ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.09 7月24日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第9戦イギリスGP
■開催日:2005年7月23日(土)予選結果
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(1周4.023km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:25度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分27秒897)
REPORT
ロッシ、今季5度目のポール獲得!
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシが、自らがもつポール・レコードを約1秒も更新する1分27秒897を記録して今季5度目のポールポジションを獲得。2番手には0.285秒差でS・ジベルナウ(ホンダ)がつけた。
またロッシのチームメイトのC・エドワーズは6位で2列目スタート。午前中のプラクティスではロッシに次ぐ2番手にいたエドワーズだが、タイム計測が行われた午後はリアタイヤの選択作業が思うようにはかどらず順位を下げた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'27.897 |
2 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'28.182 |
3 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'28.295 |
4 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'28.394 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'28.415 |
6 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'28.656 |
7 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'28.720 |
8 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'28.726 |
9 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'28.976 |
10 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'29.231 |
11 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'29.731 |
12 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'29.742 |
13 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'29.816 |
14 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'29.890 |
15 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'30.151 |
16 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'30.260 |
17 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'30.342 |
18 | S・バーン | Team Roberts | PROTON KR | 1'31.026 |
19 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 1'31.180 |
20 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'31.791 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'32.684 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選1位/1分27秒897)
「今回のポールは特別なもの。だってここは第2のホームGPみたいなものだからね。きのうは雨に邪魔されて時間を無駄にしてしまったけれど、今日は気温も上がりきのうより良いコンディションになった。こういう天気なら、ここドニントンパークは本当に楽しく走れるコースなんだ。とくにMotoGPバイクで走ると素晴らしい、好きなコースの一つ。しかもここではいつも好成績だ。タイムも去年から1秒近くも縮まって気分がいいし、マシンの調子もとてもいい感じ。当然、決勝は厳しい戦いになるだろうが、とにかくベストを尽くすのみ。それと明日は晴れて欲しいな。みんな同じ気持ちだと思うけどね」
C・エドワーズ選手談(予選6位/1分28秒656)
「午前中のセッションでは、決勝ペースで1分29秒2ととても順調だった。午後はあまりうまくいかなかったけれど、24周使ったタイヤで1分29秒6が出てるから、そのことを差し引けば十分トップを狙っていける状態だと思う。本当はソフトコンパウンドのタイヤで1分27秒台を狙っていたんだけど、セッション序盤で構造の違うリアをテストしたらフロントがチャターを起してしまい、ちょっと自信をなくしちゃった。結局、午前中のような感じではフロントをプッシュできなくてラップライムも希望には届かなかった。いずれにしろ、スタートさえうまくいけば1コーナーで追いつけるんだ。1列目も2列目も同じことさ」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「ここまではとても好調。バレンティーノは去年のタイムをコンマ9秒も更新する素晴らしい記録でポールを獲得。これはチームにとって大きな進歩だ。コーリンは希望どおりのポジションを得ることができず残念だったが、レースセッティングではとても速いので2列目でも問題ないと考えている。二人ともとてもいい感じ。明日、晴れてくれれば二人はそろって上位に入れるだろう」
R・チャウス選手談(予選14位/1分29秒890)
「マシンがいいことはわかっているんだけど…。今まで15年間、僕はずっとアグレッシブな乗り方をしてきた。でもこのマシンはそういうふうに乗られるのが好きじゃないようなんだ。スロットルはやさしく開けなければならない。それが僕にはまだできない…。転倒してトップ10に入れなかったのは残念だった。でも決勝は頑張るよ」
T・エリアス選手談(予選17位/1分30秒342)
「手の痛みがまだ消えないんだ。少しずつでも良くなってくれることを願うばかり。予選では痛み止めを打っていたのに…。結局このけがの問題と技術的な問題のために思うような結果が得られなかった。技術的な問題だけは明日までになんとか解決したいね」