ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.04 5月15日 フランス
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第4戦フランスGP
■開催日:2005年5月14日(土)予選結果
■開催地:フランス/ル・マン(1周4.180km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:21度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分33秒226)
REPORT
ロッシとエドワーズで予選グリッド1・2番手!
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズが予選グリッド1位と2位を獲得。午前中はウエットだった路面が午後にはドライに変わり、各車、決勝用セットアップに力を注ぎながら、ライダーたちも見事な集中力を見せた。
セッションも残り8分となったときに、まずエドワーズが1分33秒449のタイムでトップに浮上。その後予選タイヤに履き替えさらにタイムアタックを行ったが、チームメイトのロッシが1分33秒226でトップを奪取した。
一方のフォルトゥナ・ヤマハ・チームでは、T・エリアスが1分33秒991と、ロッシのポールタイムにわずか0.765秒差の12位、R・チャウスは1分35秒772の16位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'33.226 |
2 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'33.449 |
3 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'33.465 |
4 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'33.467 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'33.514 |
6 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'33.536 |
7 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'33.594 |
8 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'33.699 |
9 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'33.727 |
10 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'33.773 |
11 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'33.876 |
12 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'33.991 |
13 | O・ジャック | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'34.403 |
14 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'35.068 |
15 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'35.231 |
16 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'35.772 |
17 | S・バーン | Team Roberts | PROTON KR | 1'36.249 |
18 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 1'36.319 |
19 | J・vd・グールベルグ | Konica Minolta Honda | Honda | 1'36.595 |
20 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'37.265 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'37.341 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選1位/1分33秒226)
「去年はあまりうまくいかなかったコースだから、このポールポジションは重要。プラクティスでは少し苦労したが、今日は天気が良く、路面コンディションも良かったので時間を効率よく使って、タイヤとサスペンションのセッティングをしっかり行いタイムを上げることができた。決勝用セッティングも悪くないし、予選タイヤではグリップが素晴らしく完璧な走りができた。コーリンも2位につけ、ヤマハの強さを証明できたのはうれしいこと。彼は速いし、YZR-M1のポテンシャルを見せつけた。明日も二人でいいレースを見せるたい」
C・エドワーズ選手談(予選2位/1分33秒449)
「オフシーズンを含めここまでの3レースの苦労がここで報われたという感じ! 1台はベースセットアップ、もう1台にはこのコースに合わせたさまざまな変更を加えていき、それが完璧な答にいき着いたんだ。決勝用セッティングが非常にうまくいっていたので、ミシュランの提案で、予選タイヤに換える前にソフトコンパウンドを履いたらそれが功を奏した形。ここまで一緒に頑張ってくれたチームのみんなにとってもうれしい結果だ」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「今日は素晴らしい仕事ができた。とくにライダーたちが頑張った。まだ予選の段階だが、2台が1-2を獲得したことはうれしく、自信になっている。明日も良いペースをキープし、バイクのポテンシャルをしっかり引き出して戦ってくれると思う」
T・エリアス選手談(予選12位/1分33秒991)
「いいタイムが出たので、もっと前のグリッドを確保できるかと思っていたのに、ピットに帰ってみたら12位だった。でも、タイムはたしかに良かったんだ。ポールからわずか0.7秒差なんだから満足できる。今回はドライが少なくチャンスも少なかったが、それでも日々、前進できている。明日の朝にもう少し調整の必要があるが、スタートさえうまくいけば良いレースができると信じている」
R・チャウス選手談(予選16位/1分35秒772)
「僕がバイクに合っていないのか、バイクが僕に合っていないのか、あるいは僕の要求がうまくチームに伝わっていないのか…。でも少なくとも全力で頑張っているので、必ずうまくいくと信じている。MotoGPのバイクは常に110%の力で乗るように設計されているもので、セッティングのほんの小さなミスがラップタイムに大きく影響する。決勝は明日。全力を尽くす」