフトタイヤを履けばかなり感じが良くなるが、レース距離は持たない。コーナリングの安定性を高めることがウォームアップの課題」